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ある日の夢「外出」

病院のような場所にいる。「ような」と付けたのは個室のベッドがあるし、外出には受付に「外出許可書」を出さないといけないからとか、そういったシステム的な意味だが、そのほかは南国のようなムードのある心地いい場所だ。看護師のように身の回りの事をしてくれる人もいる。

すると、今日は友人が私を何かの音楽イベントに連れて行ってくれるらしく、迎えに来た。当日の事だったので「外出許可書」を出していないが「折角友人が迎えに来てくれたので行きたいのだが」と伝えると、受付の方たちはソフトドリンクで乾杯を始め、外出の許可がおりた。

私はそのまま外に止めてある車に向かう。友人4人は4人のりの電気自動車にのり、私は大きなスライドドアのバンに乗る。中には芸人が先に一人乗っていて「なかやまきんにくん、でしたっけ?」と言うと「違います」と返事が返ってきた。確かに「きんにくん」では無いことは分かるが彼の名前が思い出せない。すると車はもう一人、動物を連れた芸人さんを乗せる。彼の名前は「アニマル・・・」とやっぱり思い出せない。

車内は無言のまま。なかなかスリリングな道を抜けていくと音楽会場に着いた。友人の4人は正装で待っており、入ろうかとしたが入り口は豪華な長い階段で登れそうもない。友人はそのまま入ってしまったので、周りにいた黒人さんたちに「HELP ME」と伝えたが、車いすを持ってきていなかったことや、一応外見的には綺麗に立っているから「歩けない」事を理解されなかったのだろう。みんな私を置いて行ってしまった。

仕方ないから、その辺のベンチに座る。すると中から凄い音量の音楽が聞こえてきて「この音楽だと、私は10分が限界だったな」と思い、連れてきてくれた友人の気持ちには感謝しているが、今の状況でほっとした。

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