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あのたび -書けない旅行記-

 朝起きると止まらない鼻水。熱はなさそう。水シャワーを浴びて出発。タクロバン(TACLOBAN)からレイテ島西のオルモック(ORMOC)へ。エアコンバスで70₱3時間。

 Pongos Lodge汚い部屋だが一泊125₱(≒275円)。昼ツナ+モツ+米30₱。おやつにワッフル5枚5₱ジュース2₱。喉がいがらっぽいので飴20₱。

 そろそろ旅も終わりに近づいている。毎日特にやることはなく時間はたくさんある。この旅を書いて残そうという気持ちはあるのだがペンはまるで進まない。いいか、帰国してからでと言い訳する毎日。のちのちのために日記だけはつけていた。

 それを今、20年後にこうして思い出しながら書くことになるとはね。

 夜、魚+レバー+鶏もも焼き42₱+シェイク10₱。お釣りをまちがえられ20₱多く支払ってしまったようだ。

 翌朝、うまいパン屋を発見。安いのでフィリピンでは朝食にいつもパンを探して買っていた。ただほとんど味のないこぶし大の丸パンだ。しかしこのオルモックで寄ったパン屋のチーズブラウニー6個11₱うますぎ他パン4個4₱も。あまりにうまいので昼の分まで購入6個9₱。

 レイテ島南のマアシン(MAASIN)へバスで80₱3時間。Ampil Pension100₱。キレイだがシャワー故障中。町を歩きクリスピーチキン2個20₱。夜も同じ店で6個51₱。ブコジュース2₱。

 ブコジュースとはココナツのジュース。ほぼ透明な液体にかすかに霞がかかったようなスポーツ飲料に近い見た目。味はあっさりで水より少しついてるかなという程度。暑い日に冷たいのを飲むとうまいが常温だとイマイチ。

 港へ行き、ミンダナオ島への船便を聞く。スリガオ(SURIGAO)行は水曜日の午前3時発なのだという。ここにそんなに留まる理由はない。ここマアシンからではなく、隣の半島のリロアン(LILOAN)からなら毎日船が出ているという。

 翌朝早く6時起床。眠い。逆U字型にぐるりと半島をまたいで移動することにした。ソゴド(SOGOD)へ40₱。そこからリロアンへジプニーで40₱。リロアンから船でスリガオへ96₱+保険3₱。雨模様で揺れる船。なんとかミンダナオ島北端の港へ到着。バス15₱でターミナルへ移動。そこから軽トラ5₱で中心街へ。

 フィリピンは島が多いがレイテ島はデコトラのような飾ったデコバスや軽トラが多かった。

 スリガオに着き、Garsia Hotel120₱。夜えび+タケノコ+米62₱はふんだくりで高い気がした。しかも汁がこぼれてズボンが汚れるし。あまり気分の良くない不安なミンダナオのスタートだ。

フィリピンルート

(つづく)


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