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実践 チームの目標設定

現在進行形で、新チームの活動を共有しています。
2023年11月時点での近況として記事にして出したいと思います。変更がある際は追記していく形で随時訂正していく予定です。

本来のコーチングを実施


2023年に受講したC級コーチライセンス講習会。ここで一番学びがあったのは、「コーチングとは聞くこと、引き出すことである」というもの。
良い指導者は、指導内容がいいわけではなく、うまく選手の能力を引き出すことが出来る指導者である、とのことでした。
かつて、一人の指導者の考え方を一方的に押し付けられる形でバスケが嫌いになった私にとって、この考え方は本当にありがたいものでした。ぜひ自分も実践していきたいと感じ、新チームではぜひチーム始動前から取り入れたいと思っていました。

宿泊遠征で目標設定


2023年9月末。チームで宿泊の遠征がありました。来年チームの主力(5年生2名、4年生4名)の6名を呼んで、こっそり新チームの目標設定を実施しました。

わたし「今のチーム(6年生8名の県大会優勝チーム)に比べると、来年は厳しい戦いになると思う。周りからも来年は弱いと思われている。みんなの意見を聞きたい。来年はどんなチームにしていきたい?俺はみんなの気持ちを大事にしたい。」

5年A「私は自信がない。きっと今よりも弱いチームではあると思う。でも、もう一度大きな大会には参加したい。今度はこのメンバーでも活躍したい。」
5年B「長くひとりで頑張ってくれてたAのサポートをしたい。Aが頑張りたいなら力になりたい。」
4年C「毎年、県内の強豪チームで居たい」
4年D「去年県大会優勝したチームが、今年はボロボロの弱小チームになったけど、あんなことにだけは絶対になりたくない。」
4年E「ずっと強豪チームで居たい。負けたくない。」
4年F「まだバスケはじめて数か月だけど、みんなについていきたい。足を引っ張りたくない。高い目標で頑張りたい。」

わたし「話してくれてありがとう。じゃあ、6人の気持ちを一つにまとめよう。そのとき、必ず下のラインに合わせよう。上に合わせて、ついてこれなくなる子がいると、チームは崩れてしまうから。みんなで話し合って、無理のない目標設定、現実的な目標設定、みんなが納得できる目標設定をしよう!」

新チームの目標設定


翌朝、宿舎の私の部屋に来た6名。決まった目標を伝えてくれました。
『県大会ベスト4』「新人戦も4位以内」
新チームでの目標は、県内でも上位を目指すというものです。正直難しい挑戦であることはみんなが理解していると思います。こちらも、その気持ちにこたえられるように練習を組んであげる必要があります。さぁ、こちらもプレッシャーです笑。
でも、このプロセスを踏んでくれたのが一番の財産でした。しっかりと選手の気持ちにこたえられるようにこちら頑張っていこうと思います。

目標設定後(バスケノートの実施)


立てた目標を忘れてしまうのが人間というものです。自分自身も忘れないように、6名に小さなノート(A6サイズ)を渡しました。
これをバスケノートにしていこうと伝えました。
ルールは以下の通り

  • 表紙に名前を書く

  • 裏表紙(見開き1ページ目)にチーム目標「優勝大会で県ベスト4」を書く。

  • チーム目標の下に個人目標を書く。

  • 2ページ目に、公式戦の年間スケジュールを書く。

  • 3ページ目以降、日々の練習日誌として活用する。

  • 練習日誌の記載は自由。練習でわからなかったこと、出来なかったことを記入する。

  • このノートは、別にコーチへ見せたり提出したりしなくていい。自分のために活用すること。

2023年10月
ノートを渡してから1か月、4年のひとりがびっしりと課題を書いたノートを見せてくれました。さすが女子!!この取り組みの成果がどれほどのものかはまだまだわかりませんが、6名みんな喜んでくれていたので、きっといい成果につながることでしょう!

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