ある日の夢「胃」
今日は胃を夢で聞いてみた。流石に胃は場所も分かるし、占星術では月や蟹座で表現される所メジャー(?)な部位だったので、逆に私の意識に夢が汚染されないか心配だったが、なかなか興味深い夢を見た。
夢では目の前に、戦国武将のような甲冑姿で馬に乗っている人が現れた。私は(感覚的には私達という複数形な感じがしている)、その人の後に続いて歩いている。その武将は急に、なんの前置きもなく「アレを殺せ!」的な感じで後ろを歩く私達に命令するので、その都度私達は対処するような夢だった。
目が覚めてから解釈は難しくないと感じた。恐らく「私達」とは胃液や胃の「作用」で、馬に乗っている戦国武将は無意識の胃に対する命令主体だったのだろう。
「意識から無意識」を一つの馬車に例えて、馬(肉体)ー馬車(エーテル体)ー御者(アストラル体)ー主(メンタル体)と捉える考え方があるが、さしずめ将軍は肉体(馬)に直接乗っているメンタル体(主人)ということだ。つまり、私の胃は主人の命令に従って適切に動いている状態なのだ。しかも甲冑なども汚れている形跡はなかったので、恐らくそれほど痛んでもいないようだ。
それにしても、戦国武将と足軽(胃液)というのは面白いアイデアだと我ながら思う。胃からすれば、頭主体で生きる現代の人間の食べ方は、胃の気分とはほぼ関係なく異物が放り込まれるようなものだから、それは戦いに等しい。内臓からのメッセージ主体で生きていた時代の人間だったら、もう少し穏やかな胃でいられただろうが、現代の胃からすれば食べ物が入ってくるタイミングは全くもって突然で、それはいつ始まるかも分からない自らの体を守る戦いなのだ。
そういう面から考えれば、私ももう少し胃の話を聞きながら食べ物を体にいれた方がいいのだと思う。せめて胃が戦国武将では無く、料理人くらいになれるような余裕を感じさせてやりたいものだ。
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