ジョンライランズ図書館 [おすすめ建築]

1週間以上連続投稿してみて、文章力が改善されてきた気がします。(笑)レポートをやるときに文を思いつくのが早くなったようで、課題が捗りますね〜。さて、今回はそのレポートで取り上げて思い出したジョンライランズ図書館の軽い紹介とリノベについてちょっと書いてみます。

この建築はイギリス、マンチェスターの中心地にあり、イギリスのネオゴシックの様式がみて取れる旧図書館に現代的なビジターセンターがくっついた構成が特徴的です。

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ビジターセンターの様子(左にちょこっと見えるレンガが旧図書館です。)

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旧図書館の様子

この建築を見て、ネオゴシックの意匠に感動するのはもちろんですが、こんなにも性質の違うビジターセンターがくっついていることにもびっくりしました。この建築は旧図書館という文化遺産を未来に向けて活用していくために、ミュージアム化して収益を取るというマネジメント戦略の元、今も残っていると考えられます。そのプログラムを考えるとビジターセンターは必須となるのは納得できる話です。しかしそのビジターセンターの意匠がこんなに現代的なことは今の自分の知識では国の違いとしか言えません。日本のリノベーションはどっちかというと既存の意識を守る傾向にあるので、直したところがすごい馴染んでいたり、見えづらくなっていたりするので、マンチェスターに来てこの建築を見たときに衝撃を受けました。建築家としてリノベをやっていくには、もう一段踏み込んで空間の元ある質を残しながら、劇的に変える空間提案をすべきかもしれないと考えさせられました。

今回紹介したジョンライランズ図書館は新旧が寄り添う格好いい建築です。後で知りましたが、ハリーポッターのロケ地らしい(笑)マンチェスター中心部にあるので、イギリスにさえ行ければ比較的行きやすいのでコロナ禍がもう少し落ち着いたら行ってみてください

ジョンライランズ図書館 150 Deansgate, Manchester M3 3EH イギリス

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