エッセイ：バイト先に飽きる

ㅤ28日までに本20冊を図書館へ返却しなければならないんで片っ端から手に取る。小説と戯曲の読破は諦めて詩集とエッセイ等を読む。
ㅤ『人生は驚きに充ちている』で中原昌也が秋元康とすき家にブチ切れているのが面白い。そういえばそんなことあったな。AKBがオリンピックの開会式がどうの、すき家のワンオペがどうのこうの......Twitterと変わらないキレっぷりで安心する。なんか爺さん元気だなって、猫でも眺めるような安心がある。
ㅤ最近は別に時事ネタに大して思うことも無くなってしまったな。WBCも結局一秒も見なかった。バイト先で盛り上がっている人も、僕に対しては「興味無いでしょ？」で来るから「見ないですね」で別の話に流れて終わりなんだな。
ㅤ昔はこういうのにいちいち噛み付いていたけれど、最近はなんかもうどうでも良くなってしまったな。ディズニーアイドル野球サッカーアニメソシャゲヤニギャンブルドラッグ風俗大いに結構。皆勝手にすれば良いんだ、勝手に。
ㅤ今のバイト先の人は普通に良い人ばかりだからあんまり面白みがないんだな。以前浅草を散歩した時に見た豚を放し飼いしているおばちゃんだとか、ペットショップの鳥と口笛で会話する爺さんとか、そういう人と接したいのだけれど。安アパート探してみようかな、真面目に。