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ある日の夢「非局在的な者」
この夢を表現するなら。
山道を走った時、その道並みは覚えているのに、そこにあったはずの植物の事はほとんど忘れてしまうように。物質的にはっきりと意識に上る者と非局在的な者たちがいる事を、出会っている間ははっきりと理解でき、話もできて、性別さえ認識しているのに、道を過ぎてしまえばもう、それを覚えていられないような世界にいた。
それは合宿だった気がする。合宿には物質的な者と非局在的な者が一緒にいて、楽しくおしゃべりさえしているのに、非局在的な者とは、その合宿場の中でさえ一度別れるとそれを覚えていられない。
非局在的な存在は、色は濃かった気がする。アメーバのような輪郭だった気がする。女性的だった気がする。でもどれももう、あまり確信は持てない。
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