見出し画像

再訪したいとっておき秘湯セレクション

(秘湯各記事は #自転車で秘湯
(最新の『再訪したいとっておき秘湯セレクション』はこちら)

世界中が新型コロナで大変なことになってしまいました!noteを見ているみなさんは世のため人のため自分のために不要不急の外出をやめて家に籠っておられるのではないかと推察いたします。

こんなときこそ、事態が収束したあとの楽しいことを考えませんか。私がこれまでブロンプトンで訪れた秘湯の中で、再訪の機会を待ち望んでいるとっておきの秘湯を本日から緊急事態宣言が解除されるまで毎日ご紹介していきたいと思います。

1.霧積温泉 金湯館(群馬県安中市松井田町坂本)

外界と隔絶された霧積の一軒宿の湯は、淡い硫黄臭のある炭酸のぬる湯だ。湯口の近くでは細かい気泡が肌に纏わりつく。昨年10月の台風19号で県道が崩落して孤立、今年1月に道がようやく復旧してお客さんを受け入れられるようになった矢先にこの新型コロナ禍だ・・・。情勢が落ち着いたら必ず行きますのでまた宜しくお願いします!

2.湯俣温泉 晴嵐荘(長野県大町市高瀬ダム先)

標高1,534メートル。2,000メートル級の高峰に囲まれた秘境にあり、徒歩かブロンプトンでしかいけない秘湯だ。高瀬ダム堰堤から出発、めざす晴嵐荘は約10キロの地点にあり、標高差は244メートルある。徒歩だと往復で6時間以上で日帰りは難しいだろう。ダム堰堤から先の10キロの道のりのうち、4.5キロ地点で林道が途切れて、そこから先は登山道となる。山小屋(晴山荘)の営業は7月1日~10月中旬。冬期閉鎖。

尚、高瀬川(写真)をわたる橋が2018年の台風で流されてしまい晴山荘に行くには渡渉が必要かも。(2019年も復旧されていなかった模様。事前にFacebook等で状況確認のこと。)

3.中房温泉(長野県安曇野市穂高有明)

冬季は林道が一般車両通行止めとなるので雪道を徒歩かブロンプトンで行くしかない。しかし、冬だけは中房温泉旅館内の名湯に立ち寄り湯が可能なのだ。従って冬こそブロンプトン探検に行くしかない。

4.白馬鑓温泉(長野県北安曇郡白馬村)

標高2,100メートル。白馬連峰の鑓ヶ岳(標高2,903メートル)中腹にある絶景の露天風呂。源泉温度43.1℃と絶妙の湯加減だ。猿倉登山口から険しい山道を4~5時間歩いて漸くたどり着く秘湯で、途中、三つの雪渓越えがある。真夏になっても消えない大雪渓だ。ブロンプトンもろとも雪渓に飲み込まれて昇天してしまわないように、ブロンプトンはおとなしく猿倉登山口に置いていくことをオススメする。尚、ブロンプトンは帰途、猿倉から駅までの下り に非常に役立つ。険しい山の斜面にありながら20人ぐらい入っても大丈夫という本格な露天風呂からの絶景は見事だ。大量掛け流しの極上湯と素晴らしい眺望をお楽しみください。夏秋のみの営業。

5.くろがね温泉(福島県二本松市永田字長坂地内)

安達太良山への登山道の途中、標高1,700メートルに位置し、歩きかブロンプトンで行くことが出来る。岳温泉の源泉地でもあり、白濁の硫黄泉はこの上なく新鮮だ。登山道は普通の登山道と馬車道と呼ばれる関係者の四駆が通れる道があり、馬車道を通れば比較的楽。とくに中間地点の勢至平あたりからは比較的フラットになりブロンプトンも快適に乗れる。通年営業。

6.雲取山 三条の湯(山梨県北都留郡丹波山村)

三条の湯は雲取山(2,017メートル)の中腹、標高1103メートル地点にある。東京近郊ではあるが、歩きかブロンプトン(自転車)でしか行けない秘湯である。「お祭り」バス停から未舗装の後山林道(自転車以外の車両通行止め)をたどって標高差500メートル以上、距離10キロ以上。青岩谷からの最後の3キロはシングルトラックの登山道を行く。冷鉱泉ではありますが薪焚きでよく温まるヌルスベの湯。創傷・冷え性・胃腸病に特効あり。通年営業。

7.祖母谷温泉 祖母谷地獄(富山県黒部市宇奈月町黒部)

祖母谷(ババタニ)温泉は黒部渓谷鉄道の終点「欅平駅」からしっかりした登山道を徒歩かブロンプトンで行く。黒部渓谷を刻んだ急流黒部川の支流である祖母谷川と祖父谷川の交わる所にその秘湯はある。河原の至る所から湯気が立ち昇っているその様子に驚かぬ人はいない。大自然の中、清冽な渓流と湧きだす源泉を自らブレンドした野湯を体験してみよう。通年営業の祖母谷小屋(山小屋)には男女別露天風呂もある。

8.奥鬼怒温泉 加仁湯(栃木県日光市川俣)

まさに秘境温泉。最寄り駅の鬼怒川温泉駅から女夫渕行きバスに乗って終点で下車、そこから一般車両進入禁止の奥鬼怒スーパー林道(未舗装)を冬期はスパイクタイヤ装着のブロンプトンで8キロ自走する。通年営業。

9.赤湯温泉山口館(新潟県南魚沼郡湯沢町苗場山)

標高1,060メートル。苗場のバス停から6キロの林道走行(ブロンプトン80分)と5キロの登山・峠越え(徒歩60分)が必要な山奥にあります。足元湧出の極上湯です。湯船のすぐそばを清津川が流れており、夏場は水遊びにも良いでしょう。11月~5月は冬期閉鎖となります。

10.本沢温泉 雲上の湯(長野県南佐久郡南牧村)

八ヶ岳の硫黄岳直下の標高2,150メートルに位置する日本最高所野天風呂。本沢温泉口からはブロンプトンでガチな山サイ(山岳サイクリング)となる。本沢温泉山小屋までの距離はわずか5.5キロながら、標高差500メートルに加えて小径車には厳しいでこぼこの登山道に難儀すること必至だ。特に車両通行止めのゲートから先は、岩だらけ根っこだらけの登山道となる。通年営業。


明日以降も毎日、素晴らしい秘湯を紹介していこうと思いますのでお楽しみに!

再訪したいとっておき秘湯セレクションシリーズ: