見出し画像

ある日の夢「オーディション」

探偵のようなイメージなのか、私のいる何人かのグループが、同じように何人かのグループを捕まえようとしている。意図は分からないが、市街地をお互いにけん制し合いながら動いている。相手に動きがあり仲間に伝えようと混雑している建物に入ると、そこは何かのオーディションをしている様子。その様子を見て、私は「元々ここに来る予定」だったのを思い出した。

オーディションを受ける長蛇の列に並ぶ。本当に長い。人種も色々だ。左を見ると審査員とオーディションを受けている人や、白いベールを肩からかけられた何人かが私達とは明らかに違う位置に座っている。たぶん合格した人達なのだろう。

私の後ろには、燃え滾るような眼をした黒人の女性。あふれるような怒りと知性を感じる。左からクロスするように横切った女性は、ミスユニバースにさえなれそうな整った顔立ちと、青い瞳、自信に満ち溢れた笑顔の女性。圧倒されそうなものが彼女たちにはある。

すると急に列の人達が座りこみ私の順番に繰り上げられた。私は審査員の前に行こうと歩きながら何を話すのかを考えた。頭の中は真っ白だった。本当に真っ白で話す一言も思いつかない。その瞬間「今あそこには立てない」と感じて直前で逃げるように帰る事にした。よく見ると、そもそも審査員の前に「立てている」人がほとんどいないようだ。
私は、あそこに立てる「何か」を見つける必要がありそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?