最高の販促が・・・無駄になってしまう立った一つのこと
こんにちは。鈴木貴之です。
これはとある男性経営者の話です。
彼は、新しいキャットフードを開発しました。
そしてそれを売る為に一流の広告代理店を雇いました。
最高のパッケージを作り、ラベルはお店の棚から飛び出て目立つものになりました。チラシも人の心を動かすようなものができました。
それらを卸売業者に見せたところ、地に頭をこすりつけるようにして「うちに売らせてください」と懇願してきました。
その結果、発売から最初の週だけで、2,000ケース売ることができました。
それがあまりにもすごかったので、他の会社からの引き合いがものすごく出てきました。そして、メディアからも引っ張りだこになりました。良い記事もたくさんリリースされたのです。
そういう喜ぶべき状況なのに、彼の顔は曇っています。
「なぜ君がそういう表情をしているのか理解できない」
彼の友人のコンサルタントが彼にそう言いました。
「君が雇った広告代理店は素晴らしい仕事をした。卸売業者は君のキャットフードを気に入ってくれたし、多くの引き合いがあった。メディアにも取り上げられた。それなのになぜ君の表情は暗いんだい?」
彼は友人の顔を見上げて、悲しそうにこう言いました。
「たった一つだけ・・・たった一つだけこの商品がダメになる理由があったんだ」
友人のコンサルタントは目を見張り、つばをごくりと飲み込みました。
(いったいどんな理由があるというのだろう・・・)
そして、耳を澄まして彼の言葉を待ちました。
彼は・・・口に重りがついたように口を開くのをためらっていましたが、やがてゆっくりと口を開き、その理由を話しました。
「猫はこのキャットフードを嫌っているんだ。缶を開いて中身を出しても、3メートル以内には近寄りもしない!!」
この話の教訓は何でしょう?
それは「顧客のことを知りましょう」ということ。
そして、売る前にテストをしましょうということ。
この商品も販促の力で最初は売ることができました。でも自分の猫が食べないキャットフードではその後のリピートがありません。
飼い主はそんなキャットフードを作った会社に怒りすら感じるでしょう。そういう商品を売ったお店にも・・・
あなたは、どれくらい自分の顧客のことを知っていますか?
もし、「自信がない」という場合、または「そういうことを考えたこともない」という場合、下記の電子書籍を読んでください。
きっと、顧客に対する新しい理解が生まれるはずですよ。
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