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『ウルトラマンティガ』を観ました。(第11話〜第20話まで)

凡例のようなもの

 以下の感想は視聴当時(2020年5月16日〜2020年6月24日)にふせったー(指定した箇所を伏せ字にしてツイート出来るツール。追加で長文も付けることが出来る)を使用してツイートしたものです。省略した句読点の追加や、語句の統一程度の推敲はしましたが、ほぼそのまま掲載しています。
 今回は第11話から第20話までの分を扱いました。
 全体的にネタバレや、感想を読む方が視聴していることを前提とした内容です。まだ未視聴の方は、その点をご留意ください。

『ウルトラマンティガ』第11話を観ました。

 ダイゴ隊員のアクション、一瞬でしたがかっこよかったですね!
 ホリイ隊員の友人のサナダの心の闇が描かれた回でした。
 サナダは競争社会で強者になることで愛されるためにエボリュウ細胞で怪獣化してしまいました。サナダは自分の両親は優秀な科学者で、ナンバーワンになることを目指してきたと言っていましたが、それは社会から以上に両親からもそう強いられてきたのでしょう。そうしなければ愛されて来なかった環境に居たから、あのような行動に走ってしまったんだなと思います。サヤカがホリイ隊員を例に取り、一番にならなくても愛されることが出来ると説得したのに対して、反抗的な態度を取ったのは、「一番になる=愛される」という方程式が定まっていたこと以上に、「一番にならなくても愛される」という自分の考えてきた方程式に沿わない答えが存在することを認めたくなかったのもあったのだろうな、とも考えてしまいました。
 ダイゴ隊員はホリイ隊員からサナダのことを聞いていたので、ウルトラマンティガとエボリュウとの戦いはティガの防戦一方でした。ひたすら攻撃をゼペリオン光線が撃てなくなるまで受けきり、エボリュウがサナダの姿に戻るまで耐えていましたね。それでもエボリュウの身体の限界が来て、自滅の形でサナダが死亡してしまったのは残念でした。
 ホリイ隊員はサナダの亡骸に対して、「もう競争しなくてええんやで」と話しかけていますが、サナダ隊員は死ぬことでしか救われなかったのでしょうか。その点でしこりが残る話でした。

『ウルトラマンティガ』第12話を観ました。

 唐突にウルトラマンのポーズを決めるティガに驚きました。
 今回が海と海の生き物がテーマでしたね。
 レナ隊員が「恋人」と称する程にイルカが大好きなのには驚かされました。今回もそれらしき表現が見受けられましたが、レナ隊員はダイゴ隊員が好きなのかなとばかり思っていました。ダイゴ隊員もレナ隊員に対してはフランクに話しかけていますね。他の隊員達のほうが年と立場が上だからというのもありそうですが、この二人がお互いに話す時は冗談交じりのことが多めだと感じます。これからが楽しみですね。
 話中では核開発による海洋汚染が問題になりました。核に焦点が当たるのは『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』にもあったことなので、ウルトラシリーズの一つとして、引き続き問題を取り扱うのは嬉しいです。
 レイロンスは動きや仕草が幼く可愛い印象を受けました。手足をジタバタさせたり、ピョンピョン跳ね回るのは、魚が陸に上った時の動きも彷彿とさせます。しかしウルトラマンティガが相手になった時は扱いに困りますね。ティガはレイロンスを倒すか帰すか少し迷ったふうに見えました。しかしティガは結局、顔を引っ叩かれ、伸し掛かられ、水や泡を掛けられながらも、デラシウム光流の感覚で出した泡でレイロンスを海に帰していました。
 レイロンスは放射能の影響で突然変異した怪獣だという説明でしたが、散々レイロンスに水や泡を浴びせられたティガは大丈夫なのでしょうか。宇宙からやって来たウルトラマンだから平気なのでしょうか。ダイゴ隊員が心配でなりません。

