魚座のまとめ
魚座まとめ
魚座は最後のサインだけあって、それなりに特殊な印象があります。
そもそも、最初に今までのすべての要素を集めて煮るような所から始まるんですよね。レヴィー・ストロースの考えでは、食事の上で「生で食べる」は自然領域、「焼いて食べる」は外領域、「煮て食べる」は文化領域と言っていましたが、この「煮る」が魚座の役目になります。
そして、煮る間に具材とその中にあるエネルギーの主従が逆転したりしながら、最終的に人間の口に入っておいしいという俗世にフォーカスした料理が出来上がる。
しかし、料理が出来てしまうと後はしっかり食べて、はい終わり。
食べたものは確かに体に入り、次の体のエネルギーになるのですが、完全に体の一部になるころには「何を食べたのか」を忘れている。
そして日々新しい「私」が生まれるという流れは、まさしく魚座的です。
ちなみに、ゲーテやルドルフ・シュタイナーは食べ物の物質的な部分は肉体を作り、霊的な部分は精神を作ると考えていました。
そうすると、この魚座の要素は、肉体にも精神にも、そして多分それ以上についても伝えているのだと思います。
これで一応牡羊座から魚座まで終わりましたが、最後の方に紹介した「オクターブの法則」によると、基本的に物事は1巡では終われません。
音楽の移調のように、ドからミまでならしたら、その調のミをドとする調に移調し、またドからミまでならす。そしてさらにミをドとする調に移調しドレミと鳴らす事で、最初の調でいう所のオクターブ上の「ド」に行けるのです。
これを造形的にとらえるなら「螺旋」です。
計画的に考えるなら、次の乙女座くらいまでで、やっと螺旋構造ができるので、そのあたりまで行けたらと思っております。
大体あと1年ですかね?
これまでお付き合いくださり、本当にありがとうございます。まだもう少しかかりますが、引き続き読んでいただけると嬉しいです。
HIRO
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