こんにちは、Browncatです。 中国のKuaishou Technology社(快手科技)は7月6日、画像生成AIモデル「Kolors」をリリースしました。 Kolorsは学習ネットワークはSDXLと同じくU-Netですが、テキストエンコーダとして、CLIPやT5ではなくChatGLM3を用いているのが特徴です。 そこでKolorsの生成結果を、Midjourney、DALL-E 3、Stable Diffusion 3(SD3) Medium、SD3系のStab
皆さん、こんにちは。Browncatです。 過去のAI画像生成イベントやプロンプトチャレンジのnote記事への収録を進めています。 そこで今回は、以前よりファッションプロンプト集をカタログ化して生成事例とともに多数掲載・紹介されている、愛音雅さんのプロンプト集を取り上げます。 第1回は、「コスカタログ」とその生成事例です。 概要 「コスカタログ」が現在、有償(一部は無償)での公開になっていますが、以前は無償で公開されていた時期もありました。 Browncatによる
こんにちは、Browncatです。 今回はAI画像生成とは直接関係のない、各SNSサービスに関する話題です。 近況について 各SNSアカウントのフォロワー様であればご存じと思いますが、このnote記事を投稿するまで、しばらくすべてのSNS活動をストップさせていました。 経緯は以下の通りです。 ある画像(下図)を投稿したときに、複数SNSで初動の反応が極めて悪いという現象に直面しました。 それがXだけで起こったことなら、しばしば起こることなので我慢の範囲内でや
こんにちは、Browncatです。 Stable Diffusionの開発元のStability AIは、6月12日、Stable Diffusion 3 Mediumをオープンリリースし、いろいろと話題になっています。 Stable Diffusion 3(SD3)シリーズには、このMediumのほかに、Largeのほか、Ultra(Largeの上位版)、Large Turboの各種があります。 そこで今回は、SD3 Medium/Large/Ultraと、SDXL
皆さん、こんにちは。Browncatです。 現在Browncatが運用しているMeta系の2つのSNS(Instagram/Threads)に、「InstagramからThreadsへのシェア」「『AIで作成』のラベルをつける」の2つの重要機能が実装されましたので(下図)、これらの実装への対応と、両SNSの役割分担の見直しを行います。 「InstagramからThreadsへのシェア」対応 Instagramの投稿画面にある、「InstagramからThreadsへのシ
こんにちは、Browncatです。 ヴァーチャル・モデル企画「VIRDEL」への参加投稿報告の2回目は、VIRDEL_07「アスリートの肉体美と躍動感」を取り上げます。 1回目報告(「VIRDEL_05」「VIRDEL_06」)は、こちらをご覧ください。 VIRDEL_07のテーマは「アスリートの肉体美と躍動感」で、アスリートのエネルギッシュな肉体美や躍動感へスポットを当てるのが企画の狙いです。 投稿作品以下、投稿した作品を掲示します。なお参考として、「VIRDE
こんにちは、Browncatです。 Stable Diffusionの開発元のStability AIは、2月22日に「Stable Diffusion 3」を発表していましたが、4月18日、Stable Diffusion 3とStable Diffusion 3 TurboのAPIが開放されました。 そこで、Stable Cascadeのときと同様、リアルフォト系に特化して、いくつかの画像を生成してみました。 Stable Diffusion 3 API使用法
Stable Diffusion WebUIで、複数人を登場させ、かつ、それぞれの人物に異なる特徴を持たせる方法のひとつに、拡張機能「Regional Prompter」の活用があります。 ここでは、Regional Prompterを活用した生成例、特にLoRA(Low Rank Adaption)と併用する事例について、設定上の注意も含めて述べます。 Regional Prompterについて 本記事では、Regional Prompterの説明や使用法については言
皆さん、こんにちは。Browncatです。 これまで、4つのSNS(Instagram, Threads, X, Bluesky)を回してきました。 これまでは、基本的にXに投稿したのと同じものを、ThreadsとBlueskyにも投稿し、Instagaramで中間的な活動報告をし、ある程度時間が経過したらnoteでまとめを書く、という体制でやってきました。 しかし今後は、次のような体制に変更したいと思います。 Threadsへの投稿を最優先に格上げします。 以前
皆さん、こんにちは。Browncatです。 AI古着LoRAの開発・販売を手掛けるAI warriorさん(Xアカウント:@AIwarrior0808)のAI古着の着用経験を紹介するシリーズの2回目になります。 前回の記事(AI古着001~003)はこちらをご覧ください。 今回は、AI古着004~006の着用結果を掲載いたします。 古着LoRAの着用にあたっての注意点など古着LoRAはStable Diffusion 1.5向けです。 古着LoRAの一部は改良版
こんにちは、Browncatです。 Stable Diffusionの開発元のStability AIが、2月12日、画像生成AIの新プラットフォーム「Stable Cascade」を発表し、同社のGitHubページに学習コードと推論コードを公開しました(注)。 以下は「Stable Cascade」公式サイトの日本語の紹介ページです(英語版とは時差の関係で日付がリリース日が1日ずれています) 「Stable Cascade」リリース後、利用メモリを最適化したコード
こんにちは、Browncatです。 2024年3月1日で、SNS(X/旧Twitter)に初めてAI画像を投稿してから1年となります。 この1年間、大変お世話になりました。 こちらが、2023年3月1日のTwitterへの最初の投稿です。 AI画像生成自体は1月から内々にはやっていたのですが、WebUI・「ChilloutMix」(Stable Diffusion 1.5用モデル)を使い始めたので、いい気になって生成結果を公開してやろうと思ったのがきっかけだったと
こんにちは、Browncatです。 以前より様々なAI画像生成イベントに参加していますが、そのうちの一つにヴァーチャル・モデル企画の「VIRDEL」があります。 VIRDELは2023年6月に1回目が開催され、私は5回目(VIRDEL_05)から毎回参加しています。 そして今年(2024年)2月開催のVIRDEL_10以降、VIRDEL所属チームメンバーとして活動させていただくことになりました。 VIRDEL主宰のTacciさん(Xアカウント:@_Virtual_
皆さん、こんにちは。Browncatです。 Stable Diffusion, Midjourney, DALL-E 3 生成画像を相互比較する記事の後編です。 前編は下記のリンク先をご覧ください。 事例2:液体金属に浮いて寝そべっている女性 前編ではテスト向けの比較的生成が簡単な衣装・背景プロンプトを用意しました。 後編では、液体金属に浮いて寝そべっているという、現実には存在しない映像で比較します。 背景の「液体金属」は、Nick St. Pierreさんの以下
皆さん、こんにちは。Browncatです。 これまでアート系生成AIのプラットフォームとしては、主にStable Diffusion(1.5/SDXL)を使用し、時にDALL-E 3(MS Bing Image Creator)も使ってきたのですが、年明けからは新たにMidjourney(nijijourney)の使用も開始しました。 Midjourneyを使い始めると、その生成結果はStable DiffusionやDALL-E 3とは違うようにも見えたのですが、プロ
皆さん、2024年、あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 昨年2023年は、生成AI元年とでもいえるような年でした。OpenAI社のChatGPTの劇的な普及については、改めて言及するまでもないと思いますが、画像生成AIについても、この1年で大きな成長を遂げたといえると思います。 私は画像生成AIプラットフォームとしては、昨年1月からStable Diffusionを使い始め、3月に最初の画像をX(Twitter)に公開しました。