『ウルトラマンティガ』第13話を観ました。

 過去作品のオマージュが沢山入った面白い回でした!
 今回登場したレイビーク星人は、自分の星で奴隷として扱うために人間を採集していました。複数の人間を持ち運びしやすくするため、縮小光線を撃てる銃を装備していたのが厄介でしたね。
 そんなレイビーク星人達に立ち向かうため、ウルトラマンティガは人間大の大きさになって戦います。廃墟の中で複数人の敵を相手にするウルトラマンは新鮮で、他の回には無い魅力があったと思います。
 相手を縮小する光線を撃てる銃を装備していること、人間大になって戦うウルトラマン。今回の『ウルトラマンティガ』は、『ウルトラマン』で三面怪人ダダが登場し、標本として人間を採集していたことが発覚する『人間標本5・6』や、人間大で宇宙人を相手にすることも多かった『ウルトラセブン』へのリスペクトやオマージュを感じました。『ウルトラセブン』ではウルトラセブンが自ら言葉を発する機会が多かったのですが、『ウルトラマンティガ』ではティガは言葉を介さず、身振りでコミュニケーションを取っていましたね。また、ティガが採集された人間達の入ったケースを手渡そうとしているのにムナカタリーダーが直様応じていたのに対し、ホリイ隊員が目を丸くして驚きながら、おっかなびっくりケースを受け取っていた様子の対比がまた可笑しみがありました。思えば『ウルトラセブン』ではセブンとウルトラ警備隊の隊員達が違和感無くコミュニケーションを取っていたのを見た時は驚きでした。今回での遣り取りのほうが自然かも知れません。
 そして逃げるレイビーク星人をスカイタイプで追いかけるティガはかっこよかったですね。既にカラータイマーが鳴っているのにも関わらず、宇宙船に飛び乗る様は凄まじい執念すら感じました。
 結果的にレイビーク星人の脅威は取り払われたのは良かったです。
 また、これ以降も今回のように過去作品のオマージュが見られることを願うばかりです。

『ウルトラマンティガ』第14話を観ました。

 ルシアのための敵討ちに意味があったのか、それすらも分からない話でした。
 ムザン星では、地球人の姿形に似た人々には人権が無く、狩りの獲物として扱われる狐のような存在だった。その獲物の一人、ルシアは宇宙に放たれ、たまたま地球に落ちて来た。ルシアは事情を知らない地球の防衛組織であるGUTSに保護されるが、地球に落下したもう一人の〝獲物〟仲間を助けるために脱走する。しかし仲間はルシアと落ち合う前にムザン星人に殺され、腕輪を奪取されていた。そしてルシア自身もムザン星人に攻撃され、腕輪を残して砂になってしまう。ムザン星人はGUTSとウルトラマンティガに攻撃されて死亡する。

 以上が今回の話の筋だと解釈します。GUTSは地球人守護の目的があるとは言え、地球人には関係の無いムザン星人のゲームに手を出したと考えています。
 ルシアのための敵討ちには意味があったのでしょうか。わたしは、ムザン星人を放置しておいても地球人には被害が出ることは無く、ただムザン星の事情の中で事が終わっていたと考えてしまっています。そのムザン星の事情に手を出してしまったのは、ダイゴ隊員がルシアの悲鳴に気づいてしまったせいなんですよね。
 普通の地球人達の耳には届かなかった悲鳴がダイゴ隊員に聞こえたのは、彼がウルトラマンティガだったからだと思います。ウルトラマンティガは正義の味方であり、人々の光なんですよね。それはきっと、地球に留まらず、この全ての宇宙に居る全ての人々のものなのでしょう。だから異星人であるはずの、しかし無辜の人間であるルシアを助けたんです。
 残念ながらルシアを助けられなかったダイゴ隊員は、ムナカタリーダーの提案で彼女を地球人として葬ることにします。それは助けられなかったことへの贖罪であり、彼女を人権を持つ一人の人間にするためだったのではないかと考えています。

