第3章 真紀…生徒会長を辞めたい

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大人の主人公side

また、謎の声が聞こえてきた。

【元の記憶が戻った私side】

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を思い出させます!】

はっ、まっまた!?記憶が戻った?私?

私…もう1人の子供姿の私が子供の龍鬼からなんか…

この学校からの脱出の説得をされていたなぁ

というか…龍鬼…もう1人の子供姿の私のこと…

ものすごく…現実的なことを言って説得していたけど…

その時

また私…元の世界の記憶とこっちに来た時の記憶が消えていた。

処分者にならないように…もう1人の子供姿の私は…

昨日の…数学のテストと次のテストの勉強をしたりして頑張っていたけれど…

友達の麗華と薫や男子、なぜか出てきた私のお父さん岩下虎徹や他の男子に新記録

とかって言われていた。

麗華と薫から移動用ロボットに乗るのを禁止されたりしてた。

本来麗華と薫ともう1人の子供姿の私…

海緒で一緒に体育館のマットを置いて寝場所として…使っていた体育館の倉庫…

からもう1人の子供姿の私は、体育館そのものから私物を外に出されて

追い出されていた。

お父さん…岩下虎徹…が言っていた。

「処分間際はもういつか死ぬってことだろう?

もう人生終わり〜ま ぢ  か 誰からも必要とされなくなるんだ。」って

もう1人の子供姿の私は…処分間際だけど…勉強を一生懸命やっていた。

なのに…誰からも必要とされなくなるなんて…処分とか…

もう1人の子供姿の私は…一生懸命やっているのに…

周りからそう言われて…もう1人の子供姿の私…

処分が怖い中…周りが離れていく中…

順位とかを決められて最下位になったら処分される

死ぬかもしれない…人生が終わるかもしれない状況で…

勉強していくのがつらい中

でも…ここしかない!

私はここで…この世界で生まれたんだからそうやって生きてきたのだから…

やっていくしかないんだって思って

処分間際になってしまった自分が悪いんだって徹夜しようとしていた。

でも…もしもこの恐怖がない世界、順位がなくて

嫌われたり処分されたりされず、授業も自分のペースでできて、

私らしい場所があったらどうなるんだろう?

とかももう1人の私は考えたりもしていた。

でも、もう1人の子供姿の私が

また龍鬼とあった時に龍鬼がこう言っていた。

もう1人の子供姿の私を励ましていた。

私は子供に龍鬼が言っていたことを思い出す。

「枠から外れても

それでもおまえは一生懸命やっていただろ。」

「おまえは悪くない。おまえはおまえのままでおまえのペースで進んでいけば良い。

おまえは充分大丈夫だ。頑張ったな!君は」

「この世界ではさ合わせたくてもついて行けない人だっているかもしれないのに

それで後ろのラインにいってしまう人だっているのに…

そういった人たちはいじめや処分で◯して人生なくすとか

ってひどくないか?」

「元々そういうのが苦手な人とかさそういう人だっているのに

そもそもこの縛られた世界、競争ができちゃったのはどうしてだろう?

勉強ができて勝ち組になるため、やる気のため…とかも確かに大事だけど、

それでも、ついていけない人もいるわけだ…

その人たちはさ、人生終わり…とかじゃなくて

自分らしくやっていきたい人もいるんじゃないの」

すっごい現代社会のような…道徳みたいなことを言っていたけれど。

確かにそうだよね。

周りに合わせて、競争してそういうのが苦手な人だっているよね?

処分間際で周りが離れてしまっても、処分されないように…

17歳の女の子…大人になってやりたいことしたいよね。

○されたくないから人生が終わるのは嫌…生きたいから一生懸命…

周りの中の枠に入っていたんだよね…

入りきれない自分に合わない枠に必死に入ろうとしていたんだよね?

そんな中、縛られた場所ではなく自分らしくいられる場所も探していたんだよね。

でも、周りの人、麗華や薫から色々言われて…

処分が怖い中…一生懸命やっているのに

ただ自分らしくいられない合わない場所の中、にいるのに

龍鬼が言っていたように、新世界や

保健室を追い出され…特別教室棟を出て

外に繋がる渡り廊下の中、もう1人の子供姿のあなたが

考えていた。

別の学校…今、いる場所じゃない人たちと交流が出来て

楽しめる世界で学校以外にもたくさんの建物があって、

そこには自分と同じ人がいて、周りを気にせず勉強したり、

やりたいことを一緒にできる。たくさんおしゃべりしてたくさん笑い合える

場所。

そんな場所があるはずなのに

この世界に来てしまって周りの人たちの言葉によって

自信をなくしちゃったんだよね…

処分間際になってしまった自分が悪いって

みんなと同じ枠の中に入れない自分が悪いって。

でも…龍鬼…私の子供がいった。現実的…現代社会…?

道徳みたいな言葉によって、というか…もう1人の子供姿の私を認めてあげて…

何とか脱出決意させることができたんだよね。

というか…もう一つ…今気づいたけどもう1人の子供姿の私って…

元の世界…2022年くらいから…なんかこの世界…テストで最下位になったら

処分され 最下位から二番目だと誰からも必要とされなくなるこの場所

この学校にやってきて一年って言っていたけど…もしかして…

もう1人の子供姿の私にも元の世界があるのかな?

この世界でなゆに二回目ほどみかけた時に

倒れて謎の声が言った【今、もう1人の子供姿のあなたの記憶を見せます。】

って言った時に見せられた。

くるりんぱっと左右横の髪を後ろにしてミディアムヘアにしている女性…

沙由里にいじめられているもう1人の子供時代の私がいじめられていた記憶…

もしかして…もう1人の子供時代の私もこの世界で実際に見える様にして

こっちの世界に来てしまって私は…

もう1人の子供時代の私の身体の中に入ってしまったりして

この繰り返し…もう1人の子供姿の私が目の前が真っ暗になったら

元の世界とこっちにやってきた私の記憶が戻って

もう1人の子供姿の私の記憶…二つが存在していて

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を切断します!】

という謎の声で元の世界の記憶とここに来た私の記憶…元の世界にいた記憶が消えて

もう1人の子供姿の私の記憶だけが存在する。

なんだかこれっ繰り返し起きそう!

この世界は本当になんなんだろう?

なゆや家族  子供の龍鬼が行方不明って言っていたりしているけれど…

全てはこのバーチャルメガネをつけられてから起こった出来事だよね…

私は手を動かす。えっなっ何?

私は自分の手を見るともう1人の子供の私の手から私の手が出ているのだ。

つまり、入れられてしまった私の身体がもう1人の子供姿の私の身体から

飛び出てるのだ。

えっ嘘?もしかしてこれって抜け出せそうってこと?もう1人の子供姿の私から!

私は思いっきってもう1人の子供姿の私の身体から抜け出すかのように

身体を動かす。

やっぱり!抜け出せた!もう1人の子供姿の私の…身体から!

動ける!

えっでもなんで?というか

私はあたりを見回す。

あっ龍鬼!

もう1人の子供姿の私は頭痛と幻聴からかで頭を抱えて目を固く閉じている。

龍鬼はもう1人の子供姿の私を見ている。

しばらくしても

龍鬼はずっと目を開いたまま、瞬きをせず、もう1人の子供姿の私も動かない。

ていうかここ、一階、特別教室棟だよ?職員室近いしじゃんばれたらまずいよ?

というか、龍鬼ともう1人の子供姿の私、ずっと動かないどうしたの?2人とも?

というか龍鬼…月加が言っていたけれど、

あなた、行方不明になってるって言っていたけど…

「ねぇ?龍鬼!?」

と私は龍鬼に声を掛けるが龍鬼は反応しない。

それに…さっきから

もっもう1人の私と龍鬼がずっと止まってるみたいだ。

まるで時間が止まったかのように、2人は動かない!

私は龍鬼の肩を触ってみる。

私の手は龍鬼の肩をすり抜けてしまった。

どっどうして?触れられない!

もう1人の子供姿の私と龍鬼!

なんで龍鬼に触れられないの?

なんだかまるで私…幽霊みたいになっているみたいだ。

私は何度か龍鬼たちを触れるが、ダメ…龍鬼たちの身体をすり抜けちゃう!

怖い!本当に幽霊になった気分だ。

でもここは…多分仮想世界だ。

もう1人の私が目の前にいるが…多分月加か誰かが作ったアバターだろう

うん!うん!

って誰が作ったのよ?

本当にここは仮想世界であってるよね?

だってここに来る時、

確かにバーチャルメガネをつけられていたもん。

バーチャル…メガネ?みたいのをつけられてて

顔をあちこち触ってみる。…

メガネ  外せ…ない

バーチャルメガネを外そうと私は顔を触るがやっぱり、

ここ、この世界に来たみたいにメガネをつけているような、

感覚がなかった。

どうしよう?多分…私からだと…取れないんだ?

ということは元の世界にいる…外の世界にいる人じゃないと

取れないってことじゃん。

怖っ、嘘!

ってあれ?私ここに来る前に

確か…

「もしも元の記憶が戻ったら、未来を変えて!もう1人の海緒!

自分を救って!」

「全部わかる。全てが、私が迎えに行くそれまで、見ていて!

もう1つの未来世界のあなたを!」

って誰かの声が聞こえた気が…

私…はっきり覚えているなぁ?

その時、急に私の身体が急に浮きはじめた。

えっうっ浮いてる?

ヒューーーーーン

私の身体は…

急に龍鬼ともう1人の子供姿の私がいる場所特別教室棟の一階から

離れていく。

えっあれ、待って、そんな、

これ最初バーチャルメガネをかけられてここに来て

月加が外の世界で動かしているであろう警備員と

給食室で見た。あの閉じ込められた赤ちゃんの妖精を見たあとに

私の身体が勝手に月加か離れてしまい

数学のテストを受けていたもう1人の子供姿の私の身体に私が入ってしまった時

みたいに

龍鬼ともう1人の子供姿の私から私は離れていってしまったのだった。

「りゅうきー、もう1人の私ー」

と私は言い、龍鬼ともう1人の私には聞こえないので、

浮いてどんどん離れてしまう中、

階段で私だけの声が響いた。

幽霊みたいなことが起こっているため結局、誰も聞こえないけど

私の身体は特別教室棟の職員室に近い1階の階段から身体が浮き上がり

2階、3階と上り屋上のプールサイドを渡り

私は目を開ける…

はっ!

気がつけば私は学校を上から見下ろしていた。

縦にまっすぐ一本線の形をしたような学校。

私から見て一本線の前の端と真ん中と後ろの端には三つ建物がある

その三つの建物をつなぐ渡り廊下が見える。

えっどうしてまた最初にいた時の地点に、もしかして?帰れるの?

急に私の身体が仰向けになった。

「ぎゃーーーなっ何、この人だかり!」

と私は思わず叫んだ。

だってそこには下にある学校を見ているかのように大きな雲のように

たくさんの人々が、集まっていたからだ。

みんなそれぞれ、私と同じようにバーチャルメガネをかけていた。

私の身体が浮き上がる。

えっえっちょっと

どうやら、私もその人だかりに入っていくようだ。

その人だかりの中には私がこの世界にきて

月加が外の世界…元の世界から遠隔操作で動かしているであろう警備員が

食事ロボットを壊したところや地下の給食室で見た

閉じ込められた赤ちゃんみたいな妖精を見て

数学のテストをしていたもう1人の子供姿の身体の中に入り謎の声によって

元の世界にいた時とこっちの世界にきた時の記憶が忘れてしまい

最初に会った人たちの姿が見えた。

この世界の今、特別教室棟の一階で頭を抱えているもう1人の子供姿の私が

数ヶ月前から仲良しの麗華と薫がいた。

あっこの…人たちって!?

テストを受け終わり私が処分間際に認定されてしまった時にからんできた男の子

いや…元の姿…元の世界にいる…姿の岩下虎徹…私のお父さんが見えた。

もっもしかして!

私は人だかりの中かき分けて入っていきある人物を見つけた。

園田あきのりくんと園田沙由里って私のおじいちゃん、おばあちゃんじゃん

あれっ?やっぱりもう1人の子供姿の私の記憶にいた

沙由里…おばあちゃんに似ている気が…

そして、さっきいた…岩下虎徹、私のお父さん!岩下真紀、私のお母さん!

お母さん、岩下真紀って名前だけど、旧性は園田だよね?

なっなんで!どうして?

もしかしてみんなもこっちの世界にきてしまったの?

私の家族がこっちに来ている!

しかし、みんなは私に気づかなくボーっと浮き上がったままだった。

どっどうしてみんなもバーチャルメガネをつけているの?

おっとと私は斜めに傾いてしまい

私はとっさに園田真紀、お母さんの肩に触れた。

すると下にある縦にまっすぐ一本線の形をしたような学校にいるであろう

もう1人の子供姿のお母さんの記憶が浮かんできた。

園田真紀said 1

【翌日の夜

私、園田真紀は一緒に隣で勉強をしていて海緒が座っていた机を見て昨日おきた出来事。

「でも成績の悪い私が悪いの、できる人が羨ましいなぁ。あははは。なんて〜」

苦笑いをしてそう言った海緒を思い出し席を立ち廊下に出る。

そんな羨ましくないよ。それに私…ギュルルルルー

うっお腹痛いどうしようお手洗いに行きたいけど私は…

んーん違うことを考えようと椅子から立ち上がり並べられた本棚の中を歩く。

そういえば海緒遅いなぁどうしたんだろう?

あっ、一列本がズラっと倒れているのを見つける。

ああ下の学年の子が読んでいたのね。もう、しょうがないなぁ。

本を整理し、他にも本棚を周りを歩き逆さまになっている本も並べる。

日本昔話集に触れた時 私の中で

ジリリリリリッうっ頭が!

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元の世界、この謎の学校、世界に来た記憶が戻った真紀side

【このもう1人の子供姿の真紀の記憶を思い出させます。

元の世界の記憶を呼び起こします】

はっここは…私…また記憶が戻った!?

今は…もう1人の子供姿の私と

元の世界の記憶…2つの記憶が戻ってる…

なにこれ?どうなってんの?

 【またこの声!】

えっ誰?あっもう1人の私の声だ!

もう1人の私の声が聞こえてきたのだ。

なんで聞こえてきたのだろう?

それより……またこの声って?誰かが真紀に声をかけているの?

【ねえそのちゃん私ねやりたい事を見つけたんだ。】

と言う声が響く

えっ?私の友達、辻ちゃん?辻ちゃんの声が聞こえてきたんだけど…

【そうなんだ。辻ちゃんはやりたいことを見つけたんだね】

ともう1人の私の声が聞こえてきた。

えっ?辻ちゃんがやりたいことって?

【もう1人の子供姿の真紀に時々、聞こえてくる…この幻聴は…

あなたがこちらに来る前から一週間前からずっと続いているものです。】

と謎の声が聞こえてきた。

【元の世界とここにきた時の記憶を消し

先程見た記憶はもう1人の子供姿の真紀、あなたの記憶に移行します。】

えっ待って!

またここにいる私…記憶が消えるの?

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もう1人の子供姿の真紀Side

はっ!はぁはぁ

「誰?何やりたいことってどういう意味?」

と私はとっさに大きな声を出す。

図書室にいるみんなは不思議そうに私を見つめこう言った。

「えっ会長、どうしたの?」

はっ  私はとっさにお手洗い場に向かう。

【「そのちゃん、そーのーちゃん出てきて!バーベキューやろうよ」    

私には秘密があるお手洗いに行くと必ず声が私の中で響き渡る。】

お手洗いの前で私は頭を抱え込む。

あっそうだ。またあの声だ。

それはどこか懐かしく聞き覚えのある声。

でもいったいどこでなのかは覚えていない。

って今度はバーベキュー!?この前はパスタ、その前はマック。

そのこの前はカラオケその前は…

ほんっっっっっとなんなの!この幻聴!私別にお腹空いてないんだけど!

っていうか私はこの世界で生まれてきたわけだし。マックやカラオケ店なんて知らないはずなのに?なんだろういつもあったかのようなこの感覚

私は早く用を済ませて外に出る。

図書室に戻ろうと歩くと目の前には黒服の男性No.1の先生

が満面の笑みを浮かべてこう言った。

「なぜ処分ギリギリになってしまったんだい。

君はこの世界で最高生徒会長だ。

次はちゃんと、

【1番取りなさい】

じゃなきゃ処分だ。」

とっさに頭を抱える。

そうだよ?でもね…

毎日!毎日!成績で上を目指されて…私はもう普通に過ごしたいのに…

私…どうしたらいいの?とにかく…

NO1の黒服の先生に

「やめて、もう無理なの!たくさんなの!私、生徒会長やめたい…」

そう言うとNO1黒服の男性の先生は拳をあげたかと思うと

私は吹っ飛びその場に倒れてしまっていた。

頬を触る。血が出ていた。私はNO1黒服の男性に殴られたのだ。

するとNO1黒服の男性は私を抱き抱える。

そしてこう言った。

「黙ってやるんだよ!おまえは!」

「頼りにしているぞこの世界の生徒会長。」

と黒服はそう言い私の方を見て何か思い出したかのようにこう言った。

「あ、そうだ。そうだ。生徒会長?君も、タブレット泥棒事件には気を付けろよ。

自分の勉強用道具のタブレット。自己管理は怠らないように。」

えっ?タブレット泥棒事件?

NO1黒服の男性は私に肩を触れると職員室へ行ってしまった。

そのあとジジジッと頭痛がして幻聴が起きた。

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元の世界にいた時とこの謎の学校、世界に来た記憶の真紀Side

【元の世界とここにきたあなたの記憶を戻します。】

【もう1人の子供姿の私が起こった経験…

記憶を思い出させます。】

えっ?

【もう1人の子供姿のあなたの記憶を見せます!】

それは一週間前です。

私はいつから…ここにいるのか?わからないけれど…

今は高校三年生この世界の生徒会長だ。

先々週まで、ずっと先生や他の人達から期待されながらも

勉強を頑張り続けていつも1番をキープしてきた。

だけど途中からおかしいことが起き始めた。

「始め!」と言う先生の合図とともにAクラスでは一生にペンを走らせる中

私も問題を解くが、

またあの「そのちゃん!そーのーちゃん、出ておいで。」と声が聞こえてくる。

どうして!今まではトイレの時でしか聞こえなかったのに?

今度は出ておいで?どういうこと?

とっさにペンを置いて耳を塞ぐ。

やめて! やめてほしい!

 その時「さすがだねこの世界の生徒会長期待しているよ。」

「黙ってやるんだだよ!」

と言う先生の声や図書室に海緒が入ってきたときに下の学年が自分を下から見つめて

「会長〜」っと言って許可を求めるような目でこちらを見つめている男の子の

映像が思い浮かぶ。

そしてテスト用紙を見つめる。

どうしようペンが持てない。そもそもこんなの頑張る意味あるのかな?

私の中であの声が鳴り響く中、糸がぷつりと切れた。

しばらくして先生の合図がなり後ろの人からどんどん回収されていった。

前の人からは驚かれていた。

そして採点がくる。しばらくして

「処分者は…伊藤、そして最下位から2番目は園田!」

と言われAクラス全員は一生に私の方を見つめてこう言った。

「えっ会長、どうしたの?」

そんな目で見ないで!やめて!もういやっ!

私は向かれている視線の中、教室を出る。

そんな風に悩んでいたんだ…もう1人の自分…

【元の世界とここにきたあなたの記憶を消します。】

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まだ真紀サイド…今度はもう1人の子供姿の真紀Side

はっまた頭痛か。本当にこれって何なんだろう?

ってあれっなんか聞こえない?

その声は男子トイレの前にいた。男の子4人組だった。

「おらおら〜ぐりぐり攻撃だ〜」

「あはははやばいやべー」

そう言う男の子4人組だった。

男子2人は男の子の両腕を抑えており、

もう1人はえんぴつで男の子の横腹を思いっきり突ついてた。

そしてもう1人は倒れてしまい

笑っているように見えたがよくみると…

泣いていた。

これって…

私は駆けつけ3人組の男の子にこう叫んだ。

「ちょっとあんたたち何してるのよ、その子、泣いているじゃない!」

すると3人組の男の子は私の方を見てこう言った。

「やっべ生徒会長だ先生に伝わったらまずい逃げるぞ。」

だから私、真紀って。…私…本当はしたくないけれど生徒会長の前でいじめなんて、

まぁ小さい子だからしょうがないよね。

「だっ大丈夫?君?」

と言い

私は倒れているマッシュな髪型の男の子に手を貸す。

するとマッシュな髪型の男の子は、こう言った。

「会長さん?なんで僕のことを庇ってくれたの?だって僕つながる人間じゃないよ。」

「えっと…私、会長って呼ばないで真紀って…それよりつながることができないってどういう意味?」

と私は聞く。

すると倒れているマッシュな髪型の男の子は口を開くとこう言った。

「だって僕、  発達障害だから。」


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