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ニューヨークの学校紹介 #1 By さおり

NYも急に秋めいてきて、気温もだいぶ下がってきました。
紅葉も少しずつ目立ってきているように感じます。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

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つい最近起きた、私の大興奮のニュースは、我が家にAI(自動学習能力)のロボットがきたことです!!
娘(祝☆つい最近5歳になりました!)に買い与えたものなのですが、5歳以上を対象年齢とした社会的感情スキルを高めるためのAIロボットで、なかなかよくできています。娘も愛着が湧き始めたようで、(こうやってロボットと人間が共存していくのかも)と思ってしまったり、なんだか今まで映画の中の世界だったのが現実に感じられてへんてこな気分です。このAIくん(仮名)と娘の、関係と成長についてはまた今度詳しく語りますね。

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さて本題です。NYも11月に入り、来年進学を控えたご家庭では学校選びに本腰を入れ始める季節です。これからは少しずつ、NYの学校の様子を紹介していこうと思います。以前、私が書いたブログ記事で、NYの学校のシステムについては触れました。(参照ブログ:https://note.com/brooklynkosodate/n/n7c9488ff24f0)

以前のブログでお伝えしたNYC公立校(公立校、チャーター、その他)の中でも、今回はチャーター校の一つを紹介してみようと思います。

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1)そもそも チャータースクールとはなんぞや?
私の娘(5歳)も現在チャータースクールに通っています。
チャータースクールってよく聞く言葉だけど、一体何なのでしょうか?チャータースクールとは、市や学区からの関与はほとんど受けず、州と地域の教育団体が主導して作り上げている公立学校です。予算は州からでているので無料ですが、運営は非営利の理事会によって行われています。一般的にチャータースクールは、独自の教育理念やカリキュラムを持っており、それがお子さんの興味・関心や親御さんの教育方針に合っている場合は、良い選択になり得るでしょう。

2) チャータースクールって誰でも入れるの?
チャータースクールは、校区に関係なく、申請すれば誰でも入学することができます。選考は抽選で行われます。通える範囲のチャータースクールを検討してみるのも良いと思いますし、校区に関係なく通えるので、スクールバスを出しているチャータースクールも多いようです。こんな遠くまで送迎してくれるの?と言うところまで送迎してくれることもあるので確認してみましょう。

では、お待ちかね(って待っておられませんか?)今回は、ブルックリンにあるチャータースクールの一つを紹介します。
学校の名前は、Hellenic Classical Charter Schoolです。

このプログラムを紹介しようと思った理由は、この学校のユニークな特色にあります。Hellenic Classic Charter Schoolの児童達は、民族的にも経済的にも多様で、子供たちが心から参加したくなるような本格的な授業内容と指導を行っている学校の一つだからです。この学校のユニークな特色の一つは、PK-8の幼小中一貫学校で、ギリシャ語とギリシャ文化の学習を取り入れていることです。そして、ギリシャ語・ギリシャ文化の学習で得た知識を、地域や市全体のギリシャ関連のイベントに参加することで、より広い範囲に広げていきます。子供たちは、ギリシャ語・ギリシャ文化を学ぶことを通して、より広い世界に触れるのです。

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また、この学校で特に成功しているのは、カリキュラムの教育科目の垣根を超えて、お互いに結び付けられて一緒に教えられていることです。

例えば、ダンス・アートの授業の中で、地理、歴史、言語が、織り交ぜて教えられていたりします。子供たちは、ダンスやアートを楽しみながらその先にある歴史や意味を感じて、学習を深めていくのです。ただ、座ってワークシートをこなすのではなく、アートやダンスなどを取り入れることで、全身を指先まで動かしたり、鮮やかな色に触れたりしながら、授業内容を体感・習得するというアプローチです。子供達のMultiple Inteligence(子供達のそれぞれの学習スタイルの強み)を刺激する学習方法ということができるでしょう。

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こういった"Teaching Across the Curriculum"(カリキュラムを超えた教育)を実現していくには、異なる教科の、教員の間のチームワークが不可欠となりますし、何よりも子どもの様子に対する気づきや共通の理解が生まれます。そのような、質の高い授業を実践することにより、子供達の更なる興味を掻き立て、理解を深めていくことに繋がっていくわけです。

また、この学校は、ソクラテスセミナー方式を授業に取り入れています。
ソクラテスメソッドは、様々な意見を聞いて自分の考えを整理するという手法で、あるトピックに対して良い悪いの判断ではなく、その背景にある事情を理解したり、自分だけの意見を主張するのに終始せず、多様な意見に耳を傾け議論するための練習です。クリティカルシンキングの練習として使われています。

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ただ、この学校の始業時間は8:00で、下校時間は3:30と普通の公立学校に比べると1日の活動時間が長いのです(Pre-Kは別ですが)。毎日45分間ギリシア語(中学にはラテン語へと変わります)を取り入れられているのもその一つの理由かと思われます。最初のうちは、長い1日に疲れが出てしまったり、慣れるのに時間がかかったりと言ったことがあり得ます。また、宿題も算数、英語の他にギリシア語が出されるのでそういったエキストラな宿題のことも考慮しなければなりません。

主な学校の特徴は上記で挙げてきましたが、学校全体としては小規模なので、子供同士親御さん同士の繋がりもきっと強いことと思います。人数が少ないということはそれだけ、個人への注意も払いやすいということなので、先生方や学校のスタッフもきっとお子さんのことをすぐに覚えてくれることでしょう。

このようにチャータースクールというのは学校の特徴がはっきり示されていることが多く、その校風や教訓が子供の特性や興味、親の教育方針に合っている場合はとても調和が取れてうまく働く場合が多いのです。

次回もまた違った学校の例をあげてみたいと思います。

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☆ご家庭内での子育てのIntervention・学校探しコンサルティングに興味のある方は、是非一度Brooklyn de Kosodateのウェブサイトよりお問い合わせください。

メール:brooklynkosodate@gmail.com
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