無料【まとめ】TMS治療記1回目〜4回目（右脳と左脳/どっち）

まずは生き延びよう@メンタルの鍛え屋

2020年1月8日 01:32

【一回目】ブレインクリニック東京でTMS治療を受けてみた（発達障害/アスペルガー/自閉症スペクトラム/ADHD）

少し頭痛があり、あまりかくことができなかったけれど、収まってきたので。

思うに、このノートは需要があると思っている。発達障害のTMS治療は日本では現在唯一、東京ブレインクリニックだけで行なっている。更に、値段も一回平均すると約2万円程度。なかなか、モルモット感がすごい。

という訳で1回目を受けてきました。前日に家族にも伝える。

「思考が多動だ。考え事で眠れない。あと、こうあるべき思考がとても強い。これに困っているから、治せるなら治したい」

家族は怪しがってましたよw ただ本人の希望ならということで、特に止められることはない。もういい歳ですし。

クリニックに行き、説明を再度受ける。

「簡易法と、より詳細な方法の二つがあるが、その違いは？」

「アスペルガーの場合、一般的な電磁波を当てる部位である前頭葉に照射します。まぁ、こちらで大丈夫だと思いますよ。後者の詳細な方法は、よりピンポイントで当てていきます」

高度プランのセールストークも特になく、値段の高いプランの説明もざっくり。予算は30万以内と決めていたので、全16回の28万プランを選択。一回平均1万7千円強。高いですねー。高い。

なぜこんな高いお金を払うのか、また払えるのかというと、退職金が入ったこと、会社員時代にこつこつ給料から天引き貯蓄していたこと。あとは、僕には物欲も食欲もなんというか欲望がそんなになくて、ぶっちゃけいうと生存欲もそんなになくて、ぐるぐる思考がなくなる魔法があるなら払うよ、という気持ちになったから。一種のギャンブルに近い。この治療法が適切なものであれば、ギャンブルでも受けようと思って受けるような時代じゃなくなればいい（いいたいこと伝わるかな？もっと安全性が保証された治療法にいつかなればいい）。

とにかく、ダメ元で受けてみた。

「ちなみに、痛みには強い方ですよね？（謎の決め打ち）」

「いや、めちゃめちゃ弱いです！歯医者とか超苦手です！ロキソニン下さい！プラシボでいいので、ロキソニン下さい！」

「わかりましたw ショウシという麻酔があるので、それ使いますね。初めは強い照射の方がいいので、ちょっと痛いかもしれません」

いやだよー、体験談にも痛いで書いてあったし、脳の痛みとか最悪だ。。そんなこと思いつつ、呼ばれる。モルモット部屋へ。初めに、「ショウシ」と呼ばれる謎の麻酔を吸い込む。鼻の二つの穴から吸引しするタイプの麻酔。吸ってるうちにクラクラしてきた。というより、眠くなってきた？

看護師さんのような方が、おでこ斜め左に機械を設置し、ナースコールを右手に持たされる。電流みたいなものをパチパチと前頭葉に当てているらしい。よくわからない。超モルモット感すごい。痛いですか？と聞かれ、麻酔がなかったら痛いけど、大丈夫と答える。

そのまま、20分間、照射タイム。0.8秒に一回くらいで照射。いやこれ、想像以上に強い。麻酔なかったら多分やめてしまうかもしれないと思った。

打たれているうちに何を考えていたか。。怖いなーということと、「これまで考えごとに人生でどれくらい時間使ったかなー？」ってことを考えた。そんなことを考えたのは初めてだったので、すごく覚えている。無駄なことに時間使ったんじゃないかな？と。すごく覚えている。

20分が終わり、麻酔が効いてふらついたので、待合で休憩。おでこ左上が少し痛む。怖ー、と思いつつ、帰路へ。

その日はなぜか夜10時に眠りについてしまった。朝起きると頭痛があり、昨日照射したところ。大丈夫かな？損傷してない？と怖くなる。

ただね、同時に、頭がさっぱりした感覚もあるんですよ。マインドフルネスというとそのままかもしれないけれど、そんな感じ。精神安定してるような気がする。ただ、1回目なのでまだよくわからない。

面談した先生は、自分で40回やったらしい。

途中でやめたくなったら、残りの回数ー2回分を返金（残り10回分残っててやめる場合は、8回分の料金を返金）というシステム。そんなに悪くないんじゃないか。

追記

2019年9月現在、9回目のTMSを終えました。一番の成果は人生に前向きになれたことです。家に引きこもっていた地獄時代とは運気が変わってきているのを感じます。

尚、必ずしもブレインクリニック東京である必要はないと思います。例えば、つのおクリニックさんという渋谷の病院も評判がいいです。

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東京ブレインクリニックTMS治療2回目（治療により訪れる思考の変化）

受けてきて、即待合で書いている。

前回は過去の記事をどうぞ。

この体験談、必ず後世に（いいすぎかな）誰かの助けになると思う。

今日は前回の左脳だけでなく、右脳にも照射。

曰く、左脳は思考を司り、右脳は感情を司るとのこと。つまり、前回に左脳に照射し、マインドフルネスになったような気がした（考えすぎなくなった）のは、それが関係している。左に当てると思考に、右に当てると気分に影響があると捉えて間違いじゃないのかもしれない。事実、そんな感じ。右と左で全然違う。

◾️左脳に当てている時に考えていたこと

・考えすぎ

→具体的には、過去に離婚のことですごい悩んでいた。けれど、あれは既に起きてしまったことだし、誰が悪いわけでもない。なぜ、僕は誰かを責めるのだろう？ただ、人が存在しただけなのに。

→うちの家族も考えすぎな人多いなー。親父とか。理論家というか、評論家というか。もっと楽に考えればいいのに。日本人は考えすぎなのかな？幸せのハードルが高いのかな？幸せになりすぎちゃったのかな？生きて食べていることを幸せの基準にすれば、いつも有難いと思うのにな。

◾️右脳に当てている時に考えていたこと

・今、不幸な状態だと思っているけれど、大学2年間も休学と留学して遊んで、だいぶ遊んだ人生だったなぁ。親に感謝しないといけないな、それだけでも。なんで親を憎んでたのかな。責めるのかな、俺は。

・気持ちいいな。幸せな感覚ってこういうことかな。ずっと続けていたいな。

語弊があるかもしれませんが、安楽死ってこんな感じなのかなと思った。大いに語弊がある言葉だと思う。実際、自分が死ぬ時のことを考えた。それはとても幸せなイメージで、自分の家族（特に子孫）に対して、「胸を張れ、今まで立派に生きてきた。胸を張れ」と言っている自分。本当に不思議です。

こんなところでしょうか。実は、最近こんな思考回路してなかったんです。それが苦しくて、ネガティブ迷路で。

前回は左脳のみ、今回は両方に当てて行きました。前回よりも、頭がクリアになった。感覚としては、うつの状態（頭にもやがかかっている状態）が、すこし、いやかなり晴れ渡った感じでしょうか。

うん、今日も怖かったけれど、いい感じの気分になれている。もしかしたら、突破口になるのかもしれない。

と、読む人によっては逆に危ないんじゃないかと思われてしまうそうな治療ですが、僕はあくまでもその時に感じたこと、考えたことをそのまま書いています。それだけでも、誰かの判断材料の一つになればよし。

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TMS治療3回目を受けたら、悩み事に答えが出た話

せっかく書き始めたので、3回目も。今回は、悩み事があり、TMS治療中に何を考えるかを書きます。

実は、今フィリピン留学を考えていて、その留学先でかなり悩んでいます。具体的には、TOEICを伸ばすと謳っているサウスピークという学校に大きく惹かれているんですが、本当にそれでいいのか、自分の健康状態は？など、悩んでいた。

そのタイミングでTMSが来たので、TMS中に考えたことで決めよう！と思った。

結果、、、答えが出ました！！少し学校名なども出ますが、メモメモ。

◾️思考の流れ

（左脳に照射中）あなたにとって今一番大事なのは、リラックスして脳を休めること。そういう意味では、QQイングリッシュのシーフロント校がいい。風が気持ちいいから。TOEICコースもあるでしょう。まぁ、楽しみたいならQQ ENGLISH、TOEICをあげたいならサウスピーク。どっちがいいかは、答えはない。TMSにそこまで期待しないで。

あと、ぶっちゃけ一か月か二か月くらいでそう人生変わらないから。既にあなたの人生は今ハードモード（ちょい詰んでる）だし、一か月二か月で人生を取り戻すなんて甘い考え。

→こんな感じで、うだうだ悩んでいた思考が「何が一番大切？今のあなたにとって」をベースにスッキリしていきます。

（右脳に照射中）

◾️思考の流れ

TOEIC900を来月取ろうとしてるみたいだけど、まず取れない。取れなくて、落ち込んで、自分を追い詰めるのは今のあなたにはよくない。それよりも、フィリピン留学が終わって、「あー楽しかった！」となるのが一番いいよ。楽しい留学の何がいけないの？だから、答えを出すとすれば、QQ ENGLISHの三週間、TOEICコースを受けて、帰国しなさい。あと、TOEICは日本で申し込みなさい。これが答え。

TMSすげー！悩み事にズバッと答えを出してくれた。TMS何者？頭の中にマツコデラックスが入るの？笑

「最高の休息法」という本が待合にあり、TMSのことについて記載があったので、写メってしまいました。雑念が消える感じ、本当にその通りです。

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TMS治療の回し者みたいになってしまいましたが、特に病院から何かもらっている訳ではありません（笑）

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TMS4回目（発達障害/ASD／自閉症スペクトラム）〜効果が見られる強さ〜

もはや発達障害という言葉を使うのも気がひけるけれど、この言葉を元にたどり着く人がいるかもしれないので、キープしておこうと思う。

東京ブレインクリニックの4回目。4回目にお医者さんと久々に話す。

「TMSを三回受けたわけですが、どうですかね、今のところまだそんなに効果は出ていない感じですか？」※←この聞き方、憎いですねーー！メンタリストか！「そんなことないですよ」を誘発してますねw

「いや、第一回を受けて、ぐるぐる思考が少し減りました。また二回目では、右脳に当てた後になんというんでしょうか、幸福感のようなものが出てきましたね。TMSすごいなって感じです。でもまだわからないですね、三回なので。普通は三回くらいじゃ変わらないですか？」

「いや、三回でも大きく効果が出る人は結構いますよ。特に右脳へのTMSはリラックス効果や緊張をほぐす効果があります。いいですね」（先生嬉しそう）

「でもまだうつの感覚があって、、うつなんだと思います。でも1回目を受けてから、禁煙して、抗不安剤を漢方の薬に変えて、あとは勉強ができるようになりました。健康にはなってるようです」

そんなことを報告して、引き続きTMS照射。

4回目から麻酔がつかない（付ける場合はプラス3000円払う）。なので、事前にチキンな私はロキソニンを飲んでいった。でも脳にはロキソニンは効かないと思います。

少しずつ強さをあげていって、左脳は前回と同じ強さでできた。治療中、同じように考えがスッキリしていく感覚がある。

右脳は前回の同じ強さだと、頭蓋骨に響く感じが強かったので、二段階下げてもらった。ただ、前回ほどの治療中の変化は感じられず。前回はもっと爽快な気持ちになったんだけどな。マインドフルネスな感覚に。

ちょっともやもやして、次回は両方とも同じ強さでやってみようと覚悟した。

尚、強い弱いはどう違うかというと、強い方が単純に幅広く照射できるので、若干場所がズレていても効果が見られるらしい。僕は細かく測定するピンポイント版（高いやつ）じゃないので、一般的な場所に機械を当てているだけ。

だんだん慣れてくるのか、今回はふらつくことなく、すぐに病院を出ることができた。ただ、久々に満員電車に乗ってなぜか気持ち悪くなってしまったけれど、帰宅した今、やっとTMS効果のような頭が晴れ渡る感じになれている。ただ、これからはあまり気分が変わることを期待しないで、淡々とやった方が良いんだろうなと思った。エナジードリンクじゃあるまいし、TMSの効果はその日すぐに出るものじゃないと思うことにした。

そんな感じです。どなたかのご参考になれば。

続編の5回目〜8回目も同様に以下noteに統合しました。

最後に1回目～4回目について考察

※2020年6月追記

この記事は自分で読み返しても面白く、こんなことを考えるんだ！と自分で意外になります。多くの人がここまで内省的に考えるかというと、そうではないようです。TMSを受けているときも、考えている自分を遠くから見るような感覚でした。ストレングスファインダーという才能を見る検査で、三つ目に内省があることも一つの理由のようです。内省なんてなんのメリットがあるんだ、内向的なだけじゃないかと思ったのですが、こうしたメリット（思考を言語化して多くの人に伝えられる点）もあるようです。

この後、フィリピンへの留学をしてTOEIC900点を取れたことについては、自分でも驚きでした。いわゆる大鬱（おおうつ）=人生に対してなんの気力もでない鬱だった場合、おそらく無理だと思います。適応障害という形だったからできたことかもしれません。（環境をとにかく変えたい！という思い）

この頃の体調はというと、ほぼ記憶がありません。ブレインクリニックへ行く電車の中でもうずくまってしまうような体調でした。TMSを受けた後も、しばらく待合室で休み、その後カフェへ行って休み、帰るという状態でした。よくそんな体調で海外へ行ったなぁと思います。もしかしたらとことん休んだ方が治りは早かったかも。今は筋トレなども始め、座り込むようなことはありません。

ちなみに、日本に疲れて海外へ行くというのは結構有益だったりします。今はコロナの影響で難しいかもしれませんが、数年続くものでもないので、海外渡航も可能になるかと思います。