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ある日の夢「車と公園と静止少女」

何かしらの”まっとうではない”方法で手に入れた高級車を、ある女性(女性というよりも少女の方が近い)に転売した。私はそういう事に全く疎く、その高級車がいくらくらいのモノかも分からないので、適当に「きっとこれならかなり安いだろう」と思う値段で彼女に鍵を渡す。(彼女のお兄さんが”その手”の事を上手にできそうだったので。)私にとって値段云々より、そのどこから来たのか素上の分からない高級車を持っている方がストレスなのだ。

車の転売が済むと、家族ととても広い公園(昭和記念公園くらいだろうか)で行われているイベントにカフェの営業で参加する。といっても、娘たちが張り切ってやっているので、私はコーヒーを飲みながら本を読んでいるだけ。厚手の手袋をしているので、季節は冬のようだ。

途中、公園の管理棟的な建物に寄ると、そこで「時の止まった世界」にいる少女に合う。彼女から視界で世界を見ると、水面さえも静止している。彼女に「その世界は、君にとって快適?」と聞くが、とくに返答はない。私は、すこし様子をみようかと思い、彼女の静止した世界の水面をデッサンしている。

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