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工学修士。アメリカナマズ釣り歴20年。 書き放題釣りサイト「https://www.t…

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工学修士。アメリカナマズ釣り歴20年。 書き放題釣りサイト「https://www.thrilling-tsurilling.com」管理人。 「大きな魚を手軽に」初級者でも再現する釣り方を追求。 釣り用ミミズ飼育に関する個人的な調査、鯉の繁殖、ルアーフォーミュラいじりなど。

最近の記事

ドバミミズ(フトミミズ科のミミズ)の水中飼育の実験

はじめに:著者の経験から著者は7年にわたり釣り人の間でドバミミズと呼ばれるフトミミズ科のミミズを実験的に飼育し、傍らで長年、肉食魚を飼育している。その過程でドバミミズ(フトミミズ科のミミズ、ヒトツモンミミズとみられる)に関して興味深いことが観察された。餌として水槽に投入したドバミミズが逃げ延び、2週間以上経過してから底土(ソイル)から元気なまま発見されたことが何度もあったのである。この観察結果は、ドバミミズが水中環境で比較的長期間生存できる可能性を示唆している。 インターネ

    • 淡水最強釣り餌「ドバミミズ」はなぜ高密度で飼育するのが難しいのか【過密】

      この記事は釣り餌用ドバミミズ飼育シリーズ記事の4番目である。初めから読まれたい方はこちらから。 この記事が生まれた背景淡水釣りの世界における最高最強の餌として、筆者はフトミミズ科のミミズ通称「ドバミミズ」の飼育実験を7年間にわたり繰り返してきた。この結果として、ドバミミズはミミズコンポストに使われるツリミミズ科のミミズ「シマミミズ」と比較して圧倒的にミミズの高密度環境、すなわち過密飼育に弱いことが明らかになってきた。この実験と結果、考察については以下のページおよび関連ページ

      • 釣り餌用ドバミミズ飼育に際して、与えるべき「ミミズの餌」について

        本記事は、釣り餌用ドバミミズ飼育シリーズ記事の3番目である。最初から読まれたい方はこちらから。 この話題を記事にするにあたっての背景「ミミズの餌」というキーワードでweb検索を行うと、ヒットする多くの情報がミミズコンポストに関するものである。これは、主にツリミミズ科のミミズ、通称シマミミズの餌に関する情報であり、生ごみや牛糞を与えれば食べて増えるという内容が中心である。シマミミズは生ごみ処理に適しており、そのため家庭用のミミズコンポストで広く利用されている。 一方で、私が

        • 釣り餌用ドバミミズ飼育に関するその情報は、本当に信用できる?

          当記事が生まれた背景・情報の信頼性について 10年程前と比べれば、近年ではweb上でドバミミズの飼育に関する情報も多く発信されるようにはなってきた。しかし、これらの情報の中には、あまりに信頼性に欠けると感じてしまうものが散見される。ドバミミズの飼育に挑戦する人は当然のこととして、当記事と当シリーズだけではなく、他の人が発信した様々な情報を参照することになるだろう。当記事はそれを否定するものではない。あくまで、ドバミミズ飼育に関して、どの情報がより信用に足るかという指針として役

        ドバミミズ(フトミミズ科のミミズ)の水中飼育の実験

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        • 釣り餌用ドバミミズ飼育に際して、与えるべき「ミミズの餌」について

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          釣り餌用ドバミミズ飼育に必要な「酸欠」の考え方【ウナギ】【鯉】

          ドバミミズ飼育について・はじめに ドバミミズと呼ばれるフトミミズ科のミミズは、淡水釣り・特にウナギ釣りや鯉釣りにおいて特効エサとして広く知られている。これらのミミズは、その大きさと動きの良さから、特に大物釣りにおいて非常に効果的である。しかし、これらのミミズを外で捕まえた後釣りに使うは良いものの、次の釣行までの数週間以上にわたって保存することは非常に難しい課題である。特に夏場の高温はミミズの生存に大きな影響を与えるため、その保存方法は多くの釣り人にとって大きな関心事だろう。

          釣り餌用ドバミミズ飼育に必要な「酸欠」の考え方【ウナギ】【鯉】