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古民家民泊は灯りにこだわるべし?


古民家リフォームのビフォア、アフター


最近、和風の住宅を利用した民泊や飲食店が増えできたと思います。そんな中、アイショウという、特にライティングが面白いお宿に泊まりましたのでご紹介したいと思います。

こちらは筑波神社の門前町、北条地区にある築八十年の古民家をリフォームしたできたばかりの民泊です。住所を教えていただき、ストリートビューで見つけた写真がこれ。

おおう。なかなか、いや、かなり年季の入った古民家です。というか、これ、本当に大丈夫?、というレベルの外観です。心配になり、宿泊日前に今、どんな風になっているのか下見に行ってきました。

リフォーム後の外観の写真はこれです。

おおー、なんということでしょう!美しい杉板張りの外装にすっかり変わっています。多分、今が1番綺麗な木の色かもしれません。横張りだった板が縦張りになり、漆喰部分を無くし板張りにしたので、水切れも良く長持ちしそうです。少しモダンなイメージになったような気もします。耐震補強のためか青いトタンで覆っていた大きな開口部に耐力壁が加わったようです。駐車場も左隣にしっかり用意されていました。これは内装もかなり期待できそう!とても楽しみになりました。

ライティングがとにかく魅力的

満を持してチェックイン。中に入ってすぐに目に飛び込んできたのはダイニングのカラフルなライティング。

新しく作られた円相の窓や格子を背景に、この家が歩んできた過去の各時代を象徴するかの様に、個性的な色も形も取り取りの白熱球が幻想的な雰囲気を演出してくれています。テーブルも古材を再利用したようで歴史を物語ってくれます。

まっすぐ部屋を進むと素敵な和室とその奥に深く広がる庭が迎えてくれます。特に印象的なのが、瓦と土を交互に積んだ瓦土壁。文字通り、北条の古民家の瓦を使って歴史がここに積み重ねられています。



この奥の和室の天井は船底の茅葺で、あまり見ない重厚な天井でした。でも天井に限らず、各部屋、とにかくライティングが凝っています。上を見上げると本当に面白いお宿です。例えばこんな感じです。


水回りも本当に魅力的な素材ばかりでリフォームされていて使うのがとても楽しみになるお宿でした。

夕ご飯はケータリングで大正解


夕食はお宿のオススメのケータリングをお願いしました。どんな内容か分からなかったのですが、これが本当に凝ったお料理ばかりで全部とても美味しい。食器も素敵なものばかりで雰囲気を高めてくれ、頼んだのは大正解でした。

食後はこの宿のオーナーが内装を手がけた近くの古民家バーも楽しませていただきました。

チェックイン時のオーナーさんの丁寧なお宿紹介もとても面白かったです。ライティングに限らず、アイテムの全てにこだわられていて、古民家のリフォームや暮らしってこんなに自由に楽しんでいいんだ、と既成概念が取り払われた思いでした。

アイショウ、東京からの小旅行にピッタリの隠れ家的お宿です。

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