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だれかへ恋文を

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#恋文

君は大鷲のように大空を舞う
僕は地から君を見上げる
風を受けて光の中を飛ぶ君は
力強く神々しい

僕はその間 日々の生活を
ただ淡々を送るだろう
種を探し樹木を植えて
畑を耕しジャガイモを食べる

君が飛ぶことに疲れた時
僕の育てた木を使うといい
どこからでも見つかる大きな木を

熱の先
女性は時に
女神する
女神化すると
恋が薄れる

それはまるで

熟練の
夫婦のように
熱はない
熱と変わって
光が宿る

男性も
そうなのだろうか
私には
まだその答え
見つけられずに

愛という
言葉さえもう
追いつけず
見つめるだけの
あなたと私

愛という
言葉さえもう
違和感を生む

そうである
としか言いようのない

光の方へ

蝶になった 蝶になった 男は喜び 彼女を見た 蝶になった 蝶になった 女は男に感謝し ここか…

二人ということ

君は僕をフレデリック と言うけれど 僕には空の色に目を奪われる 君の方こそフレデリック 踏…

僕にできる事

僕は見逃したくないんだ 君の混沌から生まれるすべて まばたきの一瞬の目元 雨に濡れた髪の雫…

シャツの下は素肌がいい

シャツの下は素肌がいい ジーンズも素肌にはいたほうがいい そのまま川に飛び込んでほしい 重くなった服は流れの中に脱ぎ捨ててほしい 流れの中で その清純な肉体を自慢してほしい 淫らな君も清楚な君も どちらもしゃぶってあげるから

水のような君

素肌にシャツ一枚の君に 水をかけてしまいたい 胸の輪郭や乳輪が うすく透けてみえるまで 夏…

君は季節の変わり目に

君との時間はいつも季節風 僕の何かをカチッと動かす 言葉はいらないらしい 気が付けば それ…

君の波

季節の波 言葉の波 体温の波 日に焼けそうなほどの愛を 君の波に照らして 飛沫をくぐり 遊…

約束

私を描いてと大地は言った 僕はその恵みを一つ一つ食べ 見えてきた自然を全てスケッチした …