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【私的Disc Review-011】Gene Rondo-This Masquerade

北陸もどんどん冬の気配がやってまいりました。北陸の冬といえばカニ!この時期に漁が解禁になる「香箱」と言われるメスのズワイガニで身も内子(卵)もみそも濃厚な味わいで美味しい。我が家での食し方は土鍋に米入れて昆布だしをひいてその上に4匹の香箱を並べ炊く→炊き上がったら身もミソも全てほぐし混ぜ合わせる。通称「カニめし」。これがもう最高なのであります!スーパーに行くと安くて1匹480円とかそれくらいで手に入り十分うまい!高いのになると三、四千円とかあるけど庶民的な480円でも十分!
それからブリ!これから脂がのって最高の時期に入ります。
能登沖で獲れるタラも最高です!毎年冬は近所の豆腐屋さんで豆腐を買ってタラちり湯豆腐と地元の酒を熱燗でやるのが毎年の恒例となっている。
もうこれだけでも移住してきてよかったなと心底思う。
これから春までずっと天候が悪い毎日。毎日雨か雪か曇りたまに晴れてまた雪。みたいな感じで家にこもってレコード聴いて友人たちと鍋つつきながら酔っ払う。ただし今年は大雪の予想が来てるので少し心配だ。

※参考:雪板→
https://www.bepal.net/play/%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89/29745

Gene Rondo-This Masquerade

このレビューを初めていろんなジャンルのレコードを取り上げてきたがレゲエは初じゃなかろうか。このレコードはジャマイカのレゲエではなくイギリスのレゲエでその中でも細かく言うと「UKレゲエ」というやつだ。
ジャマイカのレゲエと何が違うか?一言でいうと「洗練されてる」のだ。
そしてジャマイカのレゲエは「晴れ」だとするとUKレゲエは「曇り」そして気温が低い。まるで北陸の冬とおんなじなのだ。
この曲はLeon Russellの名曲「This Masquerade」のカバーでGene Rondoの伸びやかな歌声が素晴らしい。Gene Rondoなるシンガーは50年代から長く活動したシンガーであるがアルバムが確認できるだけでも2、3枚リリースしているのみで、あとはいろんなレーベルから複数のシングルをリリースしている。
こういうアーティストってソウルにも多くて、リリースされているシングル盤を体系的にまとめないと正当に評価できないと言うのがレコード好きにはまた堪らないものがあると思う。

レゲエカバーとして「This Masquerade」を選択するあたりと、バックトラックの音色の使い方、歌声のトーン。全てで曲自体が醸し出す全体的な雰囲気。まさに「曇り」で「低温」これぞUKレゲエ!って感じで低気圧ぎみの北陸にはピッタリくる曲だ。
窓の外は雪。こたつに入って鱈ちりに湯豆腐に熱燗。そんな時に聴きたい曲。冬が楽しみになってきた。

盤がレアすぎるのかyoutubeに上がっているのかこれのみだった、、、。
頭の1:10ぐらいで切れてる、、、。

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