見出し画像

ある日の夢「聞こえない声」

ピアニストのNさん主催のイベントのような、合宿のような所にいる。タイムスケジュールとか、そういったものは無いようでかなり自由にいろんな人が行きかっている。しかし几帳面なNさんが「時間」を管理していないというのは、あまりに現実と離れすぎているように思うので、もしかしたら主催は私かもしれない。

そしてそこで別のピアニストのYさんも見かけるが、彼女は私に全く気が付いていない様子。多分、今の彼女にとって私はまったく「意味をなさない」存在なのだと思う。人は自分に必要な相手だけ認識できるので、今の彼女にとって私は必要ない相手なのだと無意識のうちに判断されたのだろう。わかる気がする。

次に私は、「若いころのKさん」と私と「現在のKさん」に挟まれて三声の曲を歌っている。しかし、お互いにちゃんと歌っているが声が聞こえない。自分の声さえ打ち消し合っているように聞こえてこない。お互いに不信がっているが、お互いに自分はちゃんと歌っているのも主張しているし、それは疑っていない。多分これも「認識」できないということなのだろう。お互いにお互いの声の主張が混ざると、認識できない。

一方的になら、先ほどのYさんのように「意味をなさない」声になるのだろうが、この場合は自分と「同じこと」を声に出しており「自分とKさんの声を別物と認識できていない」ということだろう。多分、形としては三声という別のメロディー(主張する内容)であっても、発している根本の何かは同じということ、なのか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?