転職ドラフト体験談〜インフラエンジニアの転職活動〜

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はじめに

 本記事は転職ドラフトを使用したドラフト体験談について記載しています。

 転職ドラフトはITエンジニア専門の転職サービスです。レジュメを登録すると、企業からリアルな年収と仕事内容が提示されて、指名をいただけるのがサービスの特徴です。要約すると、年収と仕事内容を確認した上で、選考に進むか判断できます。 

 ※こちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています

転職ドラフトに登録したきっかけ

 今回転職活動を行うにあたり、転職ドラフトを含めたITエンジニア専門の転職サイトを複数選定しました。

 転職ドラフトは過去に使用したことがあったため、今回の転職活動で初めての使用ではありません。そのため、きっかけは特にありません。

 まずは何故、転職ドラフトを使用するのか?その理由について記します。

転職ドラフトを使用する理由

 私が転職ドラフトを使用する理由は、以下の通りです。

 ・自社サービスを事業とした企業を見つけるのに優れている
 ・転職ドラフト特有のサービス価値

 まず1点目についてですが、私は転職活動の軸の一つとして、課題をテクノロジーで解決することを掲げている会社で働きたいと考えていました。

 別の言い方をすると、SIerなど労働力を提供する様な労働集約型のビジネスではなく、自社サービスなど資本集約型のビジネスを行なっている会社で働きたいと考えていました。

 転職ドラフトに登録している企業は、Web系企業と言われる様なモダンな技術を活用し、自社サービスを事業としている会社が多いため、自社開発に関われるチャンスが他の転職サイトに比べて高いと思いました。

 なお、私自身SIerを事業とする会社で働いた経験ががあり、SIerの事業を否定するつもりはなく、全てのWeb系企業を肯定するつもりもありません。

 あくまで他の転職サイトに比べて、自社サービスを事業とした企業を見つけるのに優れていると考えているのが1つ目の理由です。

 ここで少し余談ですが経済産業省の調査により、2030年に約79万人のIT人材が不足すると言われています。

 IT人材は「先端IT人材」と「従来型IT人材」に大別され、「従来型IT人材」は将来的に余ると言われています。また、従来型IT人材は、「従来型ITシステムの受託開発、保守・運用サービス等」に従事する人材を指します。

 転職ドラフトでは「従来型IT人材」に分類される様な単純に労働力を提供する様な事業を行なっている企業は見当たりません。

 2つ目の理由は、転職ドラフト特有のサービス価値につきます。具体的には指名をもらった後の選考フローがカジュアルでやりやすいことと、指名による付加価値です。

 例えば、他の転職サイトを利用している場合、企業によってはカジュアル面談した後に書類選考を行うケースがあります。その点、転職ドラフトは指名後に書類選考を行うことが禁止されているため、その煩わしさはありません。

 何故ならば、指名に至るまでに企業は応募者のレジュメを基に評価しているため、書類選考と同等の評価が行われていることになります。

 指名後は企業から、「今抱えている課題」、「課題に基づいた指名理由」、「何を任せたいか」についてフィードバックをいただけます。応募する側としても、しっかりと評価してもらった上で選考に進めるため、企業はどういったところを評価しているかを感じることができます。

 そのため、何故、自分が必要とされているか確認できるため、他の転職サイトに比べてミスマッチが起こりにくく、モチベーションも上がりやすいと感じています。また、「何を任せたいか」などのフィードバックから求められる技術レベルや、業務内容をある程度把握できることも魅力だと思います。

 そして、転職ドラフト特有の指名による企業からのアプローチにより、他の転職サービスを使用しても見つけることができなかった企業に巡り合える可能性が大いにあると思います。

転職ドラフトの気になる点

 転職ドラフトを使用して、気になった点を以下に記載します。

 ・他の転職サイトとの併用
 ・大量指名

 他の転職サイトも利用して平行に転職活動を行なう場に、転職ドラフトで気になった企業との調整が難しいことが課題だと感じました。

 例えば、現在のサービス仕様では毎月ドラフトが行われていますが、ドラフトが終わった後でないと、企業とのやりとりが行えないため、他のサイトの選考が進んでいる場合は、面談や面接などの調整が難しくなります。

 他の転職サイトを併用する場合の対策としては、転職ドラフトを軸に転職活動を行うなど、調整の仕方が肝になると思います。私は今回、毎月開催される転職ドラフトの周期に合わせて、他のサイトの応募をコントロールしました。

 過去の経験ですが、大量指名を行なっている様な企業の指名については、レジュメを読んでない様に感じることが多く、利用する側としては良くは感じませんでした。

 その様な企業の見分け方ですが、大量に指名を行なっていて、「今抱えている課題」、「課題に基づいた指名理由」、「何を任せたいか」がテンプレート化しています。

 あと気になったのが、メール通知の設定がどこから行うのか分かり辛かったのが残念でした。

 デフォルトの設定からドラフトに参加して企業に検討された場合、突然、検討中に入れられたという通知が届きます。最終的に検討中から外れることもあるため、この通知はノイズにしか感じませんでした。サービスのデフォルト仕様で仕方ないとは思いますが、ユーザーに対する配慮があった方がいいと思いました。

 なお、このメール通知の設定は「MY PAGE」-「SETTING」-「アカウント情報」-「メール制限レベル」を必要不可欠のみ(ex.参加可否、指名通知)にすることで通知レベルを最小化できます。

指名

 転職ドラフトを利用するユーザー層の多くはフロントエンドやバックエンドなどのWebエンジニアが多いと感じています。

 私の属性的にはインフラエンジニアのキャリアが長く、開発スキルが高くはないため、正直サービスを使い始めた頃は、本当に指名が入るか難しいのではないかと思っていました。

 実績として2018年〜2021年の間で転職活動を2回行ない、総計10社以上の企業から指名をいただくことができました。また、回を重ねる毎に、指名の金額も上がりました。 

 自分のやりたいことを明確にし、これまでの実績を言語化して再現性をアピールすることができれば、どこかの企業の目に留まりチャンスを掴むことはできると思います。

 また、私の様にインフラエンジニアから次のステップとして、SRE/DevOpsエンジニアを目指す方にとっても、理想とするポジションを探せる可能性があると思います。今回、改めてSRE/DevOpsエンジニアのニーズの高さを感じました。

 転職ドラフトはWebエンジニアだけではなく、私の様なインフラエンジニアでも活用できます。

さいごに

 転職は目標ではなく、自分のやりたいことを実現するための手段です。

 転職で失敗しないためには、転職活動に対して企業を判断するための軸を持ち、企業を見極めることが重要です。

 そのために、自分のやりたいことと、企業から求められるジョブ・ディスクリプションを見極めるためのツールとして転職ドラフトは有効だと思います。


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