ダリ展

まずダリ展はパンフレットがすごくサルバドール・ダリでもうそこから期待しまくりでしたが気になった絵を挙げながら感想書きます。


キュビスム風の自画像

油彩とコラージュを使った作品ですごく今までの時代とは違う現代的な印象。まだ若いダリが外からのいろいろな刺激を受けて影響を受けて様々な物事に対してクエスチョンがある青春を感じるものでした。


二人の人物

自分はこういう画風の絵を描けないからどう表現したらいいのかわからないけど陰影とかアウトラインが何故か好きでピンと来ました。


子ども、女への壮大な記念碑

今回のダリ展で1番インパクトのあった作品かもしれないです。すごくサルバドール・ダリを感じた。妻ガラ一人に捧げる絵がこんなに素晴らしいものなのか、こんなに素晴らしくていいのかと思いました。忠誠と愛がこもった作品で見ずにはいられないものでした。


謎めいた要素のある風景

墨のように黒い糸杉がなぜか画面に溶け込んでいてそれで持って余白の取り方が何故か好きで気に入った作品。糸杉の手前にある物体が本当にキラキラしているように見えていろんな角度から見てしまいました。


奇妙なものたち

今回のビラにも使われていた絵(六本木)。本物は画像や印刷物よりもっと鮮やかで画像を加工してもこの色は出ないのかと感心してしまいました。こんなに印象的な赤は生きていてもなかなか出会えないです。


形態学的なこだま

見ないと伝わらないので見てください。


ウラニウムと原子による憂鬱な牧歌

核エネルギーという科学的な要素、それによってもたらされる負のエネルギー、それでも常に在り続ける陽のエネルギー、これを一つの絵で表してしまうなんてなんて器用な人なんだろう。


素早く動いている静物

これ黄金比を使って描かれているそうです。私はそんなの測っていないのでわからないですけれど、このアンバランスなバランス感というか散らばりのある秩序的な絵を見ればなんとなくわかる気がします。


と、ダリ展は結構いい絵が見られたのですが過去最大規模の回顧展を謳うなら≪記憶の固執≫は引っ張ってこないとダメでしょう!という感じはしました。私が見たかっただけなんですけど。



#感想 #美術 #展覧会 #ダリ展

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