 すごくもやもやした話ですが、こうして考える余地のあることは、色々と想像が膨らんで楽しいですね。

『ウルトラマンティガ』第15話を観ました。

 人間の霊魂が実体化してくれるという、とてもスピリチュアルな回でした。
 以前登場したクリッターが、今度は宇宙に浮かぶ太陽熱発電の人工衛星が放つマイクロ波によってガゾート化しました。前に戦った相手だけあって、ガゾートの生態や習性が分かった上で対策を練り、対応することが出来たので、作戦はスムーズに進んだと思います。
 ただ、分からないのはシンジョウ隊員の妹・マユミの行動です。彼女はTPCに看護師として務める職員です。今までそれなりに事件に関わり、怪獣が来た時の対応や、異星人との接触も行ってきました。それなのに今回、「湾岸に向かって怪獣が来ている。すぐに避難するように」という警備員の警告を無視して、現場へ向かっています。恋人との再会を待ち望んでいるのは分かりますが、怪獣という災害がすぐそこまで迫っているのに、それを無視してまで会いに行くものなのでしょうか。実際、彼女が現場近くまで到達した途端にガゾートの影響で自動車はエンスト、攻撃されて命からがら逃げ出す羽目になっています。恋人のタクマが現れなければ、多分再会するどころじゃなかったでしょう。
 タクマもプラズマの影響があったとは言えよく現れました。それだけ二人の想いが強かったということでしょうか。
 わたしには分かりません。

『ウルトラマンティガ』第16話を観ました。

 急に始まった伝奇物語に戸惑いを隠せません。
 いつもは近未来的で霊魂の存在もSFらしく科学的に分析してしまう『ウルトラマンティガ』ですが、急に和風で時代劇的な伝奇物語が始まり、笑ってしまいました。
 バックボーンにある話は、名のある武将にありがちな怪奇との交流伝説で、ただの伝奇ものに終わるならそれまでなんですが、それがSFものである『ウルトラ』シリーズに挿入されることで面白みが増していると思います。更に宇宙から来た神の如き巨人であるウルトラマンティガと、その変身者であるダイゴ隊員が、和風的要素である退魔の剣豪とその敵である鬼神と交わり、戦うことによって、異教の神同士の対決が実現しているのがシュールです。映像的にも、剣豪と近代装備をしたGUTS隊員が並んで歩く様は可笑しみがありました。
 他にも今回は面白い点が沢山ありました。前回の怪我が完治していないために居残りさせられるシンジョウ隊員、錦田小十郎景竜にツッコミをするダイゴ隊員、揃って腕を組む居残り組、ティガの失敗を見て「あちゃ~」と声を上げるレナ隊員、山から刀を取り出した宿那鬼に対して「あっ、狡い奴っちゃな!」と指摘するホリイ隊員、BGMで雅楽が流れる等、今までに無い要素に始終笑いが止まりませんでした。末には良いところを全部掻っ攫って行く景竜。存在感が濃すぎでした。
 またウルトラシリーズで和風伝奇物語が取り上げられる機会はあるのでしょうか。あるならまた錦田小十郎景竜を出して欲しいです。面白かったのでまた会いたいです。

『ウルトラマンティガ』第17話を観ました。

 宇宙人とおばあさんの心温まる交流が見どころの一つでした。
 夜間と日中、どちらかでしか活動出来ない異星人の種族同士の戦いが描かれました。
 その内、日中しか活動が出来ない種族のレドルは、都会の片隅で暮らす独り身のおばあさんの家に居候し、おばあさんと交流を深めていきます。若者に詰られるおばあさんを守るために立ち向かったり、買い物に付き合っておんぶしてあげたりと、心温まる交流が描かれ、楽しかったです。本当はレドルも、夜間で活動し、戦力となる奴隷を集めていたアボルバスと同じように、使命に則って夜間でも日中と同じく戦える戦力を求めて流離うはずだったと思います。アボルバスのように人間を攫わず、人間を助けることに注力するようになったのは、偏に他人を種族で差別せず、個性を認め、しかし乱暴は認めないおばあさんとの交流の賜物だと考えます。
 また、GUTS隊員達の変装姿も見どころの一つでした。ただの若者同士の喧嘩と思いきや、ムナカタリーダーが化粧までして酔っぱらいのおじさんに化けていたのは笑いました。ムナカタリーダーはアボルバスに誘拐されなかったことを悔しがっていましたが、どうしても酔っ払って暴れてオヤジ狩りに遭って投げられていたようにしか見えなかったので、当然のような気がします。
 そして何と言っても、ウルトラマンティガが新技を披露したのはすごかったですね。「アボルバスは光に弱い」というレドルのアドバイスを元に、ゼペリオン光線の要領でパワーを集束し、一気に放っているのですね。相手が倒されたのを確認して技を中断した途端にパワータイマーが点滅しだしたので、相当体力を使う技だと考えます。これから中盤にかけて敵が段々強くなっていくと思いますが、その中で使う機会が増えそうな気がします。
 これからもティガには頑張って欲しいです。

『ウルトラマンティガ』第18話を観ました。

 GUTSの新メカ・新兵器が登場しました!!
 シーズンが変わったのに合わせて、オープニングムービーもGUTSのメカの紹介や発進シーンが使われるようになり、その中には新しいメカも見られたのですが、今回初めて観ることが出来ました。
 地底探査ドリルタンク『ピーパー』は、『ウルトラマン』の地底戦車ベルシダーや『ウルトラセブン』のマグマライザーの系譜に当たるメカですね。ただ他2つと違い、ドリルの先端からコールドビームを放ってマグマを凍らせることが出来るのはすごいです。『ピーパー』はデビュー戦ながら霧門岳のマグマを凍らせ、ゴルザを発見する現場に居合わせることになりました。その後、ドリルメカのお約束のように地中に埋められてしまい、ピンチに陥ってしまいましたが、無事に帰って来ることが出来て良かったです。
 今回は初回以来のゴルザの出番でした。霧門岳にゴルザが居たことと、活発な火山活動は関係がありそうです。ゴルザは初戦でティガが逃した後、体力回復のために地中深く潜り、マグマを吸っていたということでしょうか。ゴルザの初出現はモンゴルの草原ですし、地中に潜伏していたのは間違い無さそうです。
 ゴルザとティガの戦いはなかなか決着が着きませんでしたね。ゴルザは体力を回復していた上に強化され、ティガのデラシウム光流を吸収したりもしました。GUTSもドリルビームが効果が無く、最早手の施しようが無く、皆固唾を飲んで見守るしか無かったようですが、ウルトラマンティガは辛抱強く戦い抜きました。最後に折角パワータイプに変化したのにも関わらず、マルチタイプに戻っていたのが印象的でした。ゼペリオン光線を放つ目的だったと思うのですが、わざわざマルチタイプに戻る価値があるほど、ゼペリオン光線が強いということでしょうか。
 ダイゴ隊員とシンジョウ隊員が『ピーパー』から戻った後、ダイゴ隊員が「GUTSのおかげでウルトラマンティガはゴルザに勝てた」と言うシーンがあり、皆口々に「それはティガから言って欲しかった」と返しますが、ティガの変身者はダイゴ隊員であり、ダイゴ隊員こそがティガなので、実質ウルトラマンティガからのお礼の言葉ですよね。皆がそれに気付くのはいつになるのでしょうか。しかしそれはウルトラマンティガの最後の戦いの時だと思うので、取っておくことにします。

『ウルトラマンティガ』第19話を観ました。

 前回に引き続き、GUTSの新メカが登場しました。水中での戦いも見逃せません!
 今回は新メカの動力実験からスタートしました。わたしは高校の理科では計算が苦手なので生物を取った人間なので、「陽子と反陽子をぶつけて光を生み出して動力にする」とかさっぱり理解出来ませんが、光は粒子であり波動でもあると聞いたことがあるので、動力に出来なくもないのかな……とか考えていました。でも物体の中でも光が一番進むのが速いからと言って、それが動力になるのでしょうか? 詳しい説明を所望せずには居られません。
 また、TPCの上官や科学者の態度が高圧的で弱腰、夢で押し切ろうとする様子が頼りない気がしました。成程、GUTS隊員の科学への態度は科学者の言う通り「保守的」かも知れません。でも命懸けで地球のために戦うGUTSの装備は実用的で無ければならないと思うし、あらぬところで事故を起こさないためにも実証実験を繰り返し、使う側への安全を保証したものを使わせて欲しいんですよね。レナ隊員が実験に命懸けで参加しているのに、「人体に影響は無いのか?」と訊かれて「知らない」ではどうしようも無いでしょう。結局、ダイゴ隊員が新動力システム『マキシマ』を使う『アートオデッセイ号』を目撃したこと、レナ隊員が実験に参加した感想として「すごいよね」と言ったこと、ホリイ隊員が科学者の夢への熱意に賛同したことから、計画は進み、『アートオデッセイ号』発進へと繋がっていますが、やっぱり急造の感は否めないのもあって不安です。これからTPC一丸となって不安を払拭していってくれることを期待します。
 ところで、今回の目玉は『アートオデッセイ号』発進の他、ウルトラマンティガによる水中での戦いでした。今までの『ウルトラ』シリーズでは水中での戦いは珍しいものだったと思います。記憶している中では『ウルトラマン』でグビラとの戦いがあった時、ウルトラマンとグビラが泳ぎながら戦っていたことがあったくらいでしょうか。グビラ戦も後半は陸上でしたし、それがメインになっていた気がするので、ティガが陸上に戦いの場を移さずにゴブニュに相対しているのが感動的ですらあります。
 話としてはこれが前半なので、ウルトラマンティガがゴブニュに手足を掴まれて拘束されてピンチに陥っているところで終わっていますが、無事に倒せるのでしょうか。次回予告を見て安心感を持つ一方で、ワクワクしています。

『ウルトラマンティガ』第20話を観ました。

 初めてウルトラマンティガの在り方とGUTSの戦い方に疑問が持たれました。
 ウルトラマンティガはゴブニュの拘束から解き放たれ、敵の身体を空中に持ち上げるところまで行きましたが、そこで余力が尽きてティガの姿を保てなくなり、ダイゴ隊員の姿に戻ってしまいました。ゴブニュが自爆したことで基地は守られましたが、ティガは相手に止めを刺せ無かったため、これがティガの〝敗北〟ということになりました。
 これまで「光はダイゴ、ダイゴは光」「ダイゴが光となることでティガとなれる」と言われたことで、ダイゴ隊員はウルトラマンティガとして戦って来ましたが、その戦い方を見たキリエル人にしてみれば、「地球の守護神になろうとしているのか?」「烏滸がましいとは思わないのか?」というものでした。
 個人的に、キリエル人の言い方は納得するところがあります。まだ『ウルトラセブン』を見始めの頃、『ウルトラセブンのうた』の3番の歌詞である『守れ ぼくらの倖せを』を聴いて、「見ず知らずの宇宙人に、自分達の幸せを守らせる……なんて傲慢なんだろう」と思ったことがあるのです。人智の及ばない実力を持つ巨大な宇宙人が、たまたま地球を気に入って戦ってくれているのに、それを良いことにすごく傲慢なことを人間が言っている気がしました。『ウルトラセブンのうた』は好きですが、未だに聴くたびに同じことを考えている自分が居るのです。キリエル人は逆に地球のために戦うウルトラマンティガを見て、「烏滸がましいとは思わないのか?」と言ったのだと思います。
 また、ダイゴ隊員も自分一人で戦うには限界があると漏らし、ヤズミ隊員に対しても「僕達(GUTS)が頑張らないと」と言っています。
 そんなティガを助けるため、機械島攻撃に向かった『アートオデッセイ号』のメンバー達は主機である『マキシマ』の動力を武器に使います。これは本来想定された使い方では無かったようで、それが出来ると判明した際にはTPCの上官が「何故それを早く言わなかったんだ?!」と科学者を問い詰めていますが、「『マキシマ』の強大な力を武器として使いたくなかった」と反論した時は少し見直しました。未だに実証実験への態度の甘さに関しては不安がありますが、持った力を無闇に武器として使わない、使い方を良く鑑みて力を使うという姿勢はすごく良いと思います。
 『マキシマ』に始まり『マキシマ』に終わった事件でしたが、これからもGUTSには様々な場面や場所で活躍して欲しいし、そこに居るであろうウルトラマンティガとは今後益々協力して危機に立ち向かって欲しいです。

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