ブライドルレザーのお手入れ方法〜How to care〜
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ブライドルレザーのお手入れ方法〜How to care〜

ども!BRUSHの長谷川です。



今回はBRUSHのミドルウォレットをサンプルに使用し、ブライドルレザーのお手入れ方法を執筆したいと思います。

革のお手入れというと慣れない方には難しそうに感じるかもしれませんが、ブライドルレザーのお手入れはとっても簡単です!

簡単3ステップで、かつ大事なポイントを抑えた方法をご紹介致します。

さっそくGOです!

・まずは、お手入れが必要な状態について

「ブライドルレザーって、いつからお手入れしたら良いのかな?」

使用から1年後くらいです!白っぽいブルームが落ちきってから、がよろしいかなと思います。

画像は、どちらも同じブライドルレザーです。
左がブルームの落ちきった状態。
右がまだ新品時のブルームが乗った状態。

そもそも革のお手入れとは、乾燥による革のヒビ割れを防ぐために行うものです。
ブライドルレザーは使い始めの1年くらいは乾燥しませんので、左の状態になるまではお手入れは必要ございません。

ちなみにミドルウォレットの内装に使っているマルゴーレザーですが

こちらも1年くらい使用し、左のような状態になってからお手入れして下さい。起毛が寝てつるつるの状態になります。
お手入れの手順はブライドルレザーと同じです。

・用意する物

クリーム、ブラシ、布
ブライドルレザーのお手入れに最低限必要な道具です。
ブラシは布で代用しても問題ございませんので、クリームと布だけでもokです。

※今回はサンプルですので、まだブルームの落ちていない長谷川私物のミドルウォレットでお手入れしていきます!


道具の詳細は下記となります。

・クリームはコロニルのシュプリームクリームデラックスの無色透明をお勧めいたします。

・布はテキトーなTシャツのハギレなど。できれば白の物を。

・ブラシは豚毛、馬毛どちらでも構いません。なるべく色のついていない新品の物を。

クリームとブラシ、どちらもAmazonで1つ1,000円くらいで買えます。
どんな革にも使えますので、持っていて損はないかなと思います!

・手順その1〜ホコリ落とし〜

まずは、お財布についているホコリや手垢などを落としましょう。
余計なゴミを取る事で、クリームが革に満遍なく浸透します。

ゴシゴシとブラッシング。強めにゴシゴシやってしまってokです。

よく革用の汚れ落としのクリーナーがありますが、コロニルのシュプリームクリームを使う場合は必要ございません。
クリーナーは古いワックスやロウ(クリームに入っている成分)をガッツリ落とすために使用しますが、コロニルのシュプリームクリームは天然成分がベースでなので、革の表面にほとんど残りません。
上に乗るというよりは浸透していくイメージです。

革のお手入れはスキンケアと同じで、「厚化粧してガッツリ落とす」よりも「薄化粧を優しく落とす」工程を繰り返す方が革に優しいです。

・手順その2〜クリーム塗布〜

ブルームが落ちきったブライドルレザーは2〜3ヶ月に一度、保湿してあげましょう。

布にクリームを少量取り、なるべく薄塗りで隅まで満遍なく塗布して下さい。


一度に大量に取りベタっと塗ると革にシミを作ってしまう事があります。
「ちょびっとだけ取り薄く伸ばす」という工程を繰り返して、革全体をしっとりさせて下さい。

ぬ〜りぬりぬり。
とても簡単です。
革がしっとりし、わずかにクタっと柔らかくなればokです。
クリームを塗布していくと革の色がめちゃくちゃ濃くなり「大丈夫か!?」と心配になるかと思いますが、乾けばまた良い感じになるのでご安心を。
一番大事なのは、「薄く満遍なく、を繰り返す」事です!

・手順その3〜乾拭き〜

塗布したクリームの余分を取り、革に艶を与えます。
クリームを塗布した布とは別の布を用いて乾拭きして下さい。

フキフキフキ。
コバも磨いてあげると艶が出るかと思います。

こんな感じで…。

ヨイショー!!

摩擦熱を利用してフキフキ。


つるんと光ります。

余談ですが、長谷川がリペア職人として働いていた頃、磨きの手捌きが早すぎて「音速の貴公子」と呼ばれていたおじさんが居ました。

本当に余談でしたね。内輪話ですみません。

・まとめ

汚れ落とし→クリーム塗布→乾拭き。
頻度は3ヶ月に1度。

基本はこれだけです!
慣れてしまえば丁寧にやったとしても5分くらいでできてしまいます。

半永久的にお手入れをせず使って頂いても問題はないのですが、やはりブライドルレザーも乾燥します。

生きている牛の革でしたら自然と油分水分が供給されるのでヒビ割れなどは起こしませんが、製品となった革は自然には保革されません。
抜けていく油分水分を外部から入れてあげる必要があるという事ですね。

何より、お手入れしている時間って楽しくないですか!?
エイジングの様子を眺めながら丁寧にケアをしてあげると「育ってきたなぁ」と感じ、ますます愛着が湧いてきます。

堅牢なブライドルレザーは丁寧に使えば5年10年、または20年使う事ができます。

どうせ育てるならたまにはお手入れして長く使ってあげましょう!

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1992年生まれ。革製品のリペア職人として働いた後、2020年4月に財布ブランド「BRUSH」を立ち上げました。 ヨーロッパの上質な革を仕入れ、修理哲学に基づいた質実剛健なお財布をお作りしております。 オンラインストアはこちらから https://brush-l.shop