デザイン思考とアート思考によるサービス分析
新しいプロダクトやサービスを発想する時、顧客のニーズを起点にしますか?それとも、自分の思いや好きを起点にしますか?
私は、本来後者です。自分がいいと思うものを、欲しいものをつくりたい、という気持ちが強いです。
ただ「それじゃダメ。顧客の課題から考えるべき。」と複数の方から言われ続けたため、ここ数年は、マーケティング、UX、デザイン思考などを学んできました。
そんな中、「アート思考」という言葉が出てきて、「どうやら自分起点を大事にするらしい」と。正直、「どっちだよ」という思いがあり、アート思考には触れないようにしてきたんですが、最近あるマーケターの方から、「どっちも大事。自分のやりたいことと顧客の課題と行ったり来たりするんだよ。」と教えていただき、抱えていたジレンマが解消し、自分起点も大事にしようといまは思っています。
ようは、絶対の解はない。自分起点、顧客起点どっちも大事、ということで、自分にとっては両面から考えていくことが大事なので、今回は、いまサービス化したいアイデアをデザイン思考、アート思考の両面から考えてみました。
研修のデジタル化を推進する
やりたいこと、つくりたいものなんていっぱいあるんだけど、その中でいまひとまず作りたいものを、以前noteに書きました。
研修をテクノロジーの力でもっと自動化できたら、もっと良い人材が生まれてくるんじゃないかと思っています。
これを分析対象のサービスとしました。
自分起点(アート思考)で分析する
アート思考って実はまだよくわかっていないけど すごくざっくり言えば、自分の好きを追究し、自分だけの見方を磨いていくことなのかなといまおもっています。
で、先日教えてもらったのが、偏愛マップという手法。これは自分の好きをマッピングすることらしい。
ここからわかることは、「自己成長」「人の成長支援」「人に感動を与える」そういうものが好きだということ。だから、いまの研修の仕事も結構好きです。
で、「好きだからこそもっと追究していきたい」「もっと効果的に人材育成をしたい」そういう自分の思いを起点に今回のサービスを考案しているので、基本はアート思考というか、自分起点でのアイデアです。誰かに求められているかどうかよりも、自分が目指す研修のあり方を追究していきたいという思いが強いなと改めて思います。
顧客起点(デザイン思考)で分析する
今回はバリュープロポジションキャンバスで整理してみました。
こんなかんじ。
書いてみて、ニーズが曖昧。曖昧だから機能もまだ曖昧になってしまう。もう少しユーザー調査をした方がいいですね。
Gainのところも「・・・を減らせる」となっているので、「楽しいこと」ではないな。
顧客起点に課題あり
いま作りたいサービスは必ず欲しい人はいます。だけど、誰がどのような理由で、お金を払ってまで欲しいのか、がまだ鮮明に見えていません。
このあたりは調査が必要だと思ったので、進めていこうと思います。
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