【読書】NARA48GIRLS/奈良美智
ぼくが奈良美智さんの作品と初対面したのは、2015年青森の十和田市現代美術館に行ったときのことだ。「夜露死苦ガール2012」という建物の外壁に描かれた全長9メートルの作品は、白い壁に黒のペンキでちょっとニヒルな顔をした女の子が描かれている。絵本の挿絵とかにしても良さそうな奈良さんの描く女の子は、目が印象的だと思う。
「NARA 48GIRLS」は、2006年から筑摩書房のPR誌のために描かれた表紙の絵(48枚中36枚)とその当時の奈良さんの心情が描かれたという詩で構成された