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通院のストレスからの解放 オンライン診療に挑戦した話


オンライン診療を選んだ理由

幻聴の治療のため、病院に行く必要があったものの、昔から病院が苦手で通院には強い抵抗がありました。心療内科や精神科に通っていることを知人に知られたくないという思いが強く、病院に入る姿を見られることを避けたかったのも理由の一つです。
さらに、近くの心療内科には知人が以前通っており、あまり良い評判を聞いていなかったため、その病院を選ぶ気にはなれませんでした。
インターネットで電車で通える範囲の病院を探してみましたが、決定的な候補は見つからず、悩む日々が続きました。
また、体調が不安定なため、診療日に体調が悪化することがあり、その場合は移動も辛く感じました。そのため、自宅で診療を受けられるような環境が理想的だと思い始めた頃に見つけたのがオンライン診療でした。
不安はありましたが、スマホひとつで完結するという気楽さもありオンライン診療に初挑戦してみることにしました。

登録から診療の流れ

私が受診したオンライン診療所は、ホームページからLINEの友だち登録をするとLINEトーク上から簡単に登録できるというものでした。医師の性格や診療タイプも確認できるので、自分に合った先生を選べました。平日・週末問わず朝から晩まで1日中予約が取れるため、都合が合わないことや予約が取れないということがないように思います。
以下に登録から診療の流れを簡単にまとめておきます。

LINEのトークページから登録します。住所や氏名、年齢、支払い形式(後払いやクレジットカード払い)を選べます。保険証登録と病状アンケートを済ませると予約が可能で、前日と当日に確認メールとLINEが届き、診療日を忘れにくいです。ネット環境があればどこでも受診可能で、スマホ1台で簡単に診療を受けられます。

診療の2時間前と30分前に確認のLINE、さらに5分前にLINEで待合室の案内が届き、診療前にカメラやマイクの確認ができます。初回はZoomの登録が必要ですが、2回目以降はLINEだけで完了します。免許証などの確認も初回のみです。

初回診療は約20分、2回目以降は5〜10分ほどで終わります。支払いはLINEから行い、後払いの場合は振込用紙が届き、クレジットカード払いなら即時決済が可能です。薬は指定住所に届けられ、翌日か翌々日に到着します。登録したものと別の住所を指定することも可能です。

次回の予約は診療中に取ってもらえるため、2回目以降は自分で予約を取る必要がありません。日程変更や先生の変更はLINE上で簡単にできます。また、市役所などへの申請に必要な書類もLINEから申請可能です。


オンライン診療のメリット

・多くの医師が登録されていて、病状に応じた選択が可能。
男女共に複数の意思が登録されていて、性格や専門分野が公開されており、自分に合った医師を選ぶことができます。
合わなければ他の医師に変えればいいので気持ちが楽です。
また登録されている医師の人数も多いため日時の都合もつけやすいです。

・予約、診療、支払いが全てLINE上で完結、医師以外の人とやりとりする必要がない。
受付の人とのやり取りや、待合室などで他の患者さんと待つこともないのでストレスがありません。

・薬は配達されるので薬局で待つ必要がない。

・ネット環境があれば外出先でも診療ができる。
環境さえ整っていれば仕事の合間などに診療を受けることも可能です。

・外出せずに済む。
体調が不安定でも外出する心配がなくストレスが軽減されました。
上半身しか映らないので下半身寝間着でも大丈夫です笑

・知り合いに見られる心配がない。

・ストレスが少なくリラックスした環境で診療でき、長期通院に向いている。
精神的な問題は長期治療になる場合が多く、移動等のストレスを軽減できるオンライン診療が有効だと感じました。通院を断念するリスクが減り、医師の変更も容易で、治療を続ける意欲を保ちやすいと思います。


オンライン診療のデメリット

・ネット環境が整っていないと受診できない。

・家や外でプライバシーが守られた環境でないと診療が難しい。

・スマホの操作が不慣れな人は診療まで手間取る可能性がある。

・対面ではないため、人によっては信頼しづらく感じることがある。
私も最初は「ちゃんと理解してもらえたのか?」と不安に感じることがありましたが、回数を重ねるうちにその疑問は解消しました。しっかりと細かく伝えることを意識すると良いと思います。


ストレスを軽減するオンライン診療に挑戦して

オンライン診療の良さは、医師を自由に選べること、そして診察日時を自分の都合に合わせて調整できること、さらに外出の手間や待ち時間といった診療以外のストレスが大幅に軽減されるため、より治療に集中することができる点です。特に慢性的な症状を抱えている場合、このようなストレスの軽減は大きな助けになります。
オンラインで毎週診療を受け、処方された薬を飲み始めてから、幻聴が少しずつ減り、幻聴の声量も遠くで話しているように小さくなってきました。また、以前は幻聴が自分の行動とシンクロしていたのですが、今では外れてきたと感じます。
従来の通院だったなら、その過程自体がストレスになり、薬の効果が薄れていたかもしれません。実際、ストレスを感じると幻聴はすぐに悪化してしまいます。オンライン診療のおかげで負担が減り、幻聴にとらわれず安定して過ごせる日が増えてきたことを嬉しく思っています。
今後もオンライン診療の利用を続け、寛解を目指したいと思います。
受診を考えている方の参考になれば嬉しく思います。


Illustration generated by Copilot © 2024


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