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感情を分析するAIについて調査してみた

 今年クラウドファンディングに挑戦するのですが、そこに向けてアイデアを再考していたら、少し煮詰まってきました。

 元々のアイデアはこちら。

 自分が作りたいものブレてはいないのですが、クラウドファディングに出すとなると、ターゲットを意識してプロダクトの方向性を修正すべきなのですが、その方向性が少し見えなくなってきました。

 そこで、私が作りたいプロダクトの競合って、どんなものがあるのか調べてみました。

 まず調べるにあたって、どんなものを競合とするかというと、「会話の正確な取得」「会話からの意味の取得」「表情や動きから感情の取得」あたりかなと思いますので、一旦、「表情や動きから感情の取得」の競合を調べてみることにしました。

1. 感情認識AI「Affdex」

 すると、最初に出てきたのがこれ。

 MITメディアラボから独立した企業が開発したものらしい。競合が強すぎですね。ただ競合があるのであれば実現可能ということですし、ニーズがある可能性が高いということですね。

 このWEBサイトをみると、どこにニーズがあるのか、というと、

"モバイルアプリケーションやゲーム・ロボットといった製品をはじめ、広告・教育・ヘルスケア業界などへも導入が進んでいます。"

だそうです。この会社の具体的なプロダクトを見ると、

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のような感じなので、

・動画内のターゲットを分析する
・接客力のトレーニングをする
・運転手の分析
・市場調査

あたりにニーズがあるらしい。上から2つ目の接客力のトレーニングはイメージが浮かびます。

また、WEBサイト内をもう少し見てみると、

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とあるので、これがやりたいことにぴったりなところだなと思いました。つまり、まだ現時点でどのくらいニーズがあるのかはわからないものの、やりたいことは今後の教育業界のあるべき姿なのかもなと思いました。

 と色々書いてきたものの、ここは競合というより、できればこの機能を借りたいです。ちょっと金額が高そうですが、APIを提供されているみたいなので、1つの選択肢としてそれもありだなと思いました。

 ただその前に、この機能を借りてつくったプロダクトがどれだけニーズがあるか知るためのプロトタイプを作りたいなと思います。


2. 感情認識AI「ユーザーローカル」

 これは、シンプルですね。テキストから感情を判定するというもの。用途としては、レビューやアンケートのテキストデータから自動で感謝してるのか、怒ってるのか、を判別してくれるというもの。これは大量の顧客の声から、「WEBサイトに載せる顧客の声を抜粋したい」「クレームがきたら迅速に対応したい」というニーズに対応するものかなと思います。

 ちなみに、こちらもAPIで機能を組み込めるらしい。

3. 動画面接の自動解析「JobRecoAI」

 これも面接での第一印象を客観的に採点するといっているので、おそらく感情認識AIのような感じかなと思います。私がつくりたいプロダクトは、こういった評価のための動画分析ツールなので、これが一番近い競合かもしれません。

 そうすると、単に書類審査よりも動画での一次審査ができるので、より精度の高い審査ができるかもしれません。

まとめ

 やはり色々調べると、機能的には近しいプロダクトはあるなと思いました。費用面がどうなのか、というのはありますが、いまある様々な機能と組み合わせれば、やりたいことも実現可能なのかなという思いがしてきました。

 あとは、結局、既存の機能を組み合わせる技術力と、精度は低くてもフィードバックをもらえるレベルで、自分でプロトタイプをつくる力かなと思いました。もしニーズが大きなプロトタイプが作れるのであれば、様々な企業と連携することで、質が担保されたプロダクトを作ることも可能ではないかと思いました。

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