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2023上半期 初プレイのボードゲーム 10選+1

2023年の上半期に遊んで特に印象に残ったボードゲームの10選(+個人的に紹介したい1作)を紹介します。対象となる2023年1~6月の初プレイ作品は46作。例によって今回もtwitter連投が元。選出はmin.tのプレイ感想ツイートまとめから行いました。

なお、2022年の下半期以前の個人的な選は以下のマガジンから読めます。

ここからは10選+1の作品を個別に紹介していきます。(10選を五十音順で紹介し、最後に+1を紹介します。10選内で特に順位はありません)


アルハンブラ

タイル配置による個人別箱庭造りの名作。壁制限による配置パズル、決算毎の建物マジョリティ、市場からのタイル早取り+コストに使えるカード色制限、釣銭なしボーナスなどの要素が嚙み合い面白い!SDJ2003受賞も納得。拡張(特に建物点のランダ厶化)はあったほうが良さげ。

きょうあくなまもの

ミニマムTCGライク。山札共通でデッキ構築要素すら省かれ、TCGのプレイング要素のみに集中した作りが独特。全16枚の中から状況に応じたキーカードの在り処を読んで手元に持ってくる駆け引きが面白い。はらぺこバハムートは本作のルールそのままのリメイク作。

シノビノギ

2つのデッキを組み合わせ、相手のデッキに紛れた秘伝の巻物をあぶり出せ。LCG×秘匿場所当て合いの組み合わせが面白い!LCGの駆け引きにいい感じに運や度胸試しの要素が入ります。フレーバーが、この手のゲームとしては殺伐としすぎてないのも良なのです。

スペースステーションフェニックス

要素てんこ盛りワカプレで宇宙基地を建て、宇宙人をたくさん呼び込もう。よく見る要素の組み合わせの中で「アクションスペース解体して資源獲得」が強烈な個性。しかもそれがワカプレのアクション取り合いに絶妙に効いてくるという。未訳作品。日本語版、出ないかな。

ダイノストーン

恐竜で殴り合うLCGだけどカードはパッチワーク式のロンデル×タイムトラックで獲得&プレイ!攻撃や得点獲得がトラック進行で発生!この組み合わせが意外としっくりで駆け引きも生まれます。カード効果がアイコンのみで言語依存なし。公式サイト掲載のソロ戦のシチュエーションも豊富。

デュエルボーイ

ゲムマ会場をバトルシティにさせたTCG。カード7枚を手に持ち立ったまま机不要で遊べるルール、複数人と連続でバトることでバランス調整されるアンティ(カード交換)、カードリスト非公開なことで生まれる新たなカードとの出会いと驚き…とイベント特化のチューンが光る。

Trick Pages

オートマな敵とサシでトリテ勝負し、手札切れ前にクリアを目指すソロ専ゲームブック。これだけでも超独特ですが、死に戻りでカードに効果を付与するループ&レガシー要素も。この効果(魔法)で困難を打開するのがソーサリーやパンタクルなどの古典魔法もののゲームブック的でもあり。

はらわたの路地へ

仲間コマをマンカラの要領で迷宮に布陣。迷宮中に散らばる敵を昼は倒し夜は逃げよ。多様な階層クリア条件を満たし7層を目指せ。アイテムやクエストで能力獲得し重くなる呪いに対抗せよ。大量のルールが連続マンカラに集約する独特で手ごわいソロ専!ダークで一癖ある雰囲気も良。

マルバツゲーム進化論

○×ゲームをベースにしたフリーブラウザゲー。数値の大きな○×で小さいのを上書き、各数値固有の特殊効果がある…という2点でゲーム性が跳ね上がってる。徐々にルールを導入するレガシー的な流れや、ストーリーとルールが共に急転する中盤の展開も上手い。

マルバツゲーム進化論はこちらのサイトでプレイできます。おすすめ。

ラウハ

3×3の個人ボードにカード配置でエンジン構築して惑星再生。ドラフトを両隣とのカード取り合いに限定して考えやすくする一方で、タグのビンゴによる神(特殊効果)の奪い合いや水タグのマジョリティでいい感じの全体インタラクションも。やや地味ながらいぶし銀に面白い中量級。これも未訳作品。日本語版、出ないかなー。

コスモノーツ(+1枠)

太陽系を宇宙船で巡るレース。宇宙船の移動力は前ラウンドのがフルに持ちこされ、どんどん加速することも可能。空戦ウォーゲーの慣性由来のルールかもですが、これと惑星公転に強烈なSF的センスオブワンダーを感じたので特別賞です。

まとめ

2023上半期はプレイできたゲームが多く、いつもより多い10選の選出となりました。これは1月にtwitterでクローズドなボドゲ会にお招きいただけたこと、あと春ゲムマでソロ作品が多く入手できたことが大きい。どちらも大変にありがたいことです。願わくは下半期も面白いゲームや個性的なゲームとの出会いがありますよう。

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