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八丁湯2

八丁湯に着いた。

鬼怒川は暴れ川で奥鬼怒上流部もしばしば川筋を変えてきた。1902年(明治35年)の豪雨で日光澤温泉が流出した際、鬼怒川本流が南に移動したため北側に河原ができると、そこに温泉が湧出しているのが発見された。それが今ある八丁湯だ。1929年(昭和4年)、鈴木富次郎氏が国有林を借地し、この地に「八丁湯」として温泉宿を開いた。

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予想外に荒れた林道で手間取ったので、スケジュールはかなりビハインドしている。宿の御主人にご挨拶して500円を支払って、急いで名物の露天風呂へ向かう。

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八丁の湯は天然自噴、加水無し加温無しの100%掛け流しだ。露天は三つある。まず手前の露天風呂から。昭和4年の開業時からあるという野天風呂「雪見の湯」だ。

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やや熱め、仄かに硫黄臭のある柔らかい湯だ。とても良いですねこれは。

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下にも露天があるので行ってみる。すると、滝を見ながら湯に入ることができる「滝見の湯」だ。これもすばらしい。

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上にも何かありそうだ。行ってみよう。

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眺望のある露天風呂だ。「石楠花の湯」(しゃくなげのゆ)というそうだ。最高のロケーションではないか。

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石楠花の湯から見る庭のモミジがきれいだ。来月には燃えるような赤一色に染まることだろう。

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秘湯らしい秘湯とは、まさに八丁の湯のようなところのことをいうのであろう。険しい山道を命がけで来た甲斐があったというものだ。また来たい、必ず来なければと強く思った。