「今日は天気が良いからスキーでもしにいくか?」ができる仕事って最高じゃないですか?

 中学時代はアルペンスキー部だった南魚沼市議会議員の黒岩揺光です。

 今日のブログは、「市議会議員って最高!」ていう話です。

 新潟県南魚沼市には今季、営業しているスキー場が七つあります。

石打丸山スキー場
舞子スノーリゾート
上越国際スキー場
シャトー塩沢スキー場
六日町八海山スキー場
ムイカスノーリゾート
八海山麓スキー場


市議会議員の「公務」は年間50日以下です。1月と2月は公務がほとんどありません。

 なので、天気が良い平日の日に「おお!今日は天気が良いからスキーいくか!」ができる仕事なのです。

 「議員なんだから、スキーなんてしてないで、議員活動をしろ!」と思うかもしれません。

 しかし、ここが「議員」という仕事の素晴らしいところです。

 南魚沼市内のスキー場でスキーをすることは、立派な議員活動だと思います。市の主要産業は観光です。議員が実際にスキー場でスキーをすることで、どうやってこれらの素晴らしい観光資源を市の発展に活かせるのか政策を練ることができるのです。

 というわけで、今年、私は市内の七つのスキー場をすべて滑ってみました。今年は雪が少なかったこともあり、今シーズンだけで、すべてのスキー場を滑ったことがある市民はあまりいないのではないでしょうか?

 市内共通のシーズン券というものが一般には販売されておらず、すべてのスキー場を滑ろうとすると、その度、リフト券を買わなければならなくなり、割高になります。リフト券代は高騰しており、石打丸山スキー場だと4時間券で5400円もします!

 しかーーーし!!

 共通シーズン券は「一般には販売されていません」が、特定の市民には販売されています! 小学生と中学生の子どもとその家族です!

 なんで?と思う人も多いでしょう。

 子どもたちのスキー離れを防ぐためということですが、だったら、就学前から実施すべきだし、そもそも、親たちのスキー場離れが子どもたちのスキー離れを招いているのだから、子どもがいる世帯限定にはすべきではないと思います。私が市長になったら、すぐにでも、誰でも買える共通パスを提案したいと思います。

 今シーズンは、長男が小学1年生となったので、共通リフト券を格安で買うことができました。

 

舞子です
これも舞子です。
これも舞子です。

 それでは、7つのスキー場、すべてを滑った結果、私が一番お薦めするスキー場を発表します。

 忖度なしです!

 答えはここです!


 こんな景色を見ながらご飯食べたことありますか?

 こんなレストランが南魚沼市内にあるって知ってました?

 石打丸山スキー場の「ケルン」というレストランです。

 私はスイス・フランスに2年暮らしていたので、そこでもスキーをたくさんしましたが、日本のスキー場との決定的な違いは屋外テラス席があるレストランの数です。スイス・フランスは大多数のレストランに屋外席がありますが、日本は稀です。スイス・フランスは、絶景を楽しみながらコーヒーを飲みにスキー場に行く人がいますが、日本はスキーをするためにスキー場に行く人がほとんどではないでしょうか。

 私は晴れた平日は「ケルン」でご飯を食べるために、石打丸山スキー場にいくことがあるくらいです。

 天気がいい休日の昼間はおそらく席が埋まっていると思われます。座れたとしても、待っている人がいるでしょうから、ゆっくりはできません。狙いは、平日の早めの時間。午前11時とかなら何とか座れると思います。

 石打丸山スキー場の次におすすめなのが舞子スノーリゾートです。


 ↑が頂上付近のカフェですが、ここにもテラス席があります。ここでコーヒー飲んでいる時に、隣に偶然座ったアメリカ人のブライアンと仲良くなり、一緒に滑ることになって、ご飯まで一緒に食べました。

舞子のカフェで話しかけたアメリカ人のブライアンと仲よくなりました。

 石打丸山スキー場はコースの難易度、リフトの性能、速さ、景色、どれをとっても随一でした。上越国際スキー場や舞子と違って、平な場所が少ないと思いました。私はスキーなので、スノーボーダーのかたたちは平な斜面で技とかするので、平な斜面が多い上越国際スキー場はボーダーが多くなりますね。

 ムイカスノーリゾート、八海山麓、シャトー塩沢は、スキーをたくさんしている人にとっては、少し物足りないかもしれません。なので、初心者から中級者、小さい子連れにとっては、こういうスキー場がいいのかもしれません。この三つのスキー場は、平日は、学生・生徒の団体客がいる場合が多いですね。

 子どもの遊び場が充実しているのは、ダントツで上越国際スキー場でした。

 上級者向けなのは六日町八海山スキー場です。

八海山スキー場です。

 ここのチャンピオンコースは、かなりの難易度で、超上級者にとっては最高でしょう。このコースだけは、私もスイスイ滑ることが難しいです。

 八海山スキー場のもったいないところは、最高の景色なのに、それを楽しめるレストラン・カフェがないところです。頂上付近にレストランはあるのですが、屋外テラス席はありません。しかも、ゴンドラ駅から離れているので、景色を楽しむためだけにゴンドラに乗る人は、レストランに行けません。とてももったいないと感じました。


 ↑は八海山麓スキー場です。私が小学校から中学校にかけてのホームゲレンデです。ここの良いところは、「ヘブンズカフェ」というカフェが麓にあって、パソコンを持ち込んで仕事ができることです。なので、ちょっと滑りながら仕事がしたい人にとってはいいかもしれません。

シャトー塩沢です。
シャトー塩沢の頂上にはブランコがあります。
ムイカリゾートです。
石打丸山スキー場です。

 ↑が、石打丸山スキー場の頂上付近にあるレストラン「シュプール」です。林茂男市長のレストランです。このレストランからの景色も最高ですが、テラス席が少ないのが残念です。

 市内で一番多くのスキーヤーが訪れるスキー場で一番景色の良いところに聳え立つレストランの経営者が市長なのです。市長は農業もされているし、観光と農業の専門家ですね。


上越国際スキー場です。


 上越国際スキー場は、とても広いのがいいのですが、連絡リフトが少し遅く、私みたいに2時間とかしか滑りたくない人にとっては、ちょっと使いづらいですね。

 民間がやっている六日町八海山は小学生以下を無料にし、シャトー塩沢は市民割をして、小学生1日券を1000円にしたりと、頑張ってますね。

 一方で唯一市営の八海山麓スキー場は市民割がないというのがとてもとても残念ですね。

 すべてのスキー場を滑ってみたうえでの感想。

● 七つすべてのスキー場にそれぞれ特色があり、とても楽しかった。この楽しみを多くの市民が共有できるよう、市内の共通リフト券を誰でも買えるようにすべき。

● 「2時間券」を導入すべき。意外に、2時間しか滑らない人が結構いた。

● 小さいころから雪に親しんでもらうため、キッズスペースにある「スノーエスカレーター」の代金を市が助成すべし。場所によっては、1人1000円かかるため、子どもを二人連れて行くと、自分の分も含めて3000円かかる。

● 外国語対応が少なすぎ。

● テラス席やおしゃれカフェをもっとつくり、スキー場にお茶をしにいく人を増やすべし。

● 長期滞在の観光客が市内どこのスキー場でも滑れる共通1週間券を導入すべき。「南魚沼市に行けば、安く、色々なスキー場が楽しめる!」とすべき。



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