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ある日の夢「覚醒するための帽子」
寝台列車のような、寝る場所と部屋のある電車の中にいた。そして降りる駅についたようなのだが、私は眠気に襲われていてなかなか覚醒が出来ていない。しかし降りなければならないと思っているので、なんとか無理やりに自分を起こし、荷物を持って駅に降りた。
降りた先では、同じ目的地に「徒歩」で向かった知り合いも丁度つくころだった。しかしどうにも彼らの服装や様子がおかしい。確かはじめは知り合いの女性二人と男性一人だったはずだが、今目の前には数を数えるのも難しいほどの大所帯になっていた。そんな大所帯を一目でわかったのは、みんな同じ服装をしているからで、ほとんどの人は真っ赤なレース生地を何重にも重ねた服と、同じく真っ赤な針金で作った帽子をかぶっていた。先導している知り合いの男性と他にもちらほら数人は、それが真っ黒という違いはあったものの形は同じなので、同じグループなのだと分かったのだ。
色々聞いてみたい事はあるが、とりあえず「その帽子、どうしたの?」と近くにいた女性に聴くと「覚醒するための帽子」なのだそうだ。
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