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アフリカのサファリを馬で駈ける  Day 10から帰国まで

南アフリカ&ボツワナのサファリを馬で駈け抜ける、African Explorer というツアーに参加してきました。

https://www.ridinginafrica.com/horse-safaris/african-explorer/

運営は、Horizon Horseback。
他のアフリカサファリツアーを探していた時に、イギリスの乗馬ツアー専門旅行会社におすすめされ、内容、期間、費用共に、これしかない!ということで、1年ほど前に申し込んでいました。
南アフリカで4泊、ボツワナに3泊し、ライオンや象、キリンなどの動物を見て回るツアーです。
そのツアーに参加した記録を残しています。

1月5日

ついにツアー最終日です。
最後に厩舎まで乗って帰ればおしまいです。
日の出と共に目が覚めた私たちは、身支度を済ませて出発しました。

今日の目標は、まだ見ていないハイエナを探すこと。
前半は岩多めで常歩多め、後半は駈歩多めとのことでした。
後半になると、景色の良いところで駈歩を堪能。

地平線までサバンナ

ハイライトは、走っていると左にキリンが並走、その後、ワイルドビーストの群れが横切る、という一場面でした。

足元に亀
丘の上にキリンがたくさん


そして、ハイエナ探し。
ガイドのウンポが無線でやり取りをしなから必死に探している様子がうかがえます。
そして、ついに、木陰で休む一頭のハイエナを発見。

やっとみつけたハイエナ


1人でいたのも意外でしたが、思ったより大きいなという印象でした。
これで動物探しもひと段落。
あとは厩舎へと、駈けていきました。

もうこの景色の中にいるにも最後、と目に焼き付ける

厩舎に帰ると、これで本当におしまい。
4日間お世話になったミリオンにも別れを告げました。
ボツワナはしっかり楽しむことができ、全体としては、満足感がありました。

シャワーを浴び、ブランチを食べて、ウンポの運転する車で再び国境へ向かいます。
ここから最後のアトラクション?セスナでヨハネスブルクまで帰ります。

この時はまだワクワク


ウンポと、荷物を運んでくれていたアシスタントのエリオットに別れを告げ、セスナに乗り込みます。
セスナは思ったより小さく、パイロットの他には8人しか乗れませんでした。

8人+パイロットで満席

かっこいいじゃん!と思ったのも束の間。
離陸直後から強烈な揺れ。特に上下のふわっとする揺れが、どうにも耐えられません。
苦虫を噛みつつ雲の上まで出ると少しマシになりましたが、これが1時間半続くと思うとかなりの苦行です。
隣に座っていたフランス人女性も、辛そうな顔をしていました。
耐えて、いざ着陸へ。
この時にはもう、ビニール袋を握りしめて、ギリギリ耐えるしかない状況で、真っ青な顔をしてセスナを降りたのでした。

ここからヨハネスブルクの国際空港までは、さらに車で1時間。
みんなでぐったりしながら移動しました。

空港まででツアーは終了。
南アフリカに残る人、翌朝の飛行機で帰る人、同じ飛行機で乗り継ぐ人など様々です。
8人中6人はチェックインまでにまだ時間があったので、ピザを食べながら時間を潰し、別れを告げました。

あとは、日本へ帰るだけ。
行きはあんなに飛行機が予定通りに飛ばなかったのに、帰りはヨハネスブルグからドーハ、ドーハからクアラルンプール共に時刻通りに発着。
最後のクアラルンプールから関空は1時間遅れましたが、これくらいなら許容範囲です。

余談ですが、クアラルンプール空港は、搭乗口で保安検査があり、検査を抜けると自動販売機も無いのでペットボトルの水が一切持ち込めないのが辛いところでした。

関空に到着して、朝ごはんにすき屋の朝ごはんセットを買ってはるかに乗りました。
そして、新幹線に乗って自宅に到着。
長い長い旅が終わりました。

南アフリカでは、6回馬に乗れる予定が結局2回しか乗れませんでしたが、シマウマやヌーのいるサバンナを駈けたり、馬でのスイミングやスプラッシュ駈歩など、ハイライトは楽しめました。
ボツワナはちゃんと全行程騎乗。南アフリカよりもさらに大自然を感じながら、動物たちを見ながらの乗馬を楽しむことができました。

乗馬でのサファリの良いところは、高い目線から景色を楽しむことができるだけでなく、足元は馬が見ていてくれるので、写真を撮ったりするときも、何もないところであればある程度馬に任せられるところ。
そして、車のように酔わないこと。
また、車でのサファリは、動物たちを邪魔している感覚が強かったのですが、馬でのほうがまだ動物たちにやさしいような気もしました。

一緒に旅したメンバーも、今思い返すと、馬の美しさなどを競うショーなどに参加している人、フリージアンホースが大好きで、ミニチュアポニーにロングレーンで高等馬術を教えている人、ポロの経験のある人、ウエスタンメインで乗っている人、この旅のために乗馬を再開して練習してきた人など、色々な馬のバックグラウンドを持つ人がいて、面白いメンバーでした。

体調がすぐれない時間が長かったこともあって、他のメンバーとあまり話ができず残念だったのと、若干記憶が薄いような気もしますが、夢を叶えられ、今はとても満足しています。
今、この時期に行くことができて、本当に良かったと思っています。
1人でアフリカに乗馬に行くと言っても、笑顔で送り出してくれた周囲の人たちに感謝です。



さて、これで、またブリティッシュな馬とのつきあい方noteの更新はしばらく休憩しようと思います。
みなさま、9回に渡りお付き合いいただきありがとうございました。