サイコーに楽しかった語り継ぎたいエピソードに天職のヒントは隠されてるかも?!

使命や天職、適職といった「私はコレだ!」と思い突き進める原動力はすぐには見つからないし、もしかしたらないのかもしれない。
だけど、今までに体験した最高に楽しくって、美しい思い出として語り継ぎたいエピソードにヒントが隠れてるのかもと感じてる話。

キラキラな回想シーンで語れそうな仕事

私が仕事をしてきた中で、最高に輝いて楽しかった日々。もしドラマだったら、絶対にキラキラな光を纏った回想シーンになりそうなこと。それは、まだ右も左もわからないディレクター1ヶ月目の頃に、出会ったグラフィックデザイナーさんとのお仕事。

デザイン歴10年程度あるデザイナーさんは、自分の世界観を持っていて、他人を寄せ付けないオーラを放ってて、近寄りがたい人だった。なんなら担当変えてほしいと上司に事前に相談してたほど!!
何回か仕事をして、思慮深いし、デザインもかっこよくて、UIもできて、未経験の私の話も聞いてくれて、会社員に染まりすぎてないちょっと反逆児っぽいところもあることがわかった。

中でも、とびっきりのキラキラシーンは2つ。

自分たちの話をただただ楽しむ2人

デザイン依頼をするときの会議シーン!
だけど、説明は10分程度で終わって、あとは雑談を30分〜1.5時間する。
例えば、
・そういえばどんなのデザインが好き?
・最近何か映画見た?
・海外はどこに行ったことある?
・この前この美術館行ったんだよね〜
・これ見たことある?
・最近何か楽しいことあった?
なんて、手がけるデザインに直接関係ないようなことを話をしてた。

ここでの会話たちは、今思い返したら何一つ思い出せないけど。シーンは鮮明に覚えてる。
・先輩や同僚から、「何ずっと会議室で話してるの?」と黄色い目で見てくる姿
・本人たちは、そんなのお構いなしで、その会話をただただ楽しんでいる姿
・めっちゃ笑ったり、理解してもらおうとガンバって説明をしたりする姿

最初は、この時間はただの遊びの時間なんだと思ってた。
だけど、これはお互いを理解する時間、アイデアを出し合う時間だった。
あえてブレストっていう名目で集まるんじゃなくて、ただの雑談から生まれるアイデアたちがあった。

想像以上のデザインに心が躍る私

デザインの発表はとってもドラマティックだった!
ウェブのデザインなのに、パソコンのキーボードに裏返しで置かれたA4の紙。
あえての紙と裏返さないとデザインが見えれない一手間の演出。

そして、肝心のデザインは、毎回、もうそれはサイコーなビジュアルだった。
ブランドにもぴったりで、遊び心もある。想像していたものよりも何百倍もかっこいい!
血がどくどくと流れて、心臓がバクバクして、大声を出したい気分を押し殺してた。

パッと紙をめくってからデザイン見た瞬間に「か、かっこいい」「あ、これあのときのアイデアだ」「お、こう表現したんだ!」と脳内で繰り広げられてた。

あの雑談時間があったからこそ、2パターンあるデザインのコンセプトが違うこともわかるし、表現したいことが反映されていることもわかる。ディレクターとしてデザインの意図を言語化する練習にもなった。

隠されてたヒント

私は自信を持って「天職や適職に出会った」とは言い切れないけれど。
このキラキラな再現シーンたちが、少しずつヒントになると思うんだよな〜

私は、成果物に貢献した証を、成果物に少しでも感じたいんだと思う。
インスピレーションやアイデアを元に、何かクリエイティブなものが作られるのを望んでいる。
要望ややりたいことがとっちらかっている状態を整理して、何か方向性を導き出すのは得意なので、
このあたりは、成果物を作るための情報整理・交通整理は、適職のひとつかな〜と思っている。

あと、自分の計画通りに進むとつまらない、良い意味の裏切りが欲しい。という欲張り願望もある。
想像以上のクリエイティブを見た時の、胸の高鳴りを感じていたい! 

これらのために、良いものを作るためのコミュニケーションができる関係を作りたい。
他のデザイナーさんとやるときって、会議というかっちりした場で、ビジネスライク付き合いをすることが多い。相手の嗜好や得意不得意を知らない状態。なことが多くて、しっくりこないことがあった。
ある程度の情報開示で相互理解を深め、心理的安全性のある場づくりのある環境で話をしたいな。


うん、これらを満たすもののなかに天職はあると思う。
これ以外にももちろんあると思うけど。ベースはここにあると思う。
出会えるのだろうか。。。。今、そこに近づいてる気がする。

おわり

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