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ある日の夢「誰かのコンドーム」

お互いに性的な特徴を捉えていない誰かと武骨に、しかし素朴にセックスをしていると、誰かの叫び声が聞こえてきた。それは同じ家に住むおじいさんだった。彼は自分の飲む薬を部屋中探しまわったら思いがけないものが見つかり、錯乱したようだった。とりあえず他の家族と一緒におじいさんを落ち着かせて、私は彼の部屋に行ってみた。

彼の部屋は重厚なベルベットのカーテンと、大変高級そうなワインレッドのベッドがあり、そしてそれが部屋全体と調和されているような場所だった。その中で確かに薬の袋が散乱している。そして、その全体の雰囲気とはつり合いの取れない形でコンドームがあった。中身もぶちまけられている事から、錯乱の原因はこれだと分かる。

多分彼は、ここで誰か他の人がセックスしたと思い乱れたのだろう。多分彼自身が昔使用したものでは無いかと思うが、しかし何故か眺めていると「私が誰かと」ここで秘めた愛に使ったもののように思えてきた。そして、一度思えると、確かにそうなんじゃないかとより確信的な感覚になり、家族になんと説明して”ごまかしたらいいのか”を考えるようになっていった。

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