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新しい革を仕入れました。ブライドルレザー、ナチュラル

ども!BRUSHの長谷川です。

今日は新たな革を仕入れましたのでご紹介させて頂きます。


今回はちょっと変わり種。ブライドルレザーのナチュラルです。
ブライドルレザーには少し珍しく、染色を施していない革となります。
いわゆる「無色」であり、原皮本来の色となります。
牛さんの毛を剃って、脱脂洗浄などをした後の肌の色です。

もちろん染色をしていないだけで、鞣しの工程やブライドルレザー特有のロウ引きの工程は行っているため、しっかりとエイジングしていきます。

乾燥した大地のような表情ですね。
無色の良いところ…それはやはり革の風合いです。
トラやシワ、生前の傷や血管など、色で隠せない分、全てがダイレクトに表に現れます。
革の本当の姿をお楽しみ頂ける変わり種として仕入れてみました。
エイジングも1番楽しめるのではないでしょうか。

わかりにくいですが、右半分だけ摩擦でブルームを落としてみました。色が少し濃くなっているのがわかりますでしょうか。

エイジングはこのように段々と濃いベージュから、最終的にはアメ色にまでなっていくかと思います。
まだ仕入れたばかりでエイジングの様子をお見せできないのが残念ですが、「ヌメ革 経年変化」でお調べ頂くとご参考になるかと思います。

仕入れ先曰く、ナチュラルはブルームが控えめのようです。
理由はわかりませんが、きっとタンナーに考えあっての事でしょう。
ですが、ブライドルレザーの良さである繊維の詰まった堅牢な質感は健在です。
薄くても丈夫、小物仕立てにも素晴らしい革です。

扱っていて気がついたのですが、汚れやシミがつきにくいです。
水を弾いてるのがお分かりでしょうか。
ずっと放置していると入り込んでしまいますが、数十秒放置しても水滴を弾いておりました。
おそらくブルームがしっかりとバリアになっているのと、革の銀面が引き締まっているためでしょうか。
本来、無染色のヌメ革は非常にデリケートですが、こちらはある程度気にせずにお使い頂けるかと思います。
もちろん黒やネイビーに比べたらつきやすいですが、ヌメというのは本来細かいことは気にせずにガンガン使うものだと思っております。笑

という事で思いつきでナチュラルを使って一品作ってみました。
いやぁ良い感じです。
こちらはカードポケットの形なども変えているため1点ものとして販売致します。

BRUSHの製品のコバはほとんどが黒染めですが、今回のナチュラルにはあまり合わない気がしましたので…染料を調合して赤茶色のコバを作ってみました。
フチネンで革が焼けた色味と馴染んで良い感じです。

とても豊かな風合いです。
トラや傷も世界に一つの模様として映えます。
ナチュラル、おすすめです。

BRUSHのシンボルマークのロゴも入れました。

今回は試しにミニウォレットを作ってみましたが、どの製品もこちらのナチュラルでお作りできますので、気になる方はご相談下さい。

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