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チーム雷電体験型恋愛シミュレーションゲーム

という電波を受信したので掘り下げてみます。

テーマは「キミの力で雷電をMリーグ優勝に導こう!」です。
プレイヤーが4人目のチーム雷電となり、2年連続(多分3年目も?)ファイナル進出ならずの雷電を救うというのが共通の目的となります。

また、所謂ギャルゲーらしく3つのルートが存在しており、

①瀬戸熊ルート

②セレブルート

③ハギールート

から好きなルートを選ぶことが可能になっています。
ハッピーエンドを見るためには優勝するだけでなく各ルート別の条件を満たす必要があるので、ここから一つ一つのルートの詳細を解説していきましょう。

①瀬戸熊ルート

クリア条件:瀬戸熊さんの好感度がMAXの状態で、チーム雷電を優勝させる

このルートで最も重要なのは瀬戸熊さんの好感度です。
ではその好感度を上げるにはどうすればいいのか?
その答えが以下のフローチャートに隠されています。

例えばMリーグの対局で相手から先制リーチが入ったとしましょう。
早いうちから屈してベタオリを繰り返せば繰り返すほど、瀬戸熊さんの好感度は落ちていきます。
逆に、心を決めてシャンテン数を上げていき、追いつき勝利となれば瀬戸熊さんの好感度も急上昇です。
もし見合う手での勝負ぶりで痛恨のラスを引いてしまったとしても、それで好感度が落ちることはありません。
一方、ケイテンを狙って迂回したなどのくだらない放銃をしてしまった際に瀬戸熊さんの好感度がどうなるかは、もはや言うまでもないでしょう。
↑のチャート通りに麻雀を打った結果勝てるかどうかは別にして、瀬戸熊さんの好感度が上がることは間違いありません。

ですので瀬戸熊ルートでは、このチャートに則りつつ雷電が優勝できるくらいポイントを稼ぐことがプレイヤーには求められます。これを修羅の道と思うか至極簡単な話と思うかはあなた次第です。

また、他人の勝負手を蹴る愚形ツモのみや、連荘中に先制リーチに対して無筋を何本も切り飛ばしてのアガリなどは瀬戸熊さん好みのアガリであるため、積極的に狙っていくといいでしょう。
間違っても一発消しを入れた結果リーチ者にツモられる、なんて麻雀はしてはいけません。

好感度upの報酬→トルネードツモの解禁、一緒に公園でエクササイズからのお参り、隊長との邂逅など…

特別演出→手詰まった際に一番安全そうな牌で放銃すると、瀬戸熊さんのカットインがあり「追い込まれた時は二番目に安全な牌を切るのがいいです。一番安全そうな牌というのは心が逃げている証拠なので。これは間違いないです」というご高説を賜ることができる。

②セレブルート

クリア条件:自身の副露率が10%未満のままチーム雷電を優勝させる

このルートは人によってはとても楽しく麻雀が打てるかもしれません。
基本、本家のように自分の手にドラや打点の種がジャンジャン来ます。跳満、倍満クラスの手も珍しくはありません。

ただ、セレブルートは鳴くとそれから何も引かなくなるという宿痾に縛られています。

北のポンテンをとりたくなる形ですが、鳴いたが最後自身の手に69sが来ることはありません。
松実玄という咲(漫画の方)のキャラをご存知の方であれば想像しやすいと思うのですが、鳴いてしまった暁には次局以降にもそれが波及し、一気にゴミ手ばかりが来るようになってしまいます。

タンヤオドラ3や役役ドラ赤といった鳴いていけるマンガン手で、ど急所が出てきたとしてもそこを鳴いたが最後一切手が進まなくなるという設定は、人によっては瀬戸熊さんのフローチャートに則って打つ以上に苦難の道かもしれません。
黒沢咲という打ち手の精神性がいかに特異であるか、改めて実感できるいい機会になるかと思います。

好感度upの報酬→黒沢さんのサービスシーン(?)、黒沢家での優雅なランチ、黒沢チャンネルへの出演(with瀬戸熊さん)など…

③ハギールート

クリア条件:雷電を優勝に導く

あれ?なんの条件もないの?優勝するだけ?と思う方が多いと思います。
実際瀬戸熊さんや黒沢さんのように、常時何かしらの縛りがあるわけではありません。
基本的には普通に思うような打牌選択が可能です。

ただ、ハギールートに災いが訪れるのはいつも突然です。

ラス抜け争いのライバルからリーチがきた同巡に自身もテンパイ。
3pを切って追いかけるか、一手遅れは承知で89pを叩き切り良形追っかけに行くか…ヨシ、3p切りリーチだ!
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしハギールートでは、こういった場面で唐突にリーチボタンが押せなくなる現象が多々発生します。

例えばこの局面。
オヤで押さえ付けリーチだ!と思っても、なぜかリーチボタンが押せないのです。
決してバグではありません。これこそがハギールートという茨の道の特徴です。

なお、1巡回すとリーチボタンが解禁されるケースもあるようなので、どうしてもリーチしたい人は少し待ってみましょう。

同じ理屈で、極薄で三色が見える孤立牌なども急に切ることが出来なくなります。画面を何度タップしてもその牌だけ反応しなくなるのです。
それ以外にも、ツモり四暗刻のリャンシャンテンくらいになった段階で自動鳴きなしモードになり、例えアガリトップだろうがドラが沢山あろうがツモスーテンパイでリーチを打つまで鳴きもオリも選択できなくなってしまいます。
あなたはこれでもチームを優勝に導く自信がありますか…?
もしかしたら、ハギールートが最もクリアの難しい設定になっているかもしれません。

好感度upの報酬→手牌中央への引きヅモモーションの獲得、ハギーのインスタへの登場権利など…
なお、瀬戸熊ルートとハギールートを全クリした場合、萩×熊の濃厚なサービスシーンがボーナスとして解禁されます。


いかがだったでしょうか?
2020シーズンは命からがらセミファイナル進出を決めたチーム雷電。
依然逆境に置かれている彼らをプレイヤーの手で優勝に導けるかもしれない。
こんな新感覚麻雀ゲームがあってもいいのではないでしょうか?
Cygamesさん、ウマ娘のブームが落ち着いた暁にはこっちのゲーム化を宜しくお願いします。

あ、ちなみに、各ルートでクリア条件を満たせなかった場合には攻略対象がMリーグをクビになるバッドエンドが待っています。
雷電ファンだけでなく、ハギーのアンチの方々も楽しめるゲームになることは請け合いですね。

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