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俺が好きなNYC PUNK①

こんにちは。いずもです。
普段はSunday Morningsというバンドをしたり(レコーディング中でもうすぐ曲出すよ)、サポートをしたりソロも始めようと思っていたり、まあ色々やってます。
なんとなく自分のためにも、好きな音楽を言葉にするnoteを始めてみました。
すぐに飽きるかもしれないけれど、よろしくおねがいします。

俺が好きなシーンの一つとして1970年代にニューヨークで生まれたニューヨーク・パンクがある。

政治的・社会的反抗が特徴的なロンドン・パンクに比べ、音楽的反抗心・芸術的な拘りがニューヨーク・パンクの特徴といえる。

というのもNYという街が芸術家や作家などが集まるカルチャーの発信地だったということに関係性があるのだと思う。

パンクといえばSex Pistolsのようなバンドをイメージしがちだが、そもそもピストルズのようなロンドンのパンクバンドもニューヨーク・パンクに影響されて生まれたものだ(もちろんロンドンのパンクも大好き)

抽象的な表現だが、ニューヨーク・パンクにはとてつもなく濃い影を感じ、その立体感に俺は惹かれている。

今回はそんなニューヨーク・パンクの好きなアルバムをいくつか紹介しようと思う。

The Velvet Underground 『The Velvet Underground & Nico』(1967)

ニューヨーク・パンクだが、始まりには俺の敬愛するThe Velvet Undergroundというバンドが存在する。
彼らは西海岸でヒッピー文化が盛んだったころに結成され、このアルバムは、Lou Reedによる文学的教養から生まれたドラックや同性愛などについての歌詞とポップセンスのあるメロディー、John Caleによる前衛的でアバンギャルドな音楽性で、画家のAndy Warholのプロデュースの元発表されたデビュー・アルバムである。

俺はこのアルバムが本当にどんな瞬間にもフィットする。優しいひかりと混沌がくぐもる大切な一枚だ。

Television 『Marquee Moon』(1977)

TelevisionのMarquee Moonは俺にとって、パンクの音楽性のバラエティ豊かさや文学性など、パンクのイメージが大きく変わったアルバムの一つだ。
こんな弱そうな文学青年みたいなやつがパンクをやってもいいんだ、というかそれこそパンクなのではないかとも思わされる。
表題曲が10分越えなところもユニークだ。
ギターの絡み合いや、リズムの緊張感、繊細さや衝動感がとても癖になる一枚。

Iggy Pop 『Lust For Life』(1977)

Iggy PopはThe Stoogesのメンバーであり、The Stoogesもヴェルヴェッツと同じく(というかJohn Caleがプロデュースもしてる)パンクに大きな影響を与えたバンドの一つだ。
俺はIggy Popはソロの方が聴くことが多くて、「Lust For Life」(曲)の印象的なドラム・ビートは映画『トレインスポッティング』で耳にしている方も多いと思う。
このアルバムはデビュー・アルバムに引き続きDevid Bowieと共同作業で作られた2ndアルバムだ。
(ボウイについての記事も書きたい…)
Iggy Popのデビュー・アルバム『The Idiot』はJoy DivisionのIan Curtisが1980年に自死した際にターンテーブルで再生していたことでも知られており、やはりイギリスのパンクシーンへの影響は大きいのであろう。


疲れたので第一回はここまで……。
誰でも知ってる名盤をのせて終わりになってしまった。
読んでくれた方、ありがとうございます。

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