richmanbtcの経歴

1年目で元手20万円から年収2億円稼いだbotter(仮想通貨自動売買トレーダーの総称)の経歴。botterになる人が一人でも増えたら良いなと思って書きました。以前書いた記事の修正版

対象読者

金持ちになりたい人

略歴

脱サラ起業。赤字で無収入。個人資産100万円を切る。botterになり元手20万円で始める。2020年約2億円稼ぐ。2021年6億円稼ぐ

2020年詳細

3月。ビジネスで稼げないので、個人資産100万円を切る。やばいと思い、botterを始める。最初は株で研究。儲かることはわかったが、株だと利益率が足りなくて生活費を稼げない。bitmexで研究を始める。最初はマイナス手数料だし、適当に最良気配出しておけば勝てると思ってやったら、指値貫通コストで負ける。機械学習で予測を試みたが、4月末まで成果が出ない。しかし、この時期に「Kaggleで勝つデータ分析の技術」に出会えたのは運が良かった。本屋に毎日通って読んだ

4月末。bitmexで研究した手法をbitflyerに移植したらすぐ勝てるようになった。取引所によって難易度に差があることを知る。ちょうど半減期前でボラが出ていて儲かりやすかったのもある。

5月。月次140万円。bitflyer botは時間軸が短かったので、これ以上スケールできなかった。他の取引所を模索する。

6月。bybit研究。

7月。ftx研究。

8月。defiとかいじってた。

9月3日。bybitボットがナスダック由来?のDD食らう。証拠金の80%。総資産の65%を失う。このとき証拠金の一部を出金しておくことを覚える。例えば、運用資金全体のうち50%を証拠金に入れて運用して、残り50%は運用しない口座(国内取引所や銀行)に入れておく。利益が出たら出金して、逆にゼロカットを喰らったら、運用しない口座から補充する。

10月。現在のbybit botが生まれる。

11月。たしか月次数千万円、ほとんどbybit bot。

12月。たしか月次1億円以上、ほとんどbybit bot。

個人の税金でミスると破産するので(税金は自己破産でも消えないらしい)、ミスらないように全て日本円に変えて年を超す。

法人の方でもやってた。ロジックは同じ。多分、個人とは別に1億円以上稼いだ。

2021年詳細

今年の目標は年次200億円。何もしなくても多分bybit botは月次2億円くらい稼ぐから、多分年次20億円は行ける。でも、bybit botはスケールに限界があるので(稼ぐために必要なトレード量が、市場の売買代金を超えてしまう)、目標達成するために、同じかそれ以上スケールするbotを増やす必要があるのが、今年の課題。

1月。税金と生活費予備(1億円くらい)を除いて、資金約8000万円でボット再開初日ゼロカットを食らう。資金の75%を入れていたので、初日から年次マイナス6000万円。その後復活して、1月はプラマイ0くらい。ftxやbinanceでいくつかbotをリリース。みんな爆益だったらしいから、爆益報告できないのが、もどかしかった

2月。btcmexボットリリースして大会に参加。btcmexはbybit botと同じ手法で学習データだけbtcmexに差し替えたもの。スケールの助けになると思う

5月。btc暴落で爆損

6, 7月。少し復活。年次6.8億円。法人のほうは1月から数えて多分年次4億円くらい。今年スケールを目指して追加したbotは全て儲からなかった。後半は今までの実績から考えて確度の高い機械学習botでスケールを目指す。

自動売買研究は今回が初めてではなかった

第一次。古くは高校生の頃から、yahooファイナンスの株価で自動売買研究をしていた。当時はカブロボコンテストみたいのをやっていて。参加はしなかったが、研究していた。

第二次。サラリーマンなりたてくらいで株で自動売買していた。今はauカブコムのAPIがあるが。当時はなかった。ザラバでトレードするために、GUIソフトに株価を表示させて、数字をパースしてリアルタイムに複数銘柄の株価取得をしていた。数字が画像なのでパースする必要がある。フォントが既知なので、文字認識の必要は無く、テンプレートマッチングで良い。戦略はルールベース。半年運用したが、手数料込みでプラマイゼロくらい。手数料込みでプラマイゼロだと、たしか端数の関係上、税金計算上の損益はマイナスになるので、節税にはなる。キムラタンなどの超低位株も研究したが、約定しないことは無いが、約定頻度が低かった。証券会社ごとに優先ルールが異なる。いろいろな会社から発注してみたりしたが、ダメだった。株の自動売買で難しいのは、GUIソフト起動時にときどき起きるアップデートだった。対応コードを書いたが、それでもこれで止まっていることがよくあった。auカブコムはAPIがあるが、毎日ログインは必要らしい。同じ問題が起きるかもしれない。今後株をやるときは、なるべく日足でウェブ発注にしたい。

第三次。脱サラ1年目。gitの履歴を見たら2018年の秋。多分、多くの現存するbotterたちが生まれた時期に近いと思う。俺もbitflyerで仮想通貨の研究をしたが2週間で飽きた。このときbitflyerを開いていたから2020年初期に生活費を稼げた(2020年5月以降のbitflyer新規登録者はfx使えないので)。飽きてしまったのは、サラリーマンでお金に困っていなかったからかと思ったが、サラリーマンはすでに辞めていた。まだ貯金があって余裕こいてたのかも

効果のあった情報ソース

機械学習の実践的なテクニック。機械学習は大学の頃から知っていたが、大学でやるのは学術的なやつで、実際に性能を出すテクニックとはまったく別物だった。Kaggle界隈にある実践的な情報が参考になる。「Kaggleで勝つデータ分析の技術」が良い。コンテストの上位者の手法も参考になる