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はじめに

WEリーグについて備忘録的なnoteを始めるにあたり、Jクラブのサポである自分が女子サッカーに興味を持つようになりWEリーグをちょくちょく見に行くようになったのか、本件ではその流れについて記していきたい。


アテネオリンピック予選 北朝鮮戦

2004年4月24日 旧国立競技場にて

2004年のアテネオリンピックの女子サッカー予選の北朝鮮戦はサッカー誌で国立開催を知った。この試合は自由席がワンコインの500円で当日券売り場はかなりの行列。自分も行列に並びチケットを購入し入場。
中はかなりの賑わい。正直なところここまで盛り上がっているとは思っていなかったので、失礼ながら驚いた。自分も含め3万を超える人たちが応援しに国立に集結。ホーム側を青く染め抜いた。
対戦相手の北朝鮮代表はアジアでは中国代表に並ぶ強豪で当時のアジア枠は2つ。この試合に勝たないとアテネオリンピック出場は叶わない事になる。

サポーターたちが青く染める

試合内容については下記の記事を参照

ゴールを喜ぶ選手達

北朝鮮代表相手に3-0と勝利しアテネオリンピック出場を決めた。

出場決定!
偉業を達成した選手達

試合中攻められる場面もあったが、決してGKとしては大柄ではない山郷選手を中心に相手の猛攻をしのぐ姿に心が動いたことは否めない。
結果としてこの現場体験が女子サッカーに興味を持つきっかけのひとつとなる「はじめの一歩」だった。

アテネオリンピック後

その後はJリーグとの兼ね合いもあり、なでしこリーグに年1、2回程度の観戦と決して多くはなかった。そして2011年にワールドカップ優勝。なでしこジャパンは国民栄誉賞に。なでしこジャパンvsなでしこリーグ選抜のチャリティマッチも実施され、雨にもかかわらず多くの観客を集めた。

2011年8月19日 旧国立競技場にて
試合後は選手達がトラックを一周

翌年のロンドンオリンピックでは銀メダルと輝かしい記録を残し、この先強豪として世界からも注目されると思っていた。
オリンピックが閉幕した後に日本でU20女子ワールドカップが開催。この大会の日本の最初の東京(旧国立競技場)開催のスイス戦を観戦し、田中陽子選手の両足で決めたFKに魅せられた。そしてチームの一体感。
それからの準々決勝の韓国戦、負けてしまった準決勝のドイツ戦、そして3位決定戦のナイジェリア戦と見に行ってしまうくらいこの大会にはまった。そしてこの代表選手・ヤングなでしこ達がトップで活躍する未来を予感した。※ちなみに3位決定戦・決勝戦と同日に天皇杯がありハシゴになってしまった
そんなこともあり2011年のワールドカップ優勝メンバーとこの大会に出場した選手たちには思い入れがあり、試合で目にすると注目してしまう。

見事3位に輝いたヤングなでしこ

リオオリンピック出場を逃す

ところがリオオリンピックのアジア最終予選ではオーストラリアと中国に敗戦、韓国に引き分けと勝ち点を上げられず、残念ながら出場を逃してしまった。世代交代が上手くいってないのが見て取れた。

ワールドカップ出場を逃した後での日テレベレーザ(以降ベレーザ)vs浦和レッズレディース(以降浦女)を見に西が丘に行った際に、浦女サポーターの掲示した段幕に感銘を受けた。
「皆で女子サッカーを盛り上げ続けよう」

2016年3月16日西が丘にて

ついに女子サッカーがプロ化するとのことで、盛り上がりは東京オリンピックの結果に左右されることになった。
その東京オリンピックでは奇跡的にグループリーグ3試合と準々決勝、準決勝とチケットが取れた。オリンピックの開幕を心待ちにしていた
はずが…

チケットは取れていたものの…

疫病によりまさかの無観客開催。そしてなでしこジャパンは本来の力を発揮できず痛恨の準々決勝敗退と泣きっ面に蜂状態だった。
その厳しいタイミングで初の女子サッカープロリーグ「WEリーグ」が開幕。この時は開幕から数試合程度の予定しか頭になかった。

WEリーグ開幕へ

WEリーグは2021年9月12日に開幕。開幕戦のベレーザvs浦女を見に西が丘へ向かった。都営三田線の本蓮沼駅を出て5分ほど歩くと西が丘に到着。
スタジアム周辺のポスターやたくさんの幟、駅からスタジアムへ向かう人並み。これから新しい事が始まるという雰囲気がそこにはあった。

いきなりの好カード
西が丘周辺はベレーザの幟

ヴェルディの2代目マスコット・リヴェルンも登場。ベレーザのマスコットとしても君臨する事になる。すぐ落ちる帽子芸も含めてかわいい。

リヴェルン

試合も白熱。注目度が高い事もあるが、共にレベルの高い選手達がぶつかり合う展開。西が丘の臨場感も相まって熱気が高まるのを感じた。
この試合はベレーザが植木選手のゴールで先制、後半に浦女の菅澤選手、そして終盤に塩越選手のミドルが決まり逆転勝ち。この試合ではかつての北朝鮮戦でもベンチに入っていた安藤選手ことあんこずさんが素晴らしかった。

見応えのある試合だった

雰囲気も良く単純に面白く次も見に行きたいと思わせるには十分の内容と言えよう。そして他のクラブも見てみたい、そう思うようになった。
こんな試合を続けて各クラブで切磋琢磨していけば世界一にまた近づけるはず、規模の大きな話だけどそんな事も思うようになった。

ここからWEリーグを見に各クラブホームの行脚が始まった。
第2節では大宮→浦和のハシゴ強行したりと、Jリーグとの日程の合間に様々なスタジアムに足を運ぶようになるとは開幕前には予想もしなかった。それだけWEリーグに魅力を感じだという事でもあると思う。WEリーグに限った事ではないが、やはりDAZNや公式YouTubeで見るよりも現地観戦はより楽しさを実感できる。
再び世界一になるにはリーグが盛り上がることが大事。どうせなら楽しんだ方がいい。

筆不精なので頻度は高くないだろうけど、この先そんなWEリーグで体験した事などだらだらと書き綴ろうかと思う。


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