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園田智代子の言語運用能力がスゴいという話

283プロ所属・放課後クライマックスガールズのピンク担当チョコアイドル、
もとい、愛嬌気遣いユーモア社会性向上心いずれもステータス一級
ヤバい女子高生の話をしたい。

この方。園田智代子さん。かわいい!

公式が「クラスに一人はいる」と紹介している通り、特に突飛な印象を持たせない素朴な雰囲気の女の子として園田智代子は姿を現す。

平凡を称するにはルックスがかわいすぎるという意見は一旦置いておく。

話す内容や流れも普通といえば普通なのだが、
普通に終始元気が良く印象が良いというだけではなく
物怖じしない態度で既に面白さの片鱗を見せてくる。

初っ端から結構かましてくるこの度胸。

園田智代子の何が面白いのか問題

園田智代子の面白さとはなんなのか?ここで真剣に考えてみたい。
初期のコミュを数篇読むだけでも、智代子のオモシロ描写は
周囲のアイドルから頭一つ抜けている。

普通に喜んでくれればいいのに丁寧にチョコ挟んでくるあたりがじわじわくる。
果穂に発表された「スゴいところ」が一人だけなんかおかしかった時。
ともすれば渋い凛世のコメントをとりあえず一旦飲み込もうとする智代子。
「いっておけば」というフレーズがかなり秀逸。智代子の生きた思考を感じる。

このようにして、我々は智代子をなんとなく楽しい存在として認め始める。
そして、ふとした時に気づくだろう。
彼女が妙に洗練されたボキャブラリーを用いていることに。

後生?
門出?
恐縮?
様式美?
仲良しの樹里ちゃんもこのように指摘している。

智代子の面白さの根幹は一見「可愛らしさ」が大部分を占めているように見える。
可愛い生き物がワタワタしてたら大体無条件に面白い。
「見つかったハムスター」とかの面白さと同じ感じだ。

しかしその実、上記のような卓越したボキャブラリーを観察する限り
智代子の面白さは、その「頭脳とセンス」こそが鍵となっていると考えても良いように思われる。
それも「ウケ狙ったろ!」という趣旨の計算尽くでやっているわけでもなく
徹底的に嫌味のないセンスと絶妙な間の抜け方から見るに、
根本にあるのは智代子の善性からなる心配りだ。

凄く頼りになりそうだった20歳のお姉さんから包丁を取り上げる判断をした智代子の心配り。

智代子はけしてそう難解な言葉のストックがあるという訳ではないものの、
場面場面で連想する言葉の引き出しが多く
絶妙に出てこないラインを持ってくるセンスもあることから
エンターテインメントとして成り立っているのではないだろうか。
つまり我々は智代子のインテリジェンスに笑わされていたのである。

果穂もこのように言っている。

そして、智代子がこうした巧みな言語運用能力を用いる場面は、
何気ない雑談に止まらない。
アイドルという仕事において、社会と関わる上でも
智代子は卓越した言葉捌きを見せる。

ここからは社会人◯年目のプロデューサー達も思わず膝を打つに違いない、園田智代子氏の優れたボキャブラリー描写etc.を紹介していく。


ビジネスパーソン・園田智代子に学べ!!

ここに詰まりすぎ。「お借り」と「お返し」も何気に綺麗。
花屋のトラブルにも対応。素早く具体的な行動の指針を示し、責任者に確認を取っている。
「アイムベリーベリーソーリー」の智代子はものすごい慮りを見せるから必見。
プロデューサーに対しては「目上の人への敬語」かつ、親しみも感じられる絶妙な崩し方。
その一言いただけると結構な安心感あると思う。
「引き続き」はマジでどこで覚えてきたのか気になる。
「お声がけ」もどこで覚えてきたの?
リアルな温度感で謙遜する智代子。自分の年齢や立場を自覚してサラッと下手に出る。
「ミッション・コンプリート!」ではガッツリお仕事中の智代子を見られるが・・・
震えるレベルで適切な物言いでスタッフと交渉している。
「このスピード感でよくその辺り言語化したな!」みたいなのが智代子は本当に多い。
カジュアルに「とんでもないです」を使いこなしている智代子。
深刻に謝るような場面ではなくても、誠意のある態度で締める智代子。
この辺は台本かもしれないが、「スローガン」ときたら「掲げる」と来る組み合わせがちゃんとしているところとかに智代子の語彙の確かさが滲む。
ロケでも安定感のあるコメント力を見せる智代子。
ドッキリ後のコメントの方針を定めた放クラの臨機応変担当。
即興でそれっぽいこと言わせたら右に出る者なし。
最近特に使いこなしている描写の多いSNSでも本当に下から下から来るスタンスの智代子。
そして感謝を惜しまない態度。「思いが尽きない」と綺麗に結びが出てくるのは語彙力強者すぎ。
不肖?

この↓冬優子の気持ちがお分かりいただけただろうか。

フルネームで呼びたくもなる。

かつてはのほほんと智代子を眺めていた者達も、いつしか
智代子が何か言うたびに心の中の黛冬優子が戦慄し始めることだろう。
恐ろしい子・・・!

クラスに一人いてたまるかい。

最後に伝えたい。
劇中劇だからと言う理由で個人的に読むのを後回しにしていた
「轟!-とどろき- 紅蘭偉魔空珠†番外地」
なんだかんだラストでグッときたので
似たような理由で未読の方がいたら是非読んで欲しく思う。

以上、末筆ながら園田智代子さまの益々のご活躍をお祈り申し上げます。


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