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人生は砂の城ではなくブロックの城

「いい学校出たのに、そんな人生もったいない!」なんて言う人がいる。
そう言う人は、人生を砂の城のように考えているのでは?
頑張って勉強して、希望の学校出て仕事について、納得の人生を歩んできた人
時には苦労して、それでも頑張って、今まで一生懸命歩んできた人。
そんな人は、大きな転機を迎える時、今まで作り上げてきた大切な砂のお城に 水をかけられ、壊され流され何もなくなっちゃう、そんな気持ちになるかもしれない。

私も30歳の頃、そんなふうに考えていた一人です。
それまで築いてきたもの、たとえば生物学、お菓子作り、英会話、ピアノ、  大切にしてきたものを、これから先もさらに磨いていきたい、そう思っていた。
だけど、結婚で生活スタイルが一変! 
そんな私に「一度全部壊して二人で築いていかなきゃ」と言った人がいました。
それまでの30年間色々あって、ようやく自分らしく生き始めたところなのに! そんな自分らしさに水をかけて壊して一から築き直すなんてムリ!      モヤモヤとイライラの中でとても戸惑いました。

悩んだ末、人生は砂の城ではなく、レゴブロックのお城かも!と考えたのです。

今まで築いてきたものを崩しても、ブロックのピース一個一個は残っている。
そのピースをもう一度組み直して作っていく感じ!?
30年間いろんな経験をしたから、個性的で自分好みのピースがいっぱいある!
むしろ崩したことで、自分がどんなピースを持っているのかに気付けたかも  ライフステージが変わる時の棚卸しだ。

結婚以外でも、急にアメリカで生活することになった時も、子どもの入園や入学の時も、病気になった時も。多分これから、夫婦二人暮らしになる時も。
時々に、全部は崩さなくても、一部を崩しては組み直していくんだろうな。

そしてそのピース一つ一つは、日々の暮らしの中で手に入れていくもの。
楽しい時も辛い時も、その時々のピースを手に入れている。         幼い子ども時代にも、高校時代にも、ひきこもっていた時にも、失恋の時にも、その時々にピースを手に入れた。旅行に行った時も、新社会人になった時も、、どれも大切なピース。自分の足跡。私のお城を構成する一部分。知らない間にたくさんのピースを手に入れ、積んできた。無駄になるピースなんて一つもない。これからも、お気に入りのピースが手元に残るように、日々の生活を蔑ろにしないで丁寧に暮らしたい。機嫌良く暮らしたい。

人生の転機が訪れても大丈夫! 今ある自分のお城を崩しても大丈夫!    また新しく作り直せばいいだけ。今までに手に入れた私だけのブロックピースで新しい私のお城を!!

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