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多分、最後

はじめに

6年目(修士2年)の宮瀬陸です。
以下、自己紹介です。

所属 : 環境科学院 地球圏科学専攻
出身 : 愛知県
趣味 : 漫画、ラジオ、登山
PB
800m : 1’51”63 (2022/6)
1500m : 3’52”22 (2022/7)
5000m  : 14.54.73 (2023/10)
10000m : 31’19”43 (2023/11)

結構多趣味です。フリーテーマだったら適当に趣味の話でもしようかなと思ってました。特に漫画に関してはアメトークの漫画大好き芸人に余裕で出演できるレベルだと思ってます。漫画の話はそのうちたくさんできる日、人と会えることを期待してます。

駅伝トーーク

漫画の話はさておき、今回は駅伝直前特集ということで、駅伝の話をしようと思います。
と、言ってもPBからもわかるように私はだいぶ中距離型ですし、小中高と陸上強豪校に在籍していたわけでもないので、なかなか駅伝に力を入れてきたことがないのが実際です。

北海道大学駅伝

皆さんもご存じかと思いますが、北海道大学駅伝は全日本大学駅伝の北海道支部予選を兼ねています。それもあり、長距離パートとして最も力を入れているレースの1つです。昨年から会場が真駒内公園へと移りましたが、それ以前はモエレ沼公園で行われていました。いずれも開催時期は8月中旬で、いくら北海道といっても暑さの厳しい時期です。ただその厳しい環境も含めて、北海道大学駅伝の魅力であり、乗り越えるべき壁であると私自身感じています。
さて、私の北海道大学駅伝への出走経験は3年目に6区、4年目1区、5年目2区です。どの大会も結果は芳しくなく、自分の無力さを痛感してばかりでした。特に昨年は、チームの結果も含めて非常にショックでした。総合3位だったと言うのもありますが、区間賞も取れず…。たくさんの人がサポートに駆けつけてくれたのにもかかわらず、見どころ一つ作れなかったことを非常に悔しく思いました。終わりの集合時にはとても不甲斐ない気持ちでした。

2021出雲駅伝


やや本題からずれるかもしれませんが、私の(北大の)駅伝史を語る上で欠かせないのが、2021年(私が3年目の時)の出雲駅伝でしょう。その年の出雲駅伝は、前回大会で北海道学連選抜が善戦し、道内で2チームの出場枠を獲得していました。
北大はそのうちの一枠を勝ち取りました。北大史上初の出雲駅伝出場でした。特に選考会での当時のM2の走りは印象的で、他チームとの総合のタイム差やレース状況を見極める冷静さと、必ず枠を勝ち取るという気迫を兼ね備えており、正に最上級生の強さを体現する走りだったと思います。

一方で私の調子は史上最低だったと言えるでしょう。出雲駅伝出走を賭けたチーム内タイムトライアルで調子を落とし、モチベも落とし、基礎練を疎かにした挙句、強度の高い練習で怪我。最悪です。あろうことかそのころ私は主将であり、パート長でした。チームを支えるべき存在が、お荷物状態でした。
ただ出走メンバーの調子は良く、直前の練習でも見たことないような好タイムで走っていました。私は安心しきって、「彼らがうまくやってくれるだろう」と思っていました。いつの間にか、どこか他人事のように出雲駅伝を捉えていました。迎えた出雲駅伝当日、結果は良いものではありませんでした。私のせいなんて言うのはおこがましいですが、チームへ良い影響を与えられなかったことだけは確かです。
駅伝以外にも言えることですが、補欠は正選手のサポートをするのはもちろんですが、正選手の走りに対して厳しい目を向けるべき立場なのだと、今では思っています。

まとめ と 意気込み

駅伝は私にとって敗北の歴史といえます。走っては悔しい思いをするか、悔しいと思える土俵に立つことさえできないのどちらかでした。やめてしまえば楽なのに、やめたらどこか寝覚めが悪いような、それが私にとっての駅伝です。
ただ今回の北海道大学駅伝は相応の準備をしてきました。昨年の冬である程度5000m,10000mの記録を更新し、他大の選手と競うための基盤は作れたと感じています。800mとも今シーズンは道カレで別れを告げ、ロング練を積んでいます。それもこれも、駅伝のようなチームで1つの目標を目指す、それに選手として本気で参加できるのは今年が多分最後なんじゃないかなと思っているからです。来年以降も競技は続けますし、おそらく大学に残ってはいますが、競技面でチームと足並みをそろえて活動するのは厳しいかもしれません。ともかく今年が本当の意味で、本気で取り組む最初で最後の駅伝でしょう。期待して!と力強くは言えないですが(不安もたくさんある)、感情が高まり、思わず応援に力が入ってしまうような走りをしようと思います。

最後に

少し後輩たちへのメッセージ的な意味も込めて、個人的な陸上に対する考えを書いて終わります。最近陸上は精神面が結果に強く反映されるなと、当たり前のことかもしれませんが、そんなことを実感することが増えました。辛いとかマイナスな感情が悪い動きに繋がったり、逆にたくさん練習してきたことが自信になって動きに余裕が出てきたり。感情が行動に反映されるという面はよく注目されています。しかし私は、"行動が感情を作り、さらにその感情が行動に作用する” というプロセスを非常に重要視しています。このプロセスは練習量や練習中の意識、食事管理や生活習慣など自分の行動を発端としているため、比較的コントロールしやすいです。ただ、ここぞという時の力の発揮には非常に強く作用してくれると感じます。
過去の自分の行動が、未来の自分の精神を支えてくれる。別に特別な理論でもないし、新しい考え方でも全くないですが、今一度そんなことを考えながら1つ1つの練習、日々を積み重ねていってほしいなと思います。

最後にうだうだと講釈めいたことを書いてしまい申し訳ありません。
私は駅伝に向けて感情を高めようと思います。

当日の夜、最高の一杯を飲めますように…


謝辞
表紙の写真は駅伝にメンバー入りしている同期のみんな。当日全員出走はかなわないかもしれませんが、ここまで常に互いを刺激しあい、一緒にやってこれたことに感謝します。当日は必ずそろって写真を撮ろうと思います。




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