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ブロンプトンで秘湯へ行ってきた。

梅雨の晴れ間に中央線で山梨へ向かうことにした。

目的は、外出自粛中になまった体を鍛えること、甲府盆地の桃の出来具合を確認すること、そして、秘湯を訪れて不足したミネラル分を補給することだ。

朝、塩山駅へ降り立つ。本日は3号機M6L-X(Raw Lacquer)を投入だ。

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まずは甲州市の松里を目指して、軽めに走る。松里の集落に入った。雁坂みちの旧道を行く。立派な家屋敷が多い。

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桃は順調に生育しているようだ。

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雁坂みちの笛吹川と反対側の裏道に入り、しばらく行くと雁坂みちに合流した。斜度がさらに上がってきた。ひたすら登っていく。

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牧丘地区から三富地区に入り、ずいぶんと登ってきた。『一の釜、清水渓谷』の表示を見て、雁坂みちから外れて笛吹川上流の峡谷を反対側にわたる。そこからきつい登り坂を15分ほど、本日の第一目的地に到着した。

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「一之釜」という滝の名所だ。滝つぼを底の深い釜に見立てているらしい。この滝、インスタ映えする美景ということで、最近人気沸騰中だそうだ。なかでも高さ21メートルの「男滝」が水しぶきをあげて滝つぼに落ちる様が大迫力であるという。

立て札のところから渓谷の底へと急こう配を降りていくと、吊り橋があった。吊り橋をわたったその先には。

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美しい滝が岩の隙間にあらわれた。これが「一の釜」とある。水量と落差が大きくダイナミックなため男滝とも呼ばれるようだ。

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昨日まで雨だったせいか、本日は水量が豊富で迫力満点である。

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こちらは「釜沢の滝」。流れ落ちる水が白糸のように優美で美しい。

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男滝と釜沢の滝は、滝自体が美しい上に周囲が素晴らしい情景であり、ズーム会議用の動画背景に使えそうだ。いやし動画にも使えるだろう。Goproで動画として収録した。よしよし。

マイナスイオンを十分に浴びたところで、本日の最終目的地である秘湯へ向かおう。『川浦温泉山県館』だ。一の釜へ通じる山道から笛吹川の渓谷をはさんで反対側のすぐ近くに見えている。

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川浦温泉は由緒正しい『信玄の湯』である。単なる伝承ではない。川浦に湯治場を整備せよとの趣旨の武田信玄による下知状が永禄4年5月10日付(1561年)の公文書として実在しているというのだから凄い。下知状は恵林寺の宝物館に所蔵されており、山県館には写しが飾ってある。

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川浦の湯は米沢の大平温泉滝見屋で感動した上品な肌触りの「天女の湯」に似ていると思った。野天岩風呂には、私ともう一方の二名だけだったので、思う存分長湯を楽しんだ。(写真は公式ページより拝借)

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久しぶりに素晴らしい湯を堪能することができた。