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古井雅
2018年7月6日 18:24
時折この空よりも荘厳でありたいと願うことがある。果てや臨界点すらも存在しなさそうに見える偉大な空よりも、大いなる存在であれたら、僕はきっとこんなにも迷うことはなかったかもしれない。全て憶測、君はそう笑ったけれど、この不安定な世界にある僕らは、明日でも同じ感情を持っているか、或いは共有できるかわからない。空が全能であり、絶対的なものであるとは言わないけれども、きっと今の僕よりも絶対的なものだか
2018年6月21日 21:33
自宅の片隅にある朝顔は、その若葉一杯に太陽光を浴びて、背伸びするように茎を伸ばしていた。僕だけで植えたものではない。よくある、義務教育の一環のようなものだ。僕がそれを達成するにはあまりにも難しく、どうすればいいのかわからない混乱が押し寄せたことを今でも覚えている。そんな時、君も同じような状態で、伏すような鉢植えの前で右往左往する君の横顔に遭遇した。でも、その雰囲気と逆行するように、君は一