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最高の販促が・・・無駄になってしまう立った一つのこと

こんにちは。鈴木貴之です。

名称未設定のデザイン (5)

これはとある男性経営者の話です。

彼は、新しいキャットフードを開発しました。

そしてそれを売る為に一流の広告代理店を雇いました。

最高のパッケージを作り、ラベルはお店の棚から飛び出て目立つものになりました。チラシも人の心を動かすようなものができました。

それらを卸売業者に見せたところ、地に頭をこすりつけるようにして「うちに売らせてください」と懇願してきました。

その結果、発売から最初の週だけで、2,000ケース売ることができました。

それがあまりにもすごかったので、他の会社からの引き合いがものすごく出てきました。そして、メディアからも引っ張りだこになりました。良い記事もたくさんリリースされたのです。

そういう喜ぶべき状況なのに、彼の顔は曇っています。

「なぜ君がそういう表情をしているのか理解できない」

彼の友人のコンサルタントが彼にそう言いました。

「君が雇った広告代理店は素晴らしい仕事をした。卸売業者は君のキャットフードを気に入ってくれたし、多くの引き合いがあった。メディアにも取り上げられた。それなのになぜ君の表情は暗いんだい?」

彼は友人の顔を見上げて、悲しそうにこう言いました。

「たった一つだけ・・・たった一つだけこの商品がダメになる理由があったんだ」

友人のコンサルタントは目を見張り、つばをごくりと飲み込みました。

(いったいどんな理由があるというのだろう・・・)

そして、耳を澄まして彼の言葉を待ちました。

彼は・・・口に重りがついたように口を開くのをためらっていましたが、やがてゆっくりと口を開き、その理由を話しました。

「猫はこのキャットフードを嫌っているんだ。缶を開いて中身を出しても、3メートル以内には近寄りもしない!!」

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この話の教訓は何でしょう?

それは「顧客のことを知りましょう」ということ。

そして、売る前にテストをしましょうということ。

この商品も販促の力で最初は売ることができました。でも自分の猫が食べないキャットフードではその後のリピートがありません。

飼い主はそんなキャットフードを作った会社に怒りすら感じるでしょう。そういう商品を売ったお店にも・・・

あなたは、どれくらい自分の顧客のことを知っていますか?

もし、「自信がない」という場合、または「そういうことを考えたこともない」という場合、下記の電子書籍を読んでください。

きっと、顧客に対する新しい理解が生まれるはずですよ。



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