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オーソドックスなコピーをChatGPTと作る

コピー制作の第1弾です。
文章の作成がうまいChatGPTと会話をしながら、
サービスのコピーを考える手順をご紹介したいと思います。

また、ChatGPTが作ることができるコピーを、
ウェブマーケティングのどの場面で使えるか?
ご紹介していきます。

確実に強みを伝えるコピーがまず必要

BtoBのウェブマーケティングにおいては、
「独自性の高い、心に響くメッセージ」よりも
「確実に強みを伝える」ことのほうが多くの場面で効果的であり、
特に後者はChatGPTが強力なサポーターになります。(前者ももちろん案はたくさん出してくれます。)

トップページやランディングページのファーストビューなど、
限られた場面では目に留まるようなはっとするコピーがあることが
メリットになりますが、
実際に利用する場面が多いのは
・サービスページのコピー
・ミドルページを作成するときのサービスサマリー
・各ページのmetaの説明文
・リスティング広告の機械学習用のコピー
などです。

ありふれた言葉だとしても、
確実に強みを伝えるコピーのほうが出番が多いわけです。

ChatGPTはこのタイプのコピーが得意なので、
たくさんの上記のようなコピーやリード文を作る際、
効率化を手助けしてくれます。

物流会社のコピーの例

まずは、オーソドックスに「確実に強みを伝える」ためのプロンプトの例です。ここでは総合力に強みのある物流会社を想定しています。

あなたは優秀なコピーライターです。
私たちは、物流ビジネスをやっています。物流をお客様のニーズに合わせて、多様な輸配送車両を保有し、納期管理、温度管理のなどをITを活用して行っています。協力会社とのパートナーシップで、各拠点の物流センターを効率的に活用し、多様な要望に応えます。高度なIT管理で総合的な物流ソリューションの提案力が強みです。

このビジネスのコピーを考えてください。

はじめに出たコピー

単に「コピー」というと、概要文・リード文のようなものになりやすいです。短いコピーにしたい場合は、「キャッチコピー」というか、文字数を制限すればできます。

少し変化をつけてみます。

100文字以内にして、5パターン出して。

100文字以内のコピー

キャッチコピーに近づいてきました。表現すべき内容が随所に入っています。このままで使えるケースもあるかと思います。

ただし、他の回にも書きましたが日本語での文字数はけっこうバラバラです。(英語のワード数をベースにカウントしている可能性が高いため)

100文字と指定していますが、日本語としては50文字以内になっています。そのあたりは自分が欲しい文字量に合わせて、2倍くらいのさじ加減で調整するとよいと思います。

また別の切り口を試します。

メタディスクリプションに転換する

meta descriptionに記述する形式にして

meta descriptionへの記述に変換

メタディスクリプションの説明もしてくれますし、メタディスクリプションの意味を理解し、お客様が訪問したくなるメッセージを一応いれようと頑張ってくれます。

細かく言えば、冒頭の一番目がいくところが汎用的な文だったり、具体的なコンバージョンポイントがないなどの改良ポイントはありますが、使えないことはないです。

本当にメタを書かせたければ、本文の主要部分をコピーし、ChatGPTに読ませたうえで同様の処理をすればもっと具体性のあるものになります。
※サイトのクロールができないので、テキストでとってきて、貼る

たくさんのページのメタを、各ページオリジナルで作成するときなどには、ひとつひとつ人間が書くよりも大幅な効率化が期待できます。

広告用のコピーに転換する

さらに違う切り口を試します。

40文字以内のコピーを10個出して

ショーとコピーをたくさん作る

google広告などのテキスト広告やレスポンシブ広告のフォローテキストで使えそうです。

たくさん設定をしたほうが広告側の機械学習を効果的に回してくれるので、
クリック率増加などにも期待できます。

広告を社内運用している場合、このへんがなおざりになっているようであればすぐに使えるかもしれません。

さて、いろいろな場面で「確実に強みを伝えるコピー」が使えそうですが、まだふんわりした訴求ポイントなので、
視点を変えて、コピーの中身そのものを強化すること目指してみます。

数字を入れたコピーを作る

コピーを考えてくれる最初の会社概要文に具体的な数字を入れて、改めてやり直してみます。

あなたは優秀なコピーライターです。
私たちは、物流ビジネスをやっています。物流をお客様のニーズに合わせて、多様な輸配送車両を保有し、納期管理、温度管理のなどをITを活用して行っています。協力会社とのパートナーシップで、各拠点の物流センターを効率的に活用し、多様な要望に応えます。高度なIT管理で総合的な物流ソリューションの提案力が強みです。30拠点の地域ネットワーク、100台を超える保有トラック台数、ドライバー平均年齢30代。5期連続成長。

このビジネスのキャッチコピーを10個出してください。


見事なスルー

数字がない、、、

見事に数字がスルーされました。

悲しかったので「数字も入れて欲しいんですが、、、」と追加したのが、以下です。

数字を入れたコピーができる

入れてくれました!

冒頭の数字を活用していることはもちろん新たに
・100%納期遵守(そこまでいっていいかは別問題)
・平均10%のコストダウン
・平均2時間の輸送時間の短縮(前提条件が難しそう)
・事故率は0.1%以下
など、もともとない視点の数字を入れてくれました。

しかもちゃんと物流の課題に合わせた数字を!このままは使えないかと思いますが、
もしいいコピーになりそうだな、
ということになれば数字を調べなおすということでもよいかと思います。


まずは強みを着実に伝える、ということができそうです。

しかも、あらゆる業種、業態、強みであっても、短時間で

コピーライターを雇うほどでもない、
というページや広告もたくさんあるはずです。
そういった場面ではかなり戦力になってくれるのではないでしょうか?

コピーも奥が深いので次回別のアプローチを試します。


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