「暗号資産の発行元がコインを保有するモラルの問題とは」Litecoin創設者 チャーリー・リー氏

Litecoin創設者のチャーリー・リー氏（Charlie Lee）にインタビューさせていただきました。暗号資産の発行元だけが事前にコインを取得するプレマイニングの問題点についてお話ししていただきました。ぜひご覧ください。

インタビュー日 : 2020年12月2日

自己開発したコインを保有するモラルは？

自分のコインを保有するのが、モラルに反しているとは思いません。

たしかにLitecoinを作った時、私は自分にコインを分配しませんでした。しかし人々が何と言おうと、Litecoinは私の創造物なので、たとえコインを自分に分配していなくとも、Litecoinとは運命共同体なのです。

もしもLitecoinが成功すれば、私にとっては良いことです。金銭的な利害関係だけが、作り手とコインの関係ではないということです。

自分のコインを保有してしまうと、作成者にとっては、かえって自分とコインの利害が食い違ってしまう可能性さえあります。

例えば自分の利益のために、フェイクニュースを流して価格を押し上げれば、それはコインの成功のために良いことではないので、コインの利益になりません。

自分のコインを保有するということ自体は、モラル的に何も問題はないと思います。モラル違反かどうかは、何をしているかによると思います。自分の作成したコインを持つかどうかよりも、コインの作成者として、どういう行動をしているのかの方が重要なのです。

自分の作成したコインに真摯に取り組み、コインの成功を目標に行動しているのであれば、コインの価格も、その行動に沿ったものになるのです。

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チャーリー・リー氏（全インタビュー記事）
初期アルトコインの問題点
Litecoinの誕生まで
自己開発したコインを保有するモラルは？
Litecoinはどういう存在か
Litecoinのプライバシー面　
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堅牢なDeFi開発の難しさ
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