「夢は」

夢は海の波のように
寝ているあいだ私を飲み込む
夢は芳醇な竜宮城

しかしひとたび目覚めると
夢はあっという間に去っていく
波が海たちが遠くへ返すように

そんな時 私はかろうじて 
その肌に残った水滴を
夢見ているに過ぎないのだろう